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極北クレイマー
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極北クレイマーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.54pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全70件 41~60 3/4ページ
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医療事故、産科医療の問題に鋭くメスを入れています。事故か?過失か?現実世界の問題としても非常に考えさせる問題です。最後の最後で「ブラックペアン」の世羅先生が登場します。なんだかパート'Uの予感のする終わり方ですよね。「ジーンワルツ」の清川先生も登場し今後の展開が楽しみです 外科医 須磨久善 | ||||
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他のレビューとは違った面から、感想を述べると。。。 道産子として、本を読んでいて違和感があった。まず、方言。次に地理。 北海道を舞台にしている以上、もう少しマシな北海道弁で会話してほしかった。 地理は、極北という架空の地名で物語を進める中で、現実の町が出てくる。しかも具体的な距離間を使って物語を進めてしまうので、架空の地名がどこにあるのか。というのが無意識のうちに描いてしまう。そこに矛盾があるものだから、違和感を抱いたまま読み進んでしまう。せめて全部の地名を架空で通してほしかった。 | ||||
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今までの海堂氏の作品を読んできた人なら 思わずニヤリとしてしまうシーンが多々。 うーん…これがあるから 海堂氏の作品はやめられないw ストーリーは例によって 現在の医療現場の問題を描いてて ああ、あの話なのだなぁ…とすぐに気付きます。 最後はちょっと物足りない感があったけど お馴染みのメンバーが後半どんどん出てくるので なんか嬉しくなってしまった。 個人的には姫宮嬢にもう少し活躍してほしかったかな? でも、いつものドジさが全然なくって ちょっとびっくりしたけど(笑) あの妙な謎の医療ジャーナリストってのは やっぱり螺鈿迷宮のあの人なんでしょうか? そんなことを考えながら読むのも やっぱり海堂作品の楽しさ。 また全部通して読み直してみたいなぁ… | ||||
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現実の問題をベースに地方医療の崩壊と司法の横暴、官僚の無策・無責任を訴えた作品。中途半端という意見が多いが、福島事件がおき無罪が確定したこと、夕張市が破綻して、市民病院再生のプロを送り込んだが失敗したことは周知の事実なので、わざわざ付け加える必要はないと思います.今回はAIには全く触れず、医療崩壊という問題にしぼって、その実情をうったえたいという作者の切実な思いが、独特のユーモアのある文体で.綴られています.最後の世良医師に言葉は作者の希望なのでしょう。医療関係者として、日々、この惨状を訴えようとしてもせいぜいネットに愚痴をこぼすことしかできないものが多い中で、多くの人々にメッセージを発信し続ける海堂氏の姿勢に頭の下がる思いです。 | ||||
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前作になるのか、『イノセント・ゲリラの祝祭』では、作者の意見を登場人物が述べているだけのようで、物語として読むのが少々苦痛にも感じたけれど、この『極北クレイマー』は滑らかにページが進んだ。 『イノセント〜』『ジーンワルツ』で触れられていた三枝先生の事件について、気になっていたので全貌を知ることができて個人的には嬉しかった。 しかし、病院、患者に対して真摯に対応してきた三枝医師に対しての、報道後の患者の対応や世間の意見は、読んでいて本当に辛かった。 でも同じような、医療ミス関連のニュースをテレビで見ている自分が、彼らと同じではないと言えるのか、それを考えると自分には何も言う資格はないと思ってしまう。 病院の経営悪化にしても、公金使い込みなどで正常に金が流れず、一部の人間が他者を蔑にして権利を貪っているのを見ると、現実でも同じようなことが(公にされない部分でも)沢山あるのだろうし、それによって辛酸を嘗めさせられた人を思うと悔しくてたまらなくなる。 こんな感情も、作者の本を読むようになり、それが色々考えるきっかけになったので、今までのサスペンステイストを求めている読者には物足りないかもしれないが、十分に読む価値のある本だと思う。 | ||||
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すぐにでも映画かドラマにできそうなストーリー展開。 軽いせりふの飛び交う場面も出てくるが、扱っているテーマは、医療過誤、公立病院経営、地方都市の財政破綻といった最近流行の重いテーマばかり。考えさせられます。 | ||||
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最終章直前までは地域医療の抱える問題を今中先生の日常という視点から見せられて本当に面白かったです。 問題なのはラスト。…というかコレは本当にラストなのだろうか?シリーズ1章という位置付けなら理解できます。 500ページの本を400ページ目でぶったぎって発売したような終わりです。起承はあるが転結がない。ここから三枝先生を救うというクライマックスがあってよかったはずです。 海堂作品の大ファンですが、これ単品だと肩すかしをくらうと思います。話には星4つ、ラストに星2つ、平均して星3つです。 | ||||
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地域医療に関わる者として、感想を述べる。 福島県立大野病院の事件や、夕張市の破綻など、現実に起きた問題を題材にして地域医療の行く末を問題提起した作品である。 結末があまりに中途半端だと他のレビューで書かれているが、あえて作者の意図を深読みするとその答えがみえてくるのではないか。現実の事例をもとに展開する海堂ワールドに、地域医療の結末は描かれていない。 「法の論理がすべてに優先する世界」であっても瀕死の医療現場が「治療」されることを、作者は願っているのだろう。 刻一刻と浸水する泥船に、心底不安だがもう少しだけ乗っていようと思った。 | ||||
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現職の医師が書く、地方の医療問題と産婦人科問題を題材とした本 内容は、地方の市民病院に送り込まれた大学の医者が、地方医療の 問題と、産婦人科医療の課題にぶつかる内容です。 まずは第一部として、地方医療の問題として大学の医師が地方に来て いろいろな目に遭うのですが、それを海堂流に面白く描写しています。 その中でも、後の伏線となる、産婦人科の話と、赤字の垂れ流しの 問題を扱っています。 後半第2部では、その産婦人科の問題が火を噴き、現実と同じように 医者が手錠をはめられ連行されてゆきます。地方の病院ならではの 赤字問題、そして施設の古さや医者不足による患者離れ、さらに 産婦人科医逮捕による悪い風評と3重苦を負わされ、大学から 来た医師の視線で語ってゆきます。 もともと雑誌にのっていたこの小説を本にしているせいか、章ごとに ぶつ切れ感が強く残ります。海堂シリーズの登場人物としては、 姫宮ぐらいしか登場せず、また、前後関係もぐちゃぐちゃなのは 雑誌で読む分には良いのかもしれませんが、本で続けて読む分には すこしよみずらいです。 フィクションとは言え、このような暗い話題をユーモアを交えながら 明るく書いてゆくのは、この著者の特質でとても良いのではないかと 思います。結論が尻切れトンボだったり、前後がめちゃくちゃでは ありますが、それなりに面白い作品なのでよいのではないかと思います。 | ||||
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新聞の書評で褒めてあったので読んでみたが、書評だおれ。中盤良いところもあったが、終盤はドタバタで終わっている。 | ||||
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財政破綻が囁かれる北海道極北市民病院へ非常勤として赴任した今中良夫は外科医八年目だが,医局の本流にはいない。赴任した日に事務長の平松から,病院の挨拶回りでひどい旧弊の残った病棟を目の当たりにしたあげく,肝心の院長への紹介はなされずじまいであった・・・ バチスタシリーズの番外編・・・もう幾つ目になるのも忘れたが,地方病院へスポットを当てた話である。また,チョロチョロとシリーズでおなじみの人物が登場するが,単体でも読める本である。ただし,読んでから時間が経つからかどうしても,姫宮のキャラクターが以前の本とギャップを感じられて仕方がなかった。(本筋ではどうでもいいことだが・・・)医療の話とは市民生活にとって切り離せないと同時に,何事も対岸の火事としてしか認識していない自分を改めて反省するなど考えさせられた本であった。 | ||||
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登場人物のキャラクターがベタで読んでいて笑える。こんなアホなおっさんいるなー、とか滑稽な人など。自分はもう少しましな人間だと思っているので高見見物しているようで面白い。だが気付かないうちに自分自身が社会でクレイマーになってしまってるのではないかと読んだあと寒くなった。文句の多いクレイマー。嫌だ、嫌だ。ストーリーの展開がとてもよかった。先を読みたくなり一気に読める。姫宮という登場人物の本当の役割がなんだったんだろうと余韻が残った。次の作品が待ちどうしい。 | ||||
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実際にモデルの病院があると知り愕然とした。 患者の未収金が2億円もあるなんて、 病院では医療費は支払わなければ帰宅できないのでは? どうやってそんなことができるのか? 今まで「謙虚でおとなしい」と称賛されていた日本人の真の姿は、 医療現場では個々に主張し自分の内を守る、 これらのクレーマーなのかもしれない。 著者は医療サスペンスのスタイルを取りながらも、 実は崩壊した日本人のモラルを取り戻すことを提言しているのかもしれない。 | ||||
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全体的に、期待していた姫宮の活躍が少ない、 速水先生の関わりもほんのちょっと、 忘れた頃に世良先生。 いつもながらリンクのさせ方が上手な海堂ワールドですが、 「バチスタ」や「ジェネラル」で、 海堂尊の医療ミステリーにはまった人にとっては 肩すかし感が強い作品になりました。 でも地域医療の根深い問題が この作品によってより深く理解できた。 疲れ切った三枝先生が、 バチスタ事件のニュースを見ながら 「私も、コイツと同じように扱われるんだろうか」 とつぶやいたシーンには、涙が出てしまった。 三枝先生の頑張りに星四つ。 | ||||
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また医療問題の提起があり読み応えがあると同時に小説としても おもしろかったです。 磁場が狂った場所としての設定が面白い。 キャラクターも非常にユニークでワールド炸裂で お薦めです。 | ||||
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バチスタといえば今や心臓外科バチスタ先生よりも海堂氏のことが真っ先にあがるであろう。それくらいインパクトがある作品でした。その後の一連の作品は医療問題をうまく盛り込みながら連載フィクション小説として完成された感があります。しかしながら最近の作品は登場人物の思いや発言に自分の医療に対する主張を写し込み過ぎているのではないでしょうか?文脈を介さなければ論説文のようです。 今回は作品の結末も今ひとつしっくりしませんでした。 | ||||
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これまでの著者の作品と同様、謎解きの面白さと、医療問題への鋭い指摘 を が期待して読みましたが、産婦人科の医療事故逮捕・地方自治体の破綻と市民病院の惨状・医療業務機能評価機構の問題 と取り上げたテーマが多すぎるのか、切れ味の鋭さに欠けるように思えた。 他作品のストーリーとのからみ とかもちょっと中途半端な気もして。(忘れちゃってる分もある) 登場人物の愛すべきキャラは健在で、最終章に語られる「地獄の逸話」のくだりが印象的だったので3点にしました。 | ||||
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確かに海堂さんが書かれているのは現場からの実直な意見であり、医師から見た現状なんだと思います。 前作、『イノセント・ゲリラの祝祭』も、そうでしたよね。 『チーム・バチスタの栄光』『ナイチンゲールの沈黙』『ジェネラル・ルージュの凱旋』『ブラックペアン1988』までのミステリー色の濃い作品が私は好きでした。 この作品、まず今坂のキャラクターが伝わりにくい。 姫宮が出てきてピオ退治するシーンは、なかなか面白く、彼女の大活躍に大満足だったのですが、それも尻つぼみで撤退。 腐敗した市民病院の現状はリアルに描かれているのですが、三枝医師の逮捕、病院再建への解決策が見出されないまま話自体も尻つぼみで中途半端。 最後に救世主として現れた世良先生。 こんなキャラでした? それにこれがこの物語の結末だとしたら、お粗末すぎ…。 不完全燃焼のまま終わった感じです。 いつもの通り、あちらで見かけた人、こちらで見かけた人が登場します。 でも、この作品ぐらいから、なんだかそれさえしていればファンは読んでくれるだろう、満足してくれるだろうといった感じがしてしまいました。 とても残念です。 作者の思いと、読者の思いがすれ違ってしまっているのでしょうか。 | ||||
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面白いと思います。姫宮のキャラクターも立ってきたし・・・ただ、シリーズ全部読まなきゃ、面白くないと思います。 | ||||
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ファンの方のレビューでは涙物の作品の様ですが、以外の方には読むに値しません。 半分までは問題が発生し解決の兆しが見え、なんとなく解決しテンポ良く進みますが、後半は尻窄み作品特有の恐怖が襲います。このページ数で全ての問題を解決出来る訳が無いと確信した時、心の底から怒りが混み上げてきて、そのまま終ります。本当に中途半端です。後半は内容と残りページを必ず比較するはずです。400ページ以上読ませておいてコレかよと思わずにはいられません。 個性有る登場人物の面々の活躍や変化、日本が抱える地方医療の問題、中央が絶対的な世の中の提示等、読み応えのある部分も確にあります。しかし何も解決しないで終る後半は、ファン以外の方には本当に涙ものです。物凄い脱力感が襲います。又悪役の女と監察医が登場すると、一気に作品としてのレベルが下がります。狙いすぎで狙いを外しているB級ドラマの様で、かなりクールダウンします。最後の救世主の登場も、ファンの方には悲鳴物の様ですが、以外の方には共感度ゼロで時既に遅しといった感じです。 海堂作品を一つ読んだだけで何が分かるんだとファンの方は言われるでしょうが、ファン以外の人間の率直な意見です。 | ||||
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