■スポンサードリンク
珍妃の井戸
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
珍妃の井戸の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全78件 21~40 2/4ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
他の別の人が書いたんじゃないの?というぐらい 蒼穹の昴に比べると面白くない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
珍妃という人がいたことは、他の本でも読んだことがありますが、これが史実に基づくとしたら内容は悲しすぎる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
新聞批評で高評価だったので買って見たが全く面白くなかった。とにかく最初に登場するナゾの女性の延々と続く語りが退屈すぎる!そして義和団とか言う事件がなんなのかの説明がなくやはり解らない。登場人物が多すぎて何が何だか分からない。いろんな人の証言が続くがそれだけ!結局、、、買わなきゃ良かった。。。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
珍妃は清朝11代光緒帝の寵妃。国内外の武力衝突が北京を中心に起こったドサクサにまぎれ、紫禁城の井戸に投げ込まれて殺される。この小説を「蒼穹の昴」の続編と思って読むと期待が外れるかもしれない。確かになじみの人々が登場するのだが、殺人犯を探すという名目で進んでいくミステリー仕立ての手法は前作とは一線を画する。でもだからこそ面白い、とも言える。トーマス・バートン、蘭琴、袁世凱その他の事件目撃者が全く異なる犯人像をあぶりだすのだ。まるで藪の中。事件解明を依頼された英国提督サー・エドモンド・ソールスベリーたち、にわか探偵団はすっかり翻弄されてしまう。人は保身のために嘘をつく。真実は一つではない。立場が異なれば真実もまた多岐にわたるのだ。しゃべる人間が証言をしながら自分の気持ちや本性をあらわにしてゆく過程がこの本の見所のひとつでもある。そして光緒帝の口をついて語られた目撃談に探偵団は言葉を失って凍りつく。このミステリーチェイスに関わる核心的トリックが最終章で明らかにされる。付記された珍妃の独白は、人の心を救うかもしれないが、無くても良かったというのが私見である。珍妃を殺したのは誰か、犯人は分からないように見えるが、作者はちゃんとその答えを文中に隠している。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画のバンテージポイントのような試みをしている。 「珍妃の殺害」 を7人の登場人物に語らせ、各々の立場と登場人物の視覚によって清末期の動乱の時代を重層的にまだらに眩惑しながら描いている。 ただ、明らかにこの事件の重要さとそれを調査させる理由そのものが弱いので 「なんでこの人たちはこんな事件を調査しようとしてるんだろう」 というものすごく単純な疑問がとれないまま進んでいく。 蒼穹の昴の時からちょっと邪魔だったミセス・チャンが最後まで邪魔でした。 この小説で一番の問題は、立場とそこにいる状態によって見え方が違う、というレベルのズレでは有り得ないくらい各々の話が違うこと。 よくよく検証していったら「アぁそういう事か」っていう感覚が無いのが残念でした。 中原の虹につながる余興だと思って読み終えました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いやー。 なんだろう。この面白さ。 浅田次郎はエンターテイメントですね。 清の末期。 珍妃が死んだことに対する さまざまな証言で その歴史のミステリーを解き明かす。 果たして 西太后 が殺したのか? 羅生門 のような切り口。 主観的な感想 そして 嘘。 過去は 自分によって 編集される。 立憲君主制を保持すると言う立場での 呉越同舟的なところがおもしろい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1900年の清国・義和団事件を題材にした浅田さんの近代中国モノの一編。単行本で320頁ほどの虚実ないまぜの歴史小説。よく出来た大長編『蒼穹の昴』と、同じく長編の『中原の虹』の挟間にある作品ということで、作りはシンプルながらも、それなりに面白く読み通せた。 珍妃は、清朝第11代光緒帝の側室で、北京を襲った義和団事件のさなか、西太妃の命で王宮内の井戸に投げ込まれて殺された、ということになっている悲劇的な女性。作者は史実の探索を踏まえ、この珍妃の生涯をいくつもの仮説を交えて描き分けていく。その手管の鮮やかなこと。 日独露英の貴族がにわか探偵団となって珍妃の死因を調べる、というストーリーは心なし無理があるような気もするが、登場人物の造形のうまさがその無理な気配をカバーしているともいえる。さすがだ。ただしかし『蒼穹の昴』の充実に対比すると、やはりもの足りなさは否めない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
珍姫の死はとりもなおさず清王朝の滅亡だが。権力の衰退と列強の覇権争いの渦中にあって如何ともしがたい状況にも人間味溢れる展開は秀一。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
浅田次郎さんの作品は、とても読みごたえがあります。 この作品も、続編ですが、非常に楽しかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
期待して 読みましたが あまり 面白くなかたです 残念でした。 でも浅田 次郎のファンデス | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人は、都合の悪いものは忘れる(意識的に削除する)というか、意識的に自分の都合いいように記憶を書き換える癖がある。 無意識に。 これからも、生き続けるために。 自分以外に責任転嫁し、責めを逃れようとする(人の闇)。 誰の心に悪魔がいるかもしれない。 自由の意味を履き違えてはならない(野放図じゃない)。 制限があることで、自由が活きる。 人生で得難きもの、相思相愛の伴侶。 お互いを思いやる心をもち、互いに人格を高めあえる。 愛する故に、死を選択する(自死)。 それも愛? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この小説は、清朝末期の気高く聡明な美女を描いた作品だが、『蒼穹の昴』では語れないものをあらゆる視点で捉えたちょっと風変わりな手法で4描いている。ある意味で4巻の大作の後の間奏曲のような感じがする。しかし浅田次郎氏が手掛ける以上作品のつくりはさすがというべきである。古来中国には、三大美人ならぬ四大美人という言い習わしがあるが、この作品を読んで主人公の「珍姫」を入れて五大美人としたいほどの才色兼備な人物であったと感じさせられた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
やはり蒼穹の昴の後はこれですね!話の展開が最高に面白かったです。。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
題名で誘われて購入しましたが、アヘン戦争と義和団の乱の 狭間での、死亡した愛妾の死 個別の説、ありきたりの説明と 手法による作者への失望 冒頭から、食いつきが読者として無くなる サスペンスでも無く、ミステリーでも無い ただ、清国への創立の漢民族の抵抗感のみが虚無感として 荒野へ戻る愛惜のみで終わる | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
浅田さんのファンで、その作品はほぼ全て読んでいますが、これはどうなのでしょう。蒼穹の昴と中原の虹の執筆の間に、書けるから書いた、という感じでした。両作品が大作なだけに、残念です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
浅田次郎の中国シリーズにはまって、その舞台である中国の写真を見えると思って購入。北京は紫禁城をはじめとして比較的多くの写真が載せられていて良い(浅田氏の解説文もボリュームあり)が、奉天や満州となるとしょぼい。どうせなら天津や山海関まで取材して欲しいかったものだ。これでは無料の宣伝パンフとあまり変わらない(実際、奉天(瀋陽)は宣伝用スティル撮影が目的だったようだ)。 もう一つ興ざめしたのは、登場人物は実在の人物もいるが、大幅に脚色されているのに、架空の人物と並んで、本人の写真とともに小説での経歴が書かれていること。なかには、小説とはずいぶん違う実生涯を送った人もいるのに、歴史上の事実と信じてしまいかねない。 ということで、編集手抜きの売らんかなの、お手軽本なので、避けたほうが良い。北京については、むしろ、「ラストエンペラー」のDVDを見ることをお勧めする(この映画のイメージは、一部は浅田の小説に反映されているように思える)。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初は、「藪の中」のような手法を使った推理小説かと思って読んでいましたが、最後にはただの一人の妃の殺人事件ではなく、壮大で深いテーマが隠されていることに気付かされます。 前作「蒼穹の昴」もとても素晴らしい作品でしたが、ある意味では、今作のプロローグですらあるように感じてしまいました。 清朝末期の中国が抱える悲惨な現実、聡明で純粋、しかし老醜の塊である紫禁城で育ったが故の無知、そこからの気付き。国家、政治の欺瞞、人間愛、人類愛。 単に歴史を舞台とした小説ではない深い作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「蒼穹の昴」の続編ですが、物語性という意味ではいまいちです。 清朝末期の「義和団事件」の最中、最後から二番目の皇帝だった光緒帝の側室、珍妃がなぜ死んだかを、日本を含む外国人の貴族たちが調べるという、あり得ないような設定となっています。 調べて真実が分かったところでどんなメリットがあるのか、全く定かでないですし、クライマックスに持っていくために無理やりこういう設定にしたとしか思えない感じなのです。 でも、面白い。これが浅田作品の魅力なのだとファンなら全ての矛盾を飲み込んでしまう方が楽しめます。 殺人事件の捜査というミステリーではなく、これも一つの「おとぎ話」として読めばいいのです。 ただ、おとぎ話しというには残酷すぎるのが義和団事件です。 歴史の教科書には載っていても、実際は戦争に近いことだったのだと、恥ずかしながらこれでやっと理解できました。 日本だけが中国を蹂躙したように言われていますが、この時代の中国は列強の好き放題にされていたのだということ、しかしそれでも日本もその一員だったという動かしがたい事実。 それを実感し、「より知ろう」と思うだけでも、手に取る価値があるのではないかと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
蒼窮の昴を見た後では、同人物のキャラクターがちょっと違うので、これはこれで恋愛小説で読むのが良いと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
珍妃の暗殺について、関係者がそれぞれの立場で語るとの物語であるが 最後に登場する人物の言うことが正しいと思って読むと、そうでもないような・・・ 事実は闇の中 と言うことが言いたかったのだろうか? 読み終えてすっきりしたいというのは、この本を読むことを娯楽と期待したのがいけないのか・・・ | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!