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死をもちて赦されん
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死をもちて赦されんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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フィデルマがとにかくかっこいい。 内容もとても素晴らしい推理小説でした。 シスターっていう設定もいいね。 | ||||
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かつて、 捕物帳は過去に近代人を一人放り込むと成立する、 といった趣旨の文章を読んだ記憶があるが、 (おそらく都筑道夫だったと思う) このシリーズもまさにその言葉が当てはまる。 異なるところは、 作者が専門の学者でもあるゆえに、 時代背景、風俗の描写が非常に詳細かつリアルであり、 馴染みの薄いアイルランドやイギリスの歴史についても 物語を楽しみながら興味深く学べるところである。 アイルランドがこれほど先進的な文化を育てていたとは まったく知らなかった。 最近では、ケルト文化という概念は かなり曖昧なイメージの産物であるとも耳にするが、 そうした点を含めて もう少しヨーロッパの歴史を知ってみたい と思える読書体験であった。 | ||||
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シリーズは原作の刊行順に読みたいので、まず本作を手にした。最初の方で時代設定を頭に入れるのに 手間取ったが、その後はさくさく進んだ。登場人物の魅力が大きく現代ものでは単純な事件でも興味深く 読めるし、当時の衣食住に関する部分の説明が非常に興味をそそられた。 巻末に長い注釈があり、それを確認しながら本文を読み進めていたが、気が散って読みにくく、説明も 位置や年代が多くて必須とは思えなかったので、興味をそそられた単語だけ拾うことにしたら ずっと読み易くなった。(深い理解は得られないかもしれないので、お勧めというわけではないが…) なお出品者から購入したが、書き込みがあって腹立たしく感じた。 | ||||
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相変らず登場人物が魅力的。舞台は古代アイルランドととても珍しいが、 時代背景や当時の雰囲気も楽しめる。 | ||||
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え?という結末でした。最近LGTB?とかいう現象が起きてるのですが、「ベーコンレタスサンドのこと?」と思ってしまって、 ちょっと笑えない勘違いをしてしまいました。 Fidermaの時代では、今のようにキリスト教会では、修道士や修道女たちには恋愛も結婚も赦されていない、ということは無くて、 結婚もして、子供も持っていたということにもびっくりですがーだからといって、Catholicで神父さまが結婚して良いと思ってるワケではありませんーそのー、そういうことがあったんだね、ということにも「衝撃」。 脳天にカメハメ波を一発食らったような結末です。 Martin Lutherがそういうことを知っていたかはわかりませんが、たぶん、知っていたんでしょう、破門された後に修道女と結婚していますよね。子供もいました。 でも、それで殺人に至ってしまうというのは、ちょっとわからない。いつの時代にも「片思い」みたいなものはあったと思う。 単純に「片思い」なんだったら、他に相手を探せば良いんで、殺人はダメ、NGですよ。しかも…で…なんですよね。 いつものように、トレメインの歴史学者の知識がてんこ盛りです。 | ||||
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短編を読んでから調べたところ、これが第一作目とのこと。 順番に読んで良かった! フィデルマが傲慢気味であろうと、謎解きの場面ではほんとにワクワクします。 アイルランドの法律の奥深さに関心。 キリスト教の新たな一面もわかり、今後のシリーズも楽しみです。 | ||||
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これは、読み応えあります。ミステリというより、時代小説と言っても良いのではないかと・・・。宗教を、政治が弄び、理念が歪み、あまつさえ、戦争の道具と化す。そんな過去の過誤を、個々人の心の動きを芯にして、あまり深刻にならず、うまくミステリの中に溶け込ませて伝えてくれる。思わず、アイルランドの歴史を、少し、勉強してしまいました。魅力的なキャラクタと、大きな歴史背景、小さな人間の心の機微を、そこここに鏤めて、少々、ばらつき感はありますが、楽しめる一品になっていると思います。 | ||||
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