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ワイヤレスハートチャイルド



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【この小説が収録されている参考書籍】
ワイヤレスハートチャイルド (徳間デュアル文庫)

ワイヤレスハートチャイルドの評価: 3.67/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

こんな推理

ちょっとSFがかったミステリ。
 日常の謎系の話で、寮に現れる幽霊の正体、ロボットと人間の行き違いの原因などが、名探偵によって解き明かされる。
 ただ、いずれも強引すぎるというか、無理矢理こじつけたような解決であり、かなり不満が残った。
 人物造形が独特で、主人公である青年、名探偵、ヒロインたる少女、友人たちのいずれもが嫌な性格をしている。読者の感情移入を拒絶するような描き方だ。しかし、そこにリアリティがあり、小説としての魅力を感じさせられた。
ワイヤレスハートチャイルド (徳間デュアル文庫)Amazon書評・レビュー:ワイヤレスハートチャイルド (徳間デュアル文庫)より
4199050884
No.2:
(3pt)

あっさりしたミステリ……?

ネタバレになるので詳細は書きませんが、ミステリとしては一点NGな点が見られました。
が、そこがこの作品の肝でもあるので、これを指摘するのは野暮なのでしょうか…………。
それを除けば、読みやすく淡々とした形のストーリーですね。
170ページほどなので、少々ボリューム不足な感じもしました。
キャラクターは魅力的なので、もっと見せ場がほしかったです。
全体的にほんわか、まったりしているので、さらっと読めますよ。
ワイヤレスハートチャイルド (徳間デュアル文庫)Amazon書評・レビュー:ワイヤレスハートチャイルド (徳間デュアル文庫)より
4199050884
No.1:
(5pt)

三雲岳斗の最高傑作/僭越ながら絶賛を

喫茶「織葉庵」の面々――アルバイト店主の宮城、古参のアンドロイド従業員なつみさん、常連客の氷上秋水先輩・・・――を描いた青春SFミステリー。忘れ難い味わいの作品です。
 凶悪・明白な刑事犯罪が起きる訳ではないので、ほのぼの路線の「コージーミステリ」かと思わせるかもしれませんが、その実はとても重く、深く、鮮烈です。SFとしても(例えばロボット・テーマとして)充分に読みごたえがあります。
 そして何より、純粋に小説として素晴しいです。これほどの小説を、私は近年読んだことがありません。短い(200p未満。ノヴェラです)ながらも、才人・三雲岳斗の最高傑作だと思います。

 三雲岳斗のファンは、おそらく
(1)電撃文庫や角川スニーカー文庫のライトノベル作品を愛読している人
(2)「M.G.H」や「聖遺の天使」などのハードカバーを愛読している人
に大別されると私は推測しています。そして、ファンの層が二極分化しているが故に(どちらの好みからも多少外れた)この「ワイヤレスハートチャイルド」はマイナーなのでしょう。しかし私はどちらの方々にも自信を持って本作をお奨めします。(1)の方には「たまには単発もいいですよ」、(2)の方には「表紙に騙されるな!」という言葉と共に。

ワイヤレスハートチャイルド (徳間デュアル文庫)Amazon書評・レビュー:ワイヤレスハートチャイルド (徳間デュアル文庫)より
4199050884

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