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殺人勤務医
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殺人勤務医の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全38件 21~38 2/2ページ
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ストーリー的に、母親に虐待された子供が医者になり、悪と対峙するというのは少し無理があるかも。 加えて、何となく映画の「ソウ」に似た展開という感じがしました。 読み終えた後、残尿感がありましたが、末尾の作者の解説の読み、すっきりしました。 | ||||
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無関心に勝る罪悪はない。 人は頭を空っぽにして隣人やペット、はたまた弱い者を悪意のない善意で視ない様にする。 主人公は、私刑を淡々とこなしていき、自分を養護する事はしない。 生まれたときからの殺人者と自覚しているので、ミステリーではなく、純粋なホラーとして楽しめる。 故に私は人間の心の闇よりはこの作品は怖くないのだがホラーである事には賛辞を送りたい。 | ||||
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大好きな粘膜シリーズを購入するたびに、Kindleにしつこくオススメされたので、気が乗らないが仕方なく購入。嫌な予感は的中し、やはりつまらなかった。 この手の小説で重要なのは、主人公のおどろおどろしい殺人や方法、その背景となるキャラクター。あるいは凄惨な描写だと思うのだけど、この小説はそれらをすべて満たしていない。 まず自称歴史的な連続快楽殺人犯の主人公からしてしょぼい。その歴史的と称する理由が人工中絶専門の産婦人科医なんだからなんだもの。アンチヒーローとしての存在感が説得力が無さすぎる。 そしてそんなしょぼいやつなので、殺し方も餓死とか首吊りとか超地味。たまたまモデル美女が注文した料理を残しまくったた場に居合わせた主人公が美女を拉致して何をするかと思えば、はだかにひんむいて何をするかと思えば、ただひたすら絶食させて、その前でひたすら、美味しくご飯を食べるだけ。なんか他にもやるべきことがあるでしょ。他にもいろいろあるけど基本的に描写が浅い。 飴村行さんの「粘膜」シリーズを購入した人に、こんな本買っていますとオススメされてしまうのがしゃくにさわるので、率直な意見を書きました。 | ||||
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読み手を変に煽ろうとしてこない分怖かったです。 主人公の口調が好きでした。 繰り返しの表現が多かったですが、それを含めて個人的にはいいテンポになっていたと思います。 内容が内容なので何度も読み返したくなるような作品ではありませんが・・・汗 | ||||
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この著者の作品は「自由殺人」から読み始めたため今冊で2冊目だが・・・一気に読ませるのがうまい。 表現がそこまで凝っていないため、サクサクと読める。読みやすさは東野圭吾あたりと似ているなぁと思った。 テーマは「中絶」 法的な大量殺人者が法外の殺人も行う。 しかし彼は善良な性格。特に理由があるというわけではなく、ただ殺したいから殺している。シンプル。 各国の中絶の歴史についても書かれているので、中絶という単語を知っているだけの方には一読して頂きたい。 ただ、彼が性的な目的で拷問するわけではないということは二回目以降でわかるのだが、毎回「性的な目的ではなく〜」と書いてあるので、蛇足だなぁと感じた。 | ||||
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法的な見地では無く、あくまで自分の価値観において「許せない罪」を犯した者達を監禁して惨殺していく堕胎専門医。その点はある意味で爽快であり、様々な殺し方もとても興味深い。しかし、主人公の「カリスマ殺人鬼」としての魅了が少々乏しい感じがします。そう、あの「ハンニバル・レクター」の如く重厚で濃密なバックボーンがあれば、さらにこの物語は魅力を増したのかもしれません。主人公に対しての描写が軽薄な感じがしイマイチ共感が出来ず仕舞でした。。 しかしながら、構成力、そしてラストの実の母親の告白はとても見事だとも感じ、読感は結構爽やかでした。 お勧めです! | ||||
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小説とはいえ殺人鬼に心を惹かれたのは初めてです。 医者としてのソフトさも殺人鬼としての異常さも人間くさいからかもしれません。 いつか破滅はするのだと思いながらも狡猾さがなく、気持ちの従うままに生きてる殺人鬼。 今まで読んだ本の中で一番好きな人物です。 | ||||
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ジャンルもそうだし、もうタイトルからしてその匂いはきついんだけど、殺害、殺害、、ってシーンは、自分は目を背け気味に読み飛ばしちゃいました。 連続殺人ですね。 ライトなホラーファンとしてはしんどかったです。 だが、ホラーとして読書する以外にも、中絶について考えさせられたり、 数ヵ所に差し込まれている中絶についての歴史。これもただただホラーとして突っ走らないという雰囲気を感じ、良かったです。 最後にエピローグで主人公が自分を俯瞰し語っている事でも、安心を感じれました。 主人公に投影は出来ないなぁ。。 | ||||
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これは大石圭作品の中でも一、ニを争う傑作です。ただホラー物というより大藪春彦の描くバイオレンス美学物に近い感じがします。 | ||||
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素直に面白かったです。 描写が素晴らしくて読みごたえあったと思います。 日常生活と殺人鬼の ギャップが強くて、見事にのめり込みました。 殺人の仕方が統一されていなくて、被害者は新しい殺され方をされていきます。だからこそ先の読めない恐ろさがあるのかもしれません。 こういう殺人とかが 苦手な人には勧めませんが、好きな人は買って損はないとおもいます。 | ||||
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主人公は妊娠中絶を専門とする、人望厚くルックスの良い勤務医。 しかしその裏では彼の異常性殺人が繰り広げられている。 命を大切にしない者を自宅の地下に監禁し、その罪にあったさまざまな方法を用いてじっくりと殺していく。 その過程で描かれる主人公の心の闇に触れるトラウマが最後に待っています。 いわゆる「大石圭らしい」殺人ものとして評価できます。 ホラーというよりもグロテスクとフェチズムを含んだサスペンスと思った方が楽しめるかと思います。 殺人の仕方がなかなかユニーク(?)なので、それ系のものが好きな方には充分面白く読めるかと思います。 | ||||
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この主人公の先生に惚れました。私好みの異常性。ルックス。自分の美学をきっちり持っているところ。女性なら惚れて当たり前かもしれない。しかし、人を殺すのは良くないこと。ですが、全ては、先生の美学なのです。法で裁けない悪人を先生が華麗にグロテスクに虐めながらジワジワと死に追いやっていく様は、もはや美の境地。殺人は良くないけど、そんな事を考える余裕はありません。ただ「死」が美しい。 | ||||
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何より描写が素晴らしい。主人公が必要ないと思った人間を残酷に殺していくシーンはこちらまで身悶えしそうになるほどである。私自身、作品にぐいぐい引き込まれ、最後まで一気に読んでしまった。こういう小説が好きな人は買って損はないと思う。 | ||||
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この本はタイトルに惹かれて買ったんですが、ストーリーにヤマ場が無かったというのがこの評価の一番の要因です。 何かずっと平行線な感じで終わっていったなぁと思いました。ラストもイマイチでしたしね | ||||
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絶対に妊娠中絶はしたくないと思いました。 読んでいる途中で何度も下半身が寒くなりました。 これは女性だけの現象かもしれませんが。 私も処刑された人間達にはあまり同情できなかったですね。 食べ物や子供や弱者は大事にしましょう。 | ||||
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主人公の考えにはとても共感する部分があった。 ただこの主人公の恐ろしいところは絶対に許さないという信念にある。 1度、標的にされたら絶対に逃げることも許されることもない。 そこが恐ろしかった。 弱いもの、動物には優しいが、もし彼の行為を裏切るようなことを した場合・・・・・ 『善に強きは悪にも強き』こんな諺が浮かんだ。 | ||||
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例えば通勤中でも、ホームでたばこを吸う、車内で携帯を使う、座席を詰め合わせないと言ったことをしばしば目にします。こういう連中が気に入らないと思っても、違法行為でないので、やめさせる強制力は誰も有していないはずです(ひょっとすると違法行為なのかもしれませんが、専門家でないのでよくわかりません)。この作品を読むと、そう言う鬱憤が多少晴らせるかもしれません。中絶専門医が理不尽な殺人を繰り返しますが、そう言う鬱憤を抱えている私には共感できます。 | ||||
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優秀で人気もある医師が連続殺人を行う狂気。彼は「母親からの虐待を受けていた」という幼少期のトラウマを抱えていて、「何か」が欠如している。そのことも十分に分かっていて、医師本人は自分を冷静に分析する能力は失っていない。温厚で人当たりのよい人物が突如として牙をむく。この恐怖は、読んでいてヒシヒシと感じた。ただ、欲を言えば、もう少し個々の事件について詳細が欲しかった(特にラスト)。 | ||||
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