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悪の教典
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悪の教典の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全258件 121~140 7/13ページ
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映画化されて一番に強調されたのが、「教師がクラスメイト皆殺し!」というものでした。 ですが、内容はそれだけに留まりません。 むしろ、 「ハスミンがチヤホヤされて、カンニングの妨げになる、または嫉妬や癇に障るといった理由で、ハスミンの弱味を握ってやろうと重箱の隅をつついてみたら逆襲に遭いました」 というもので、つまり「藪をつついて蛇を出す」物語なのです。 断っておきますが、ハスミンは最初から生徒を皆殺しするつもりはない。平和で円満なクラス作りを思い描いていたのです。 誰にも心開いていなかったのは、残念至極です。。。 | ||||
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主人公蓮実聖司こと「ハスミン」は、確かに人を人と思わず無感情に殺す人非人なのですが・・・。かっこいいのです。 小説の他の登場人物描写が薄く、感情移入することもないので、必然的に主人公のハスミンに感情移入してしまいます。 そのため、殺戮を行なっている最中も「ハスミン頑張れ!全員やっつけろ!」と応援してしまう人がいるのではないでしょうか? 知略を駆使した戦いを描く、貴志祐介氏の小説の主人公が「悪人」になったのが本作です。 蓮実聖司を応援できるかどうか。人によってこの小説の評価はおおきくわかれるでしょう。私は☆5です。 | ||||
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いいね~。どきどきわくわく。どんどん読み進んでいける!下巻が楽しみ! | ||||
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子供がどうしても読みたいことで購入致しました。 買ってよかった。 | ||||
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映画を見てから買ったのですが小説も映画も刺激的な作品でした。 | ||||
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Kindleで再読しました。 この作品は好き嫌いが分かれますが、ハスミンの徹底した悪の化身ぶりに、理性ではいけないと咎めつつ、スッキリした気分になってしまいました。 下巻はストーリー展開の速さ、多視点からの描写、グロテスクさ、ハスミンの無敵ぶりに読み留まることできず、緊迫感に加え笑いが込み上がる。まさにエンターテイメント。やっぱり面白いですね。 でも、これが映像になると辛かったですけど。 | ||||
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Kindleで再読しました。 上巻の半分は退屈な印象でしたが、もう一度読むと蓮実の理想的な教師の仮面がはがれ、本性が徐々にあらわになる様が面白くスリリングでした。 著者の他の作品同様に、心理学をからめた人間の本質を突く記述、グロテスクな描写、哀しさ、ユーモアが織り込まれてますし、バランスも良いと思います。 この作品に批判的な人もいますが、あくまでもエンターテイメントとして楽しめられたらと願います。 | ||||
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この作品のタイトルは悪の教典であるにも関わらず、主人公のはちょっと中途半端な存在だと思いました。完全な悪ではないと思います。主人公は先生に自分は心のない怪物かと聞いていますが、そもそも、性欲丸出しで、学校を支配したいという欲望丸出しの時点で心があると思います。今まで、正義とは不完全で、悪とは完全だと思っていたので少し予想外でした。 これは悪は完全なものなんかじゃ無いという意味なのでしょうか。それとも、これを読んで自分はその欠点をどう改良して、どう生かすかという問いかけなのでしょうか?なんせ、教典なのですから、悪というものの教育の根底になることは間違いないでしょう。つまり、蓮見聖司の失敗を描いて、貴方ならどのようにして捕まらないようにしますか?と、問いかけているのでは? なんにせよ、最近読んだ本の中でもかなりの影響を受けた作品でした。少し長いですが、話に引き込まれてしまえばスイスイ読めます。 | ||||
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前半と後半で印象は違いますが、どちらも面白く、ほぼ一気読みでした。さらに、天才物が好きな私にはとても美味しく感じました。 キャラの中では、園田教諭の案外生徒思いなところが魅力的でした。 ただ、いくつも伏線らしきものがあったにも関わらず、生かしきれていない気がして消化不良が否めません。 以下ネタバレ含みます。 具体的には、カラスは結局何もしないのか、蓮見が二人の女性を殺すのを躊躇ったのは無自覚な愛か果たして何なんだ、なぜ恩師を殺したのか…という感じです。 これらを差し引いても、総評としては、かなり高いのでオススメには間違いありません。 | ||||
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ただのシリアルキラー、連続殺人犯と蓮実先生のサイコパスは違いまーす。 サイコパス、他人との共感が出来ず相手の痛みなどを感じる事が出来ませーん。 ゆえに罪悪感などがもてず、平静、むしろ他人がなんでそう思うかをくみとれませーん。 アメリカでは200万人いるとかいないとかー。 知らずに読むと、ただの殺人先生のお話でーす。自分もそうでしたー。 自分の邪魔になる人間以外は、快楽殺人者ではない蓮実先生は興味すらもちませーん。 ちなみに僕も、どっちかというと蓮実先生にすら不気味がられていましたー。 と、出てくる先生の一人、名前に猫がつく先生調に書いてみました。 少し変わり者ですが、ハスミンですら最初気味悪がった先生です。 内容は、残酷なめんが多いですが、蓮実が唯一殺せなかった人物、生徒ではありません。 がいます。 いくつもの殺人の中で、蓮実の弱点だとも思いました。 それは、蓮実も人間だという弱点のような気がしました。 個人的には、完璧な蓮実が、人間という弱点からドミノ倒しのように 全てが崩れはじめ生徒の殺し始める悲惨さはなんとも言えませんでした。 バタフライエフェクトのように、蝶が1度はばたけば大きな波紋になって しまう、そんな事を彷彿とさせる作品でした。 | ||||
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「黒い家」「天使の囀り」以来の貴志祐介作品です。 前述の2作が大好きなのと、映画が好評だったので読んでみました。 他の皆さんが書いているとおり、犯行がずさんだなと感じたのと、 高校生の描写が高校生っぽさが感じられなかったのが残念です。 ただ、「黒い家」でも秀逸だったサイコパス連続殺人犯のぞっとするような自分勝手な思考回路や、 最初は周囲に好かれる好青年な主人公の心理描写のモノローグだったのが、徐々に身勝手なモノローグに変わっていくのが不気味でした。 | ||||
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悪の教典の主人公・蓮実に惹かれました。おもしろかったです。 この作者の作品は、アマゾンでの評価が良かった「青の炎」を以前に拝見しましたが、途中でやめてしまいました。今回は同じ作者と知らずに読んだのですが、はまりました。 読むきっかけは、悪の教典の序章をBEETVで見たことです。映画は知っていましたが、映画で先入観を持つ前に本を読みたかったんです。けれど、やはり序章を見てしまった後だったので、読んでいる間の蓮実先生のイメージがずっと伊藤英明だったんですけど・・・ 物語の後半は、驚くほど無残に生徒たちの命が奪われていきます。このあたりは、別の世界の話しだと思わないと読めません。なので、できるだけ蓮実の方に思考を寄せるようにしていました。 教師という天職を手に入れた蓮実は、モンスターの集結するアメリカで干されて、警戒心がないに等しい日本に来て周りをあまく見すぎたのでしょうか。自身の本性を隠すために一クラスを消すという決断は、あまりに突拍子もないことでした。しかし、心理的に生徒を追い込みほぼ決断したことを成し遂げた蓮実に圧倒されました。 カッコ良く、話と授業がおもしろくて親しみやすい先生は、思春期において人生の手本でありヒーローであり求めずにはいられません。私がきっとこのクラスにいたらぞっこんだったと思います。その結果は、散散なものになるでしょうけど。 蓮実の器用なところ、頭のいいところ、何でもできてしまうところ。そして共感性を補うための知性。すごいですね。学生時代の同級生・優美に手を出せなかったことと、蓮実と関係を持つ教え子・美彌に手をかける前の躊躇は、共感性の片鱗なのでしょうか。共感性があるかもしれないということが残念に感じ、また蓮実が自身の共感性の片鱗に気づいているのであれば本当の悪魔だなと思いました。 | ||||
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読み終えた時、何故人を殺してはいけないのか、分からなく成ってしまうような感覚に襲われてしまった。黒い家とはまた違った感覚でした。 | ||||
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読破しましたが、まずは上巻のみの評価。 反社会性人格障害者、サイコパス蓮実聖司の圧倒的なキャラクターがこの作品のキモ。共感能力の欠如という人間社会で生きていくためには致命的な傷を持つ彼ですが、それを補って余りある観察力や論理的思考能力を持ち、安易にその正体を気取らせません。 誰もが慕う教師として過ごす一方で、庭で騒ぐカラスを残忍な方法で殺したかと思えば、担任クラスである自分の「王国」運営を少しでも邪魔になる人間を、カラスと同じように処分できる彼の異常性には度肝を抜かれ気づけば読者すら彼の虜となっているのです。 凡人、愚者、はたまた天才。いかなる人物のいかなる行動も、蓮実教諭の前では児戯に等しい。 人物を冷静に観察、把握し、自分の都合のよいようにコントロールする。邪魔なモノは排除。 上巻1冊をかけて、蓮実は担任のクラスはおろか学校の全てをゆっくりと掌握していきます。 悪事というものはこうやって行うんだよ、と読者に囁き掛けて来る。まさに「悪の教典」でした。 | ||||
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今更読んでみました。 ネタバレないとは思いますが、気になる方は読まないで下さい。 上巻はちょっとドキドキちょっとハラハラしながら読みました。 とはいえ全体のタッチがコメディだし、犯人の心境が丸見えで真に迫るものがあまりないww それでも2年4組と癖のある登場人物達をどう絡ませるのかが楽しみでした。 ですが、、、 ページ数が圧倒的に足りないのに登場人物が多い。 活かしきれずに結構な人数が燃えカスになってしまって。。 特にあの先生。勿体なかったなぁ。 あんな美味しい人を・・・。もっといい調理法があったはず。 そして彼にはハスミンをじめじめといじめて欲しかった・・・。 下巻はバトルロ○イヤルみたい。 (犯人の動機が青年漫画か!って感じで正直下品。著者の趣味が丸見えで気持悪い。) 伏線も沢山あっていいんですけど、文庫2巻分じゃ全然未消化。 なのに無理矢理終わらせたがために後味の悪い結末。 出来れば続編出してシメて下さい! 巻末のおまけ。 「秘密」はいいんですけど。 「悪の教典」は何のために・・・? ギャグやぁ〜。。。こっから新しい続編につなげるのかなぁ。 最後の一言がなければ第二の犯人を匂わせていていいのになぁ。 全体を通して、ハスミンが「ライト級」なのか「ヘビー級」なのかふわふわしてた。 私的にはライト級。 特に、サイコパスになりきれない、もしかして、僕、人間だったの?みたいな描写が笑えます。 ミステリーではなく、エンタメ(コメディ)として楽しめました。 腕を引っ張るところ以外は(これは想像力掻きたてられて駄目だったー) グロテスクでもなかったし、安心して読めます。 一人で夜中シャワー浴びても怖くないと思います。 暇で暇でしょうがない!という日があったらおすすめ。 | ||||
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「黒い家」からのファンです。 気が向いたのでレビュー。 近年の貴志作品である「硝子のハンマー」シリーズや「新世界より」などは初期の作品とはまったく違う路線でしたが、本作は初期を思い出させてくれる内容でした。 自分では決して真似のできない、邪魔な奴を消しちゃおう!そんな願望をさくさくやってのける蓮実には共感・応援すらしてしまいました。 凄く悪い奴なのに応援してしまう自分って一体…と考えてしまう所もホラーです。 学生たちの会話が軽すぎる気もしますが、あの年代のコの等身大の姿と思えば納得。 納得できないのはミステリー大賞どうのこうのの煽り文句。 これがミステリー??? ここが一番の謎って新手のギャグですか? 評価としては、このような作風に戻ってきてくれて嬉しいので4つ。 1つマイナスなのはもっと期待しているから。 貴志先生の面白さはこんなものじゃないはずだ、とファンはみな思っていると思います。 最後に、 サイコパスはこんな短絡的ではないとレビューされている方がいらっしゃるようですが、サイコパスとは冷徹で頭の良いだけの殺人鬼ではなく、反社会性人格障害であると申し上げておきたい。 サイコパスチェックや犯罪史を見てもらえれば参考になると思います。 | ||||
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読後にスッキリして良いのか不明ですが 久々に面白い本を読んだ充実感あり 他の貴志作品は、私には精神的ダメージが大きく 読み返して回復するのですが、これは最高 読み返す程にスッキリ 映画化決定時に購入したので、 帯の伊藤英明さんをイメージしながら楽しみました | ||||
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映画化されると聞いて読んでみた ボリュームは十分だが、飽きさせずに読ませるだけの力があります 最初のほうから主人公の悪魔的な邪悪性がちらほらと見えます 動物でも人間でもあまり変わらない。邪魔なものは排除するといった思考は 現実的に考えて大変な恐怖です ミステリーに分類されるかもしれませんが、刑事が犯人を追うのではなく 加害者が被害者を追い詰める形式になっています この手の手法はやはり犯人視点からになるので、何が動機で行動に移すのか どのような手段で犯行に至るのかなど、読んでいてスリリングです 学校という小社会は常に問題が後を絶ちません。近年では教員から犯罪者が出るケースも 珍しくありません この作品はそんな現代の学校に爆弾を落とすことになるかもしれません | ||||
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あらすじありきの作品で主人公の性格が何か安っぽくアニメのキャラクターの様である。リアルなサイコパスの怖さが感じれなく、想像上のサイコパスだという感じなのが残念です。所々人間的な部分が残っている演出も、少々白々しいと感じました。完全に人間ではなく、誤作動したアンドロイドといった感じです。 でもそういうラノベとして見るならば楽しいし作り込まれているのでオススメです。 あと釣井というキャラクターには後に引く嫌な物を感じました。主人公もそのようなべっとりした生々しい汚さを描いて欲しかったです。 | ||||
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この作品は、殺人の描写において結構シビアな表現が多かったがストーリー的にはどんどんと引き込まれフィクションのエンターテインメント作品としては楽しめた。これを機に著者の別作品も読みたくなるような作品でした。 | ||||
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