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ブリザードの死闘



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【この小説が収録されている参考書籍】
ブリザードの死闘 (新潮文庫)

ブリザードの死闘の評価: 4.50/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

イングランドの作家が書いた、アルゼンチンの愛国者の物語。

フォークランド紛争で、巡洋艦ベルグラーノは、原潜コンカラーに無警告で撃沈された。アルゼンチンの愛国者たちは原潜コンカラーを爆破し、一矢報いようとする。国際法上は私戦であり、テロ行為であるが、作者はアルゼンチンのテロリストを、必ずしも悪人に描いていない。 ユニークな冒険小説。必見!
追記。
巡洋艦ベルグラーノの前身は、米軽巡洋艦フェニックス。その名に恥じない、強運の不沈艦。真珠湾攻撃から、レイテ海戦にいたるまで、ありとあらゆる海戦で生き延びた。日本海軍ならば、駆逐艦雪風に匹敵する不沈艦。
戦後すぐにアルゼンチンに売却されて、改名したのが運の尽き。フォークランド紛争で原潜コンカラーに撃沈されて、人類史上初めて、原潜に実戦で撃沈された軍艦として、海戦の歴史に汚名を遺した。コンカラーは1982年の時点で、最新鋭の英原潜ではなかった。1982年の最新鋭原潜ならば、スイフトシュア級である。原潜でロートル巡洋艦を撃沈するのは、卑怯だと思うかもしれないが、ベルグラーノ撃沈に投入したのは、旧式な直進魚雷マーク8で、日本海軍の酸素魚雷にも劣る、第1次世界大戦の骨董品の空気魚雷。 年代物の水上艦攻撃には、骨董品で十分だ。(笑)ギャグではない、実話である。同時に、人類史上最も南極に近い海域で行われた。海戦でもある。この作品は必見です。
ブリザードの死闘 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ブリザードの死闘 (新潮文庫)より
4102341013
No.1:
(4pt)

アルゼンティーナの心意気を学ぶ

コンカラーは実在する原潜です。
アルゼンチンとは、偶然だが「ステルス鑑カニンガム出撃」でも出てきたな。
この本ではアルゼンチン人の事をアルセンティーナと表現している。
それは、民族を表現するのに不可欠な言葉なのです。
アルセンティーナの気質を知るには格好の入門書です。
潜水艦の本というよりは、アルセンティーナの本ですね。
奥が深いですよ。
ブリザードの死闘 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ブリザードの死闘 (新潮文庫)より
4102341013

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