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陀吉尼の紡ぐ糸



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陀吉尼の紡ぐ糸の評価: 3.90/5点 レビュー 10件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.90pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

気味の悪い世界観は、さすがです。

バチカンシリーズの作者の過去作品とのことで、以前、何となく購読しました。

シリーズを通しての主人公は、朱雀十五という盲目の天才美青年。
かなりの厭世家で、嫌味な口調です。
彼に振り回される人が多い一方、実はあちこちで一目も二目も置かれている。
今作は、その彼が出てくるまでが、かなり長く、じれったい。
夢と現実が混じったようなオカルトの世界が暫く展開され、いきなり登場となる。

うろ覚えになってしまいますが、彼の目について、どういう表現だったか…ちょっと気になることがありました。
確か、彼の眼が1点を見つめるとか、『眼球(視線)が定まる』表現が何度かあったように思います。
『全盲』でそれはおかしいと思うのですが、これはスルーするべきなのか、『実は見える』という設定の伏線なのか、気になりました。

気味の悪さがよく伝わる文章で好きですが、昔の作品のせいか、物足りない感じがしました。
シリーズ物に不可欠の、キャラクターの魅力が、この作品には感じられなかったせいもあると思います。
主人公がニヒリストすぎて、今のところ共感できません。
あと1冊、すでに手元にあるので、いつか読んでみますが、この作品には、続編をすぐに読みたくなる魅力が無かったです。
陀吉尼の紡ぐ糸    探偵・朱雀十五の事件簿1 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:陀吉尼の紡ぐ糸 探偵・朱雀十五の事件簿1 (角川ホラー文庫)より
4041003482

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