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悪の教典
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悪の教典の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全133件 101~120 6/7ページ
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自分の理想の王国作りの為、巧妙な計画犯罪で「障害物」を削除し続ける蓮見。 一見完璧に見えた偽装工作、その偽装に綻びが生じ始めた時、彼の恐るべき「自己防衛」が発動する! ―――というのが本巻のダイジェストだが、上巻の知的で隙のない行動に比べて、 正直、下巻の蓮見はあまりにも衝動的すぎる。 最初はピカレスクロマンの一種だと思って読み進めていたのだが、 下巻の冒頭辺りで肝心の主人公に確固たる信念が欠如していることが判明しまったので、 いささか肩すかしを食らった気分である。 また、『黒い家』や『クリムゾンの迷宮』など、これまでの貴志祐介の作品は、 後味が悪い中にもカタルシスがあったので面白く読めていたのだが、本書にはそれが全くない。 生徒の幾許かは反撃に出るのだが、みんな蓮見に軽くいなされてしまい、 終章に入っても誰一人として彼に一撃も入れることができなかった。 同じ計画犯罪物でも、ラストで犯人に大打撃を与えてカタルシスを呼び起こした『模倣犯』とは異なり、 不完全燃焼な感が否めない。 上巻を読んで期待が大きかっただけに、この結末は非常に残念である。 | ||||
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上巻のハラハラさせる展開から打って変わって、全てがご都合主義のドタバタ残酷小説。 対象年齢も書いておいて欲しかった。 いい大人が読むには辛い。 | ||||
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リアリティがない。ストーリーの細部に「これはありえん」という場面がひとつ、それでもうシラケテしまった。 このシラケタ気分というのは修復できない。 「黒い家」も途方もない話だった。が、丹念に織り込まれたリアリティのある細部がラストまで読者を引っ張った。 本書は「ああ、そうですか」で終わってしまった。残念。 | ||||
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友人に勧められて読んでみましたが、天才という設定の割には調べればすぐに分かる稚拙な行動が目立つ上に 日本の大学で得られることは何もないと海外に出て得たものがイマイチ描ききれておらず、 「すごくないもの」を「すごいと書く」ことによって「すごくしている」という感覚を覚えました。 設定上、おそらく私は主人公に対して警戒心を抱かないでしょうし、ましてこんな軽々しく殺人を行うとは思わないので、 確かに現実的には恐怖を抱く内容かもしれませんが、主人公には常に不自然な死が付きまとい、 疑われるに十分な経歴を持っています。 残念ながら、何度も読む手も止まり、おすすめできる内容ではありませんでした。 | ||||
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上下巻 読んだレビューとなります。 「このミス」で1位で、この本を知ることになり、期待が高すぎましたね。 あまり小説とか映画とか、見てない若い人なら、 設定や展開などに新鮮味があると思います。 ※僕としては、どこかで見たものを、みている感じがしました。 最近ではムリないですが、作品としてうまく消化できてないのかな。 ある高校の男性教師の、高校で起きる事件の話。 ネタバレになりかもしれませんが、 教師が起こす殺人事件を描いています。 その内容が、緻密かつ残虐きわまりない ことが、 タイトル「悪の経典」にもなってるんでしょう。 内容も、巧妙な罠や緻密ね仕掛けに、驚く ことできれば面白いのでょう。 心理描写においては、特筆することはなかったです。 面白くもないし、嫌悪感もなく、フツー で面白くない。 で、この作品の面白いところが、よくわかんないです。 ・ミステリーらしい、ミステリーもないです。 ちょっとした、謎解きとか、どんでん返しもありますが、特に。。。 ・人物や設定も特に、どこかで聞いたようなもので、面白くないです。 ※カラスが活躍すると期待したボクは、バカでしょうかw | ||||
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前半はワクワクして読めました。 ワクワクした分、後半はがっかり。 半ばまで行くと、かなりお粗末。 もう少し犯罪心理を勉強してね、って感じで。 私なら・・・この犯罪は、こうは持っていかない。 後半はもう、衝動的で稚拙で・・・あらら・・・って感じです。 この分厚い本を上下巻読んで、がっかり・・・かな。 IQの高い犯罪者なら、もっと頭脳的プレイを期待したい。 初めてこの作者の作品を読んで、これ・・・では、他を読む気がしないのだけれど・・・。 他のものより駄作と、いっている方もいらっしゃるので、駄作じゃない他を読んでみて判断しようかな。 学校モノが好きで読んでみたのに、学校の内部をちゃんと知り尽くしていない不満感が残りました。 | ||||
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貴志祐介の作品は結構好きで、読んでいる作品は多いのだが、この作品はディテールに甘さが目立つ。細かなところに偶然という設定が多すぎて、貴志さんの作品とは思えない。。。読後感もバトルロワイヤルを読んだ後みたいで、期待していたものとは異なりガッカリです。 | ||||
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上巻だけなら、割とおもしろく読めました。ものすごい知識量と筆力を持って書かれた、 学校を舞台とした惨劇が、どう展開していくかわくわくさせられました。 しかしいかんせんクラス全体、多数教員を対象とした物語展開なので、登場人物が多く、 下巻にいたって、その収束が追い付かず、宙ぶらりんの人物やエピソードが多くみられました。 また、こじつけたようないきなりの展開から、強引な収束の付け方で、 物語がしりつぼみになっていったこと、非常に残念に思いました。 中高生向けに描かれた、いたずらに人が死にまくるゲームのような小説や、ケータイ小説と、 展開は正直同じで、内容はいたってシンプルに思います。 もちろん、文章、内容の質はこちらがずっと上なのですが・・・ 主人公の謎が徐々に解き明かされていく面白さはありますが、全体の展開としては、基本的に簡素です。 クラスメイトの名簿公開や、各所出てくるふざけた台詞も、人の生き死にをゲームのようにおもしろがる 上記小説と本質は変わらないように思います。 何にしても、いたずらに恐怖心や嫌悪感を、しかも中途半端に煽るだけで、 後には何も残さない類のホラーサスペンスです。 しかしこれだけの分量の小説を一気に2日で読ませる文章力は、本当に舌を巻くほどだし、 エンターテイメント作品としては、面白いです。 ただ、気持ち悪い、痛い描写も多いので、人を選ぶ作品ですね。 | ||||
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最後まで読み終えて思うのは、上巻はましだったかなと。 でも、それは上巻がよかったというわけではない。 上下巻の作品にしてはあまりな平坦さ。 下巻は、ドラスティックにということでプロットとしては、基本線。 前半の平坦さをカヴァーしようとしているが、カヴァーしきれていない。 根本的な問題としては、大量殺戮にいたるそもそもの動機が、 女生徒との関係がばれるということが端緒である。 しかし、普通、女生徒との関係がばれることで、大量殺人を計画するとは思えない。 アメリカの大学でMBAまで習得する優秀な男が、女生徒との関係が簡単にばれるほどの 脇の甘さというものおかしいし、それほど頭がよければ、大量殺人のリスクを重く受け止めるはず。 とにかくすぐ殺すという主人公の帰結も、主人公やストーリー次第では、ありえるし「ノれる」けど、 このキャラクターでなぜそこまでやるのかという説得力がこの小説にはない。 その違和感が消えない限り、この小説には感情移入ができなかった。 材料を見ても、真新しいものはない。 高校にこんなことがあればすごいなというキワモノ的発想だけど、 文化祭、カニング、闇サイト、教師と生徒の関係など、すでに出尽くしの古典的な題材 さらには、主人公が、京都大学中退、アメリカの大学、MBA、投資銀行とおきまりの どこかで聴いたような最近のステレオタイプの設定。 あまりにもわかりやすすぎて、かつ、これを無理やりストーリーに置き換えている。 寝つきの悪いドラマなのか、それともノワールなのか。どっちを目指すのか。 東野にもなれず、新堂にもなれず 結局、本屋大賞も直木賞も取れない中途半端な作品。 貴志は黒い家以降、なにを吸収して来たのだか。。。 | ||||
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「新世界より」と同等の質を期待してはいけません。詰まらなくはないのですが、決して面白いとも言えない出来です。言い回しなどは相変わらず上手いと思いましたが、その他は、ファンの私でも誉められたものではありませんでした。まず、ギャグ。全編を通してちょこちょこ出てくるものの、どれもこれも見たことがあるもので寒いです。いっそすべて削ればいいのに……。それのせいで余計に物語が薄っぺらくなっている気がしました。次いで、お色気シーン。これも何度かありますが、果たして必要だったのでしょうか。小学生には読ませたくないような会話が散見されます。ちなみに私は男ですけど鳥肌が立ちました。気色悪いです。貴志さんの小説にエロを求めてるひとはいないと思うんだけどなあ。ストーリーに関しては可もなく不可もなくといったところで、間違っても、クリムゾンの迷宮のようなハラハラ感を得られることありませんでした。ただ落ちは「なるほどなあ」とちょっぴり膝を打ちましたが、まあ、それでも本作は図書館で借りるぐらいがちょうどいい内容だと思います。 | ||||
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よく理解できないまま終わってしまいました。 私の感想ですが、日本っぽくない話で、 スティーブンキングの小説を思い出しました。 なぜか翻訳のようなたどたどしさも感じました。 登場人物や校舎内の描写が多く、 人物紹介や校舎の見取り図が巻頭にあると助かるなーと思いました。 | ||||
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こんなにも猟奇的かつ残虐なのにミステリー… サイコホラーかと思いましたよ… “天才とキ●ガイは紙一重”とは言ったものです。 しかしダークサイドストーリとはいえ、人殺し過ぎではないですか? 主人公のその精神のなんらかの欠落ってのもわかりますが(殺す動機も子供みたいな思考) だんだん殺しの手口も雑になってきてるというか、最初の慎重さはどこに行ったのか… なんかもう上巻の途中から下巻にかけて 人殺し入門書みたいになっててだんだん辛くなってきました。 下巻も途中で読むの止まってます。 どうなるのか気にはなってるけど… | ||||
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デビュー作からのファン。 唯一と言っていい、作家買いを続けてきた著者の新刊・・ 期待するなという方が無理だろう。 上巻は蓮見の気持ち悪さ(人間としての機能の欠如が、ではない。こんな爽やかぶった先生がいたら胡散臭さを感じると思う)に辟易としながら、 「こんな筈ない、貴志ならきっと下巻でやってくれるさ」と言い聞かせながら読み下した。(まさに読み下した)が、 下巻でその期待はあえなく散ることになる。 申し訳ないが、今回初めて、心底「面白くない」と思った。 しかも自分の好みのジャンル(であろうと思った)にも関わらず、である。 読み終えた今もまだ信じられない。というより信じたくないといった方が正確か。 このミス一位??週刊文春一位?? 選者はアホなのか?(すいません) (そもそも東野圭吾と比較されている時点でどうかと思ってはいた) 本当にこれが、かつて、夢に見るほど心底震え上がり、それでも表紙がボロボロになり買いなおすほど読み込んだ物語を書いた作者の作品なのか。 確かに「他人の感情に全く共感できず」「利己の欲求を満たすことを最優先させる」人間が身近にいたら・・ 確かに恐怖ではある。 ただし、それはあくまで設定でこちらが想像するものであり、その恐怖を文章に反映できていない。 はっきりいって全く怖くない。露ほども。微塵も。 スプラッタ描写が少ないだとかそういう直接的なことでなはない。 「黒い家」では自分の留守に家に菰田幸子が入り込み、主人公がその様子を留守電で聞いたりするシーン、 「クリムゾンの迷宮」での追われる恐怖、「天使の囀り」の未知なる生物への嫌悪、「ISOLA」の女の情念。 そういう貴志祐介にしか描けなかった「恐怖」が全く欠落している。 「硝子のハンマー」や「青の炎」も好みではなかったけれど、上記の作品とはジャンルが違う。(最初から期待していないのでスルー) 「新世界より」はまたホラーではないし、あまりのボリュームと作りこまれた世界観に入り込むまでには時間を要したが、 読み終えた後すぐに2回目を読み始めたほどの出来であった。 それなのに・・・ それとも作者の意図を読み取れない私が馬鹿なのだろうか・・・ 実を言うと今でも悩んでいる。 この作品が貴志が書いたものでなければこんな葛藤はなかったはずなのだ。 著者が大変な取材好きなのは周知の事実であるし、その点においては私は絶大な信頼を置いている。 だから、他レビューにも見られるような「行動が短絡的、衝動的」「粗が目立つ。本当に天才なのか」という疑問は、 サイコパスの特長や思考回路はそういうものである、一般人には理解できないものとして捉えることはできる。 でもそんなことはどうでもいい。 何も得るものが無くたっていい。 ただ、ひたすらエンターテイメントとして面白くないのだ。 致命的であると思う。 他レビューにもあるように、会話も多く学園が舞台ということもあってか、ラノベか携帯小説かと思うような軽さ。 サクサク読み進めることはできるが、続きが気になってということではない。 もともと読みやすい文章を書く作家だが、さすがに「(笑)」が出てきた時はたまげた。そりゃないだろ、と。 主人公はイケメン設定のはずが、最初から全然魅力的でないし(恐らくこれが本書が怖くない最大の理由) 下巻に入ってからの脇役の空気感は異常。 もう一人の怪物は怪物ぶりを発揮することもなくあっさり葬られ、 伏線は投げっぱなし、字は大きいし、生徒一人一人の描写も薄すぎる。 後半はバトルロワイアルの劣化版。 とてもハードカバー2冊の価値は無い。(これは出版社のせいだろうが) 貴志作品には続編があるような、釈然としないような後味の悪い結末の作品が多いように思うが、 そこだけが今作の唯一の貴志らしさだと思う。 普段あまり小説を読まない層や、中高生には受けるかもしれない。 初めて貴志祐介に触れる方には読まないでいて欲しいくらいだ。 著者のファンで、特に初期の作品を愛する方には絶対に合わない。断言できる。 どうしても読みたいのなら、usedでの購入か文庫を待つことを強くお勧めする。 | ||||
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確かに真新しいイメージはあるのですが、やっぱりダークさでいえば黒い家やクリムゾンなど 過去の作品のほうが秀でていた気がします。 テンポはいいのですが、ちょっと心理描写などが曖昧であったり、無駄に 回りくどかったりする辺りはこの作者の残念なところです。 | ||||
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上巻はおもしろく期待していたのに、皆殺しを始めたあたりからまたこういった展開なのかとウンザリした。あまりにも安直ではないだろうか。非常に残念である。 | ||||
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数年に1回、ジャンクフードを食べたくなる日があります。そして実際に食べると、いかにも身体に悪そうで、もうこの1回で十分、と反省するのです。 この本も、読了後、まともな本に戻らなくちゃ・・との気持ちを強く持たせてくれます。 又、上下巻2冊は、重石代りに使えます。 暇で興味がある方は、どーぞ。 自分だったら続編をどう書くか考えると、意外に楽しめました。 | ||||
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人物描写も、その人物が考えていることも、総じて軽薄に過ぎる。そのぶん、不要な描写と余計な知識のひけらかしがあちこちにべったりと付けられていて、これぞまさしく現代の若手作家の小説そのものだ。描いてはいるが、書いてはいない。だから必要以上のものが紙面にてんこ盛りに載っかっている。どなたかがリアリティがないと書かれているが、まさにそのとおりで、物語の雰囲気作りや設定に関してばかり饒舌で、それらと同じレベルで人物を描いているから、作者の酔いしれた思いがそのまま主人公像に注がれてしまい、一歩引いてみるとイタイひとになってしまっている。〆切とか色々あるのだろうが、いかに無駄を省くかという作業の足らない若手作家が多すぎる。 | ||||
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「黒い家」に心酔して以来、貴志氏の作品は全部読んでいますが、明らかにパワーダウン、というか、'前期・'後期と分けてしまえるくらい面白さに差があります。私としては「青い炎」以降は'後期で、そこに並ぶ作品はすべて前期の作品の出来の悪い焼き直しとしか思えません。「新世界」はこれまでの要素がごった煮のように放り込まれているだけだし、「悪の教典」は、途中から「サイコパスの話だな」とわかったけれど、「黒い家」の菰田幸子の「ブランコの夢」の百分の一の恐ろしさも感じられませんでした。「クリムゾン」や「ペルソナ」や「囀り」では、それぞれが全く異色の新しい世界が広がっていたのになあ。「青い炎」で完全犯罪路線に走って以来、トリック偏重になり、「硝子」「狐火」へと彷徨し、路線を戻して昔の話のタネを何度も使っている……、ごめんね、そんな気がしてなりません。唯一、読者の「読み」を次々と裏切ってキーパーソンが犠牲者になっていくという展開にのみ、凡百のサスペンスと一緒にしてくれるな、という作者の矜持は感じられましたが。でも最後は、ああ……やっぱりという感じだったし。貴志さん、応援しています。あせらずにゆっくり書いてください。十作のうち、一作でも前期レベルのものが出れば、読者は大満足です。 | ||||
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話題の本ということで読んだのですが、期待していたほどの面白さを感じなかった。もちろん、つまらないわけじゃない。でも物足りないですね。サイコものにしては、それほど怖さも感じなかったし。この悪の教典よりかは、神崎和幸のデシートのほうが遙かに面白かった。デシートは文章力があり、独創的でスピーディな展開だった。ラストも秀逸だったので、感銘を受けました。悪の教典は上下巻で長い。はっきり言って、3600円も出して買うほどのものではなかったと思います。正直後悔しているぐらいです。貴志さんにはもっと面白いものを書いてほしいですね。 | ||||
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ひたすら殺していくお話、という印象しかありません。「このミス」1位にも選ばれていましたが、なぜこの本が高評価なのか、さっぱりわかりません。確かに、読みやすく舞台もイメージしやすかったです。でもストーリーから得られるものは何もなく、殺すにしてもそこには謎解きの要素はありません。あるとすれば、如何にひとり残らず殺し尽くすかということ。最早、ミステリではないですね。ホラーです。ホラー映画を文章化したというのが感想です。このような本は好きではないです。(このミス1位じゃなきゃ手に取らなかったですし)とはいえ、このような本が存在することは否定しません。しかしながら、"ぜひ皆さん読んでください!"といったように各所で高い評価を受けるような本ではないと思います。 | ||||
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