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特急「にちりん」の殺意



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特急「にちりん」の殺意の評価: 4.67/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(5pt)

ヨコカルとは、横川,軽井沢間の碓氷峠を越える区間

短編四話。

標題(収蔵単行本名)
殺意を運ぶ列車(空白の時刻表 西村京太郎自選集3)
ヨコカル11.2キロの殺意(十津川警部捜査行 愛と哀しみの信州)
神話の国の殺人(JR周遊殺人事件、十津川警部の休日)
特急「にちりん」の殺意

で,重連で超えたので有名。
「にちりん」は、殺意があやふやなところが短編らしい。
特急「にちりん」の殺意 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:特急「にちりん」の殺意 (講談社ノベルス)より
4061813897
No.2:
(4pt)

舞台もストーリーも多様な短編集

・ダイイングメッセージ元に十津川&亀井コンビが予讃線へと赴く
「殺意を運ぶ列車」。

・今は亡き信越本線横川−軽井沢間を舞台に起きたトリックに亀井刑事が
 単身挑む「ヨコカル11.2キロの殺意」。

・高千穂での殺人事件が東京で起きた別の事件とリンクする中で、十津川警部に
 苦悩が迫る「神話の国の殺人」。

・そして表題作である「特急にちりんの殺意」。

 以上計4編を収録した十津川警部ものの短編集です。
短編集とは言えども伏線を幾重にも引き、「なるほど!」と思わせるトリックの
巧妙さは健在です。
また、各地の描写も細かくトラベルミステリーとしての魅力もしっかりと
持った一冊です。
特急「にちりん」の殺意 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:特急「にちりん」の殺意 (講談社ノベルス)より
4061813897
No.1:
(5pt)

小さな旅 4選

鉄道と大きな関わりを持つ、4編のトラベルミステリーが収録されている。いずれも、十津川警部や亀井刑事が、現場の列車に乗り、事件解明の鍵をつかむという、旅情満点かつキレの良い作品群である。

「殺意を運ぶ列車」は、早朝の東京で起こった殺人事件の解決のため、警部が四国のとあるローカル線へ向かう。山間の、のどかな風情のなか、事件がスリリングに展開する。

「ヨコカル11.2キロの殺意」は、今はなき信越本線、横川−軽井沢間を走る特急列車内での殺人事件である。別荘地へ向かう容疑者の、どこか悠然とした態度に謎が膨らみ、早く先を読みたくなる。

「神話の国の殺人」は、九州の高千穂を舞台としている。天の岩戸や夜神楽といった地名や行事に、神秘的なムードが漂う作品である。高千穂の夜闇のなか、事件が起こり、そして警部がひらめく。

そして表題作「特急「にちりん」の殺意」は、にちりん号のグリーン車での出来事を、十津川警部が鋭く解明する。警部の観察眼、ひらめきには、亀井刑事も読者も脱帽するばかりである。
特急「にちりん」の殺意 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:特急「にちりん」の殺意 (講談社ノベルス)より
4061813897

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