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(短編集)
無花果の実のなるころに
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無花果の実のなるころにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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ここのところ西條奈加さんの物を立て続けに読みましたが、今までと毛色の変わったのがあったので買ってみました。私には違和感が先行して「ちょっとな~」という印象です。頭脳明晰、感が鋭く想像力抜群、人の心を読み、周りの人を利用して先行手配、等々、警察や国家権力にもできない事を難なくこなして、結果には威張ったりしない理想的な人格。気持ちが良いと言えばそれまでですが、やっぱり出来過ぎ感があって私には納得できませんでした。「こんなスーパーばあちゃんが周りにいたらなー」という声が聞こえてきそうです。 | ||||
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短編連作ミステリである。西條作品は初読。 吉川英治文学新人賞を受賞したとの帯紙が躍るのを書店店頭で見て購入。 語り手の中学3年生の僕と、同居人の祖母、お蔦さんは、二人が住まう東京は神楽坂界隈で起きるあれやこれやの事件を、ばっさばっさと解決するのだ、という話。表紙絵はだいぶほのぼのした雰囲気を醸し出しているのでいわゆる日常の謎系のミステリ連作集なのかと思いきや、どの短編も案外シビアな犯罪がからむストーリー展開でちょっと驚いたというのが本音だ。 お話自体は、基本的に上記の二人の日常を発端としており、そこから近所の面々やら、かつてお蔦さんと交友があった人々やらが事件に巻き込まれ、それを見かねたお蔦さんが・・・そして事件はめでたく解決し、というのがメイン。副菜的なネタとして、「僕」が腕を振るう旨そうな料理の数々や、中3にありがちな色恋沙汰、お蔦さんのやたらめったら広い過去の交友関係、などなどがそれなりに厚く描かれる。 一読しての感想だが、登場人物のキャラクタ描写に対して事件の中身が重すぎる気がしたのと、その割には(連作短編という縛りはあるにしても)サブの登場人物がずいぶん固定化しているとか、状況の展開がだいぶご都合主義であったりとか、ミステリをミステリとして楽しもうという読者にはちょっと物足りなさを感じさせるような気がする。 一方で、人情話もからめたストーリー展開はなかなか面白く、読んでいてニヤニヤしてしまうだけでなく、数回は吹き出しそうになった。読者を楽しませるストーリーテラーとしてはかなりの腕と見た。 なので、重たい話もあるとはいえ、ミステリだよと肩ひじ張らずに楽しんで読むのが良いのかもです。 もとい、サッカーボールって小学生と中学生でボールの径が違っていて、互いになかなか足元の取り回しに苦労するのですよ。そこはちょっと気になりました。 | ||||
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身近に起きたちょっとした問題を解決する、軽~い素人探偵物、といったところでしょうか。 多分、読み返すことはないと思うので、友人にあげました。 | ||||
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粋でキップが良いお蔦さんのキャラと、美味しそうで手抜きなしの料理描写が楽しい。 リズムに乗って軽快に読めて、読後楽しかった~、と自然に思える本です | ||||
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主人公の造形、脇のキャラ、背景設定等々、作家も大変だ。本作は、まずまず無理なく読める。デビューが鮮烈だったので、そのイメージが抜けないが、アイデアの奇抜さだけではない、物語り作りの才もあるのだろうから、量産できずとも、続けて欲しい。 | ||||
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お蔦さんの着物姿や職業経歴、勘が良く、粋でサバサバした性格、そこに集まる下町の人々、 息子夫婦が仕事で遠くに転勤になった為に中学生で料理の上手な孫、望と2人暮らし。 神楽坂と言う場所設定。 何もかも私の好みの設定なのに、なぜかあまりスラスラ読めませんでした。 物事の描写が少しイメージしにくかったり、 会話の部分が誰が言ってる言葉なのか、分かりにくかったりして 何回か読み返さなければいけなかった箇所がいくつかありました。 私の読解力の問題かも知れないので気になる方は是非読んでみて下さい。 損はないと思います。 はじめの数話はミステリーも不自然で、すっきり爽快、といった感じではなかったので、 ★は中盤まで辛口に2つにしようかとも思いましたが、最後の2話がなかなか面白かったので3にします。 本の活字もなぜ小さめのものにしたのか、もしかしたらそのせいで読みにくかったのかも? 望の料理がらみの場面はとても面白かったです。 望は彼氏にしたいタイプというよりは、将来夫にしたいタイプの男子、だと思います。 なかなか可愛い子です。 続編があるようなのですが、望の成長が気になるので、望目当てで購入するかもしれません・・・ | ||||
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