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さらわれたい女
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さらわれたい女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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探偵役が最後に関係者一同を集めて真相を解き明かす…といったタイプのミステリでもなければ、刑事が靴底をすり減らして地道に捜査してアリバイを崩し、崖の上で犯人を説得する…というタイプでもありません。が、意外な展開の連続で最後まで一気に読ませます。主人公の「俺」がなかなかカッコ悪くてカッコいい。 | ||||
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狂言誘拐の依頼を受けた便利屋が、念入りなプランのもとに、ラッキーにも、大金を手に入れることができた。成功で終えるはずだった計画が、思わぬ方向へと話しが展開する。殺人事件まで発展する前半部分は、面白く読み進めることができました。 しかし、後半に入ってからの殺人事件の真相、真犯人の追及部分は、かなりがっかりさせる内容でした。淡々と進められていく話しに、盛り上がりもなく、わくわくする気持ちが湧いてこなかった。もっと、読み手の想定を越えたシナリオを、描いてもらいたかった。 次に読む『女王様と私』に期待します。 | ||||
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プロットはさすが歌野晶午というかんじの、練りに練られたものだった。 一方、描写や小説部分は少し荒い感じが否めない。 が、著者ファンなら買っても後悔しない出来。 | ||||
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先に映画を観て、あまりの面白さに惹き込まれ、原作を読んでみたのだけど、結構違う。 違うことが問題なのではなくて、この原作には映画の持っているスピード感や人物を重層的に捉える深みがない。 謎が解かれるだけのラストというのも物足りない。 佐緒里という女がこの小説ではただの犯罪指向の女なのだが、映画においてはアンニュイな魅力を持つファムファタルに書き換えられている。 そして便利屋の男が佐緒里に惚れておいてから裏切られることで、佐緒里を巡る三角関係としてミステリーが展開し、新しいラストが生み出されている。 ミステリー小説的な謎をどうといていくかという所はかなり省略されており、そのことで話が二転三転するたびに驚きをもって展開していく、このスピード感をもって構成された映画はなかなかお目にかかれない。 というわけでこの原作よりは断然映画をおススメする。 | ||||
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たまたま立ち寄った本屋のポップにつられて、気持ちよく騙してもらおうじゃないかとワクワクしながら読み始めたが、期待が大き過ぎたのか、結果は星2つ。 誘拐が起こって現金をせしめるまでは面白かったんだけど、そのあとは主人公のマヌケさばかりが目立つ展開。伝言ダイヤルやダイヤルQ2を駆使して警察の裏をかいた主人公なら、もっと早く真相に気づいても良さそうなもんだ。 | ||||
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被害者側の目線、犯人側の目線と交代でストーリー展開します。両者の心の動きがリアルに伝わりその中で思いがけない恐ろしい展開に広がっていきます。 人間の欲望を生々しく描かれている本だと思います。 | ||||
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可もなく不可もなく。。。 特筆すべき事もないぐらい私にとっては普通な感じでしたが、読んだ記録としてレビューを残しておこうと思います。 しいて言うならグロい!! グロいの苦手なんで読んでてあまり気分が良くなかったです。 | ||||
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この人の作品は、いつも深い感動や感銘はないけど、単純にエンターテイメントとしては確実に楽しめる。今回もハラハラドキドキしてページをめくる手が止まりませんでした。 | ||||
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個人的に歌野作品の中でもお気に入りのこの著書。 ただの誘拐で終わらない、次々と展開されるストーリーに気がつくと引き込まれてしまいます。 なによりもさくさく読めてしまう爽快感がたまりません。長い間同じ場面で悶々とするようなこともなく颯爽と物語は進行します。 そして突然現れる奇妙な場面。すべてがうまくいっていた、成功したはずの誘拐が突如崩れていく様は誘拐犯同様戸惑いを隠せませんでした。 利用していたはずの立場が逆転し…そして明かされる結末への道のりは驚きの連続でした。 同じ誘拐をテーマにした「ガラス張りの誘拐」もオススメです。個人的にはこの「さらわれたい女」のほうがインパクトが強かったのですべて読むつもりの方はそちらを先に読んでから、この作品を読むのをお勧めします。 | ||||
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本書と映画化もされた東野圭吾の「ゲームの名は誘拐」を合わせて読んで頂きたい。これが殆ど同じプロットなのだ!もちろん、歌野氏の本書の方がずっと先に出版されているので東野氏が言葉は悪いがパクってしまったのか・・・・はたまた歌野氏のあとにこれまた偶然殆ど同じような話を思いついて書いてしまったのか・・・。しかし誘拐というネタでここまでストーリーとアイデアとプロットとオチが同じになってしまうことがあるんですねえ・・・・。 個人的には東野圭吾の「ゲームの名は誘拐」を先に読んでしまっていたので、オチとかまさかこれと同じじゃないよな・・・アレ一緒だとか思いながら読んでしまったが、それでも歌野氏の本書の方が展開がスピーディーで優れていると感じた。 | ||||
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“意外な展開”が繰り返され、次がどうなるか分からないまま、最後まで一気に読みました。楽しかったです。 | ||||
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話しは、 狂言誘拐に加担した“何でも屋”が、殺人事件に巻き込まれるという、どこかでみたこと在るストーリー。 しかし、星2つと言っても『“葉桜の季節〜”に比べたら』という意味で、 コレ単体だけで言えば読みやすかったし、一人称と三人称を織り交ぜ、軽い叙述トリックもあり、『世界の終わり、あるいは始まり』のようなある種、“夢オチ”みたいな結末でもないし、そんなに悪い小説ではなかった。 でも、やはり歌野晶午は『葉桜の季節に君を想うということ』だと思う。 どうしたってコレと比べてしまう。ある意味、葉桜を超えた作品をみたいがために小説を読んでるようなものだ。 その作者が書いた小説にしては、物足りなさは残る。 | ||||
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狂言誘拐の依頼を受けた便利屋。見事に任務を遂行するのだが、依頼人の女性が待っている部屋でその女性が殺害されているのを発見する。誘拐の手口もよく考えられていたし、女性殺害の真相もうまく伏線が張られていて納得できるものだったので、おもしろくて最後まで一気に読めた。物語の中心人物である便利屋の慎重でしつこい性格も好感がもてるものだった。伝言ダイヤルとかダイヤルQ2とか、2010年ではあまり見かけないものが使用されているのだが、今読んでも特に違和感がなかった。 | ||||
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おもしろい!!!後半は怒涛の展開で一気に読めました全然予想出来なかったですセリフ回しや比喩が都会的?なのかな?私はかっこいいと思いました!表紙だけ見て友達に「官能小説?」と疑われましたけど(笑)気になる人はブックカバーをつけましょう!! | ||||
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一気に読んでしまいました。 おもしろい。 なんで? 何故そうなった??? と。 こういうスピード感のある小説、好きです。 | ||||
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1992年にカドカワノベルズから出たものの文庫化。 誘拐をテーマとしたミステリである。しかし、強烈なひねりが加えてあって、どんでん返しが何度もやってくる。予想以上に楽しめる一冊であった。 著者が初期の正統な本格ものから転換しつつあった時期の作品。これが上手く成功して最近の傑作群につながるわけだが…。あるいは同じ著者の『ガラス張りの誘拐』と比較しながら読んだりしても楽しいかも知れない。 2006年には角川文庫版も出ている。 | ||||
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初めはバカバカしい理由の狂言誘拐から始まる。 それが殺人事件へと・・・。 なぜ?と言う思いからどんどん読み進みました。 引き込まれた。 | ||||
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分不相応なことを書きますが、この人の筆力の成長具合を測りたくって デビュー作から読み続けています。この作業を通じて学んだことは「継続は力なり」という 古来から言われる戒めであります。つまり歌野氏の作品はStep by Stepによいものになっているということです。 デビュー作のつまらなさを理由にこの人の本を読むのをやめにしないでよかったな、と思っています。 すみませんとてもエラそうで。 | ||||
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さえない便利屋が、美しい人妻から夫の愛を確かめるために、自分を誘拐して欲しいと頼れ、まんまと大金をせしめ、狂言誘拐は、成功したはずだったのだが・・・。 単なる誘拐物で終わらないところが、この作者らしいところです。 ちょっと前の事なのに、小道具として使われている、ダイヤルQ2やポケットベルが懐かしい。 | ||||
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歌野氏の作品は初めてです。タイトルが面白そうだったので読んでみようと思ったのですが、これが読み始めると止まらなく成ってしまい一気読みしてしまいました。 本作品は90年代のものだそうで、確かに電子機器に関する表現は今思えば古いのですが、その時代に照らし合わせて読めば、これほど面白いものは無いと言う感じでした。 最後の警察との取引に関する表現は、小説ならではの表現でアメリカ社会なら充分納得出来ますが、果たして日本では?と感じてしまい☆四つにしました。 | ||||
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