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さらわれたい女
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さらわれたい女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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狂言誘拐の依頼を受けた便利屋が、念入りなプランのもとに、ラッキーにも、大金を手に入れることができた。成功で終えるはずだった計画が、思わぬ方向へと話しが展開する。殺人事件まで発展する前半部分は、面白く読み進めることができました。 しかし、後半に入ってからの殺人事件の真相、真犯人の追及部分は、かなりがっかりさせる内容でした。淡々と進められていく話しに、盛り上がりもなく、わくわくする気持ちが湧いてこなかった。もっと、読み手の想定を越えたシナリオを、描いてもらいたかった。 次に読む『女王様と私』に期待します。 | ||||
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先に映画を観て、あまりの面白さに惹き込まれ、原作を読んでみたのだけど、結構違う。 違うことが問題なのではなくて、この原作には映画の持っているスピード感や人物を重層的に捉える深みがない。 謎が解かれるだけのラストというのも物足りない。 佐緒里という女がこの小説ではただの犯罪指向の女なのだが、映画においてはアンニュイな魅力を持つファムファタルに書き換えられている。 そして便利屋の男が佐緒里に惚れておいてから裏切られることで、佐緒里を巡る三角関係としてミステリーが展開し、新しいラストが生み出されている。 ミステリー小説的な謎をどうといていくかという所はかなり省略されており、そのことで話が二転三転するたびに驚きをもって展開していく、このスピード感をもって構成された映画はなかなかお目にかかれない。 というわけでこの原作よりは断然映画をおススメする。 | ||||
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たまたま立ち寄った本屋のポップにつられて、気持ちよく騙してもらおうじゃないかとワクワクしながら読み始めたが、期待が大き過ぎたのか、結果は星2つ。 誘拐が起こって現金をせしめるまでは面白かったんだけど、そのあとは主人公のマヌケさばかりが目立つ展開。伝言ダイヤルやダイヤルQ2を駆使して警察の裏をかいた主人公なら、もっと早く真相に気づいても良さそうなもんだ。 | ||||
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話しは、 狂言誘拐に加担した“何でも屋”が、殺人事件に巻き込まれるという、どこかでみたこと在るストーリー。 しかし、星2つと言っても『“葉桜の季節〜”に比べたら』という意味で、 コレ単体だけで言えば読みやすかったし、一人称と三人称を織り交ぜ、軽い叙述トリックもあり、『世界の終わり、あるいは始まり』のようなある種、“夢オチ”みたいな結末でもないし、そんなに悪い小説ではなかった。 でも、やはり歌野晶午は『葉桜の季節に君を想うということ』だと思う。 どうしたってコレと比べてしまう。ある意味、葉桜を超えた作品をみたいがために小説を読んでるようなものだ。 その作者が書いた小説にしては、物足りなさは残る。 | ||||
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