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悪の教典
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悪の教典の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全133件 81~100 5/7ページ
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もし、これが貴志祐介作品じゃなかったら、 そつなく巧い文章で、なかなか読ませるエンタメ作家が出てきたじゃないかと、 次回作に大いに期待していたと思う もう一度、『黒い家』のような作品が読みたい あれこそが貴志作品最高峰の「悪の教典」だったと思う 今作のハスミンなんか、菰田幸子さんの足元にも及ばない 今作の主人公は「自由じゃないより自由な方がいいよね!」程度のよく分からない動機で人を殺す しかも、「自分は他者の痛みを理解できないサイコパスだしね!」って何故か少年の段階で自覚してる(それを世間一般的に中二病というのでは・・・) 京大を一カ月で見切ってハーバード的な大学に入り、MBAを取り、世界一流の金融機関に入社した超絶優秀な設定なのに、どうしてもその辺にいる大したことない人間に思えてしまう 『この人間には心がない』(映画『黒い家』のキャッチコピー) もしこういう人間を書きたかったのだとしたら、貴志先生はもう15年も前に成功しているし、今作では明らかに失敗している | ||||
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実写映画は三池崇史氏が監督だそうですが、良くも悪くもその程度の話だということ。 特に後半は小説で読むよりも映画を見た方が面白いのではないのでしょうか。 少なくとも「このミス2011ベスト1」の価値はありませんので、期待しないように。 | ||||
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文庫版上巻のレビューで「☆二つ」としたが、引き続いて下巻を通読し、評点が甘かった、と思った。本書の単行本は、年度ごとのミステリーコンテストで1位を二つ取ったという。一体、どんな審査をしているのだろうか。 下巻は、サイコパスということになっている主人公が、夜の学校で生徒らの大量殺戮に狂奔する様子を描いている(文庫の裏表紙にも粗筋が書いてあるので、ネタばらしにはならないだろう)。だが、ほぼ全部がご都合主義に彩られ、シラジラしい展開。また、独白部分を含め、主人公の造型に成功しておらず、しかも「着地」に意外性もカタルシスもない。上下巻を通じていえることは、本書はミステリーではなく、しかも全然恐くないので、ホラーでもない。ただのチープなスプラッター小説といったところか。これはないわ、と思う。 | ||||
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惹句に誘われ、帯にあった「映画化!」にも触手が動いて、まず上巻を読み終えた。ここ(ブックレビュー)での評価はまちまち。ただ、少なからずのレビュアーが書いておられるように、サイコパスだという主人公の行動や言葉にほとんど「恐さ」「気味の悪さ」はうかがえず、拍子抜けだった。評者はトシ食ってるので、登場する多数の高校生群像にリアリティーがあるのかないのか、判断の目安を持ち合わせていないが、全体として「話をムリに作っている」という印象は拭えず、しかし読みやすさは備えているようなので、とりあえず標記の採点とした。どうもなあ。。。さて、間を置かずに下巻へ。 | ||||
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下巻ですが、これはもう、飛ばし読みでした。説得力とか論理性みたいなものをたどる以前に、ただただ続く殺伐としたシーンの連続に、早くこの本を終わらせなければというような気分になり、ひたすらななめ読み。文春やこのミスでの評価が高かったことにとても疑問を感じます。 | ||||
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「青の炎」を舞台に「天使」の難解さを主人公自ら説明し、「クリムゾン」ほど恐怖とスピードのない鬼ごっこを、ごっちゃにした感じ。 本作品は評価が高いみたいだけど、過去の貴志祐介を好きな人には物足りないと思う。 また作品自体ではないが文庫版の解説が最悪。 映画の宣伝と続編を望むらしいが、貴志自身も映画に出演しているみたいだし、主人公がちょと躊躇した辺りをねたに続編とかはやめてほしい。 | ||||
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まあ、主人公の一人称で書けなかった時点で、残念賞だな。この作品に関しては、むしろ絶賛した評論家たちが、徹底的な対決を避けたのが、非常にマズいところ。 | ||||
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他の方がおっしゃているように、貴志さんのパワーダウンを確信させる作品だと思いました。 ISOLAからのファンですが、、サイコパスの物語としては黒の家のように引き込まれるものがない。 上下巻買い、上巻を読み終えそうですが下巻も読むかどうしようか…という感じです。 貴志さんのホラー小説が読みたいです!!! 悪の教典ではじめて貴志さんの作品を読んだ方には是非、黒の家やISOLA、天使の囀りなど初期の作品をオススメします。 | ||||
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もう、10年以上貴志さんのファンです。 「クリムゾンの迷宮」から入り、「黒い家」「イソラ」「天使の囀り」むさぼるように読みました。 初期の作品は、個々のレベルが高さとその引出しの多さに驚愕し、新作が出るのを待ちわびました。 けれど、なかなか作品が書かれなかった後、やっと出版された「硝子のハンマー」あたりから、作りこみの甘さや、これはどうなんだろうと思う作品が増えてきて、もう以前の感動を味わうことはできないのだろうか・・・とあきらめ半分だった2011年。 「このミス1位」を見た瞬間「やった!あの貴志祐介が帰ってきたんだ!」と本当に嬉しく、わくわくしながら読み始めました。 設定は面白いと思います。教師がサイコパスっていう切り口はありそうでなかったし。(サカモチキンパツは組織の駒) が・・・。 ダークヒーロー「蓮実」がとにかく魅力的でない。 青の炎は、殺人者が魅力的だった。だからあのラストはせつなく、心に響いた。 けれど、蓮実が死んでも全然悲しくないし、反対にカタルシスもない。 生まれ持って共感能力がない、本当の怪物の恐怖を見せるには「蓮実」はあまりにも薄っぺらい。 殺人を犯す理由が「やってた悪いことがばれそうだから」とか「自分より人気があるから」とかきわめて幼稚。 幼馴染や安原を殺すことに躊躇するというエピソードは、怪物に生まれてしまった孤独を読者に感じさせるためだったのなら中途半端。 周りの教師も警察も、そんなわけないやん・・・という無能ぶり。 大量殺人というテーマでは、バトルロワイヤルやデスノートのレベルにも達していない。 「王様ゲーム」よりはましかなという感じ。 あと、「秘密」はわざわざいれるほどのエピソードではないと思うし、「アクノキョウテン」にいたっては完全な蛇足。最後の一行に腹が立った。 こんなコミックのおまけのページみたいなおふざけは小説にはいらない。 それなら、文庫版のあとがきをきちんと書いて欲しかった。 残念ながら、あの貴志祐介はもどってきませんでした。 貴志 祐介は、こんなもんじゃないのに。 この作品が一位をとってしまったのが悲しい。 | ||||
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一気に読んでしまったけど、残るものが無く、期待はずれだったというのが正直な感想。 全体的に、これまでの作品をつなぎ合わせたように感じました。 主人公(?)の行動も犯罪が結局は行き当たりばったりで、知性を感じられないのが残念。 難しいことを考えずに、時間のあるときに一気に読めば楽しめるかもしれません。 | ||||
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とりあえず一気に読みましたががっかりです。こんな結末ですか。 下巻の半分ぐらい読んだところで「え、まさかこのままこんな感じで終わるの?」と ありきたりな結末を予想したところそのままでした。 この作家の小説をこれまで8冊ほど読みましたが共通して言えるのは出てくる薀蓄っぽい内容の 底が浅いことです。この人よく知らないで書いてるなと感じてしまいます。 はじめに「青の炎」を読んだときは高校生だから知識が浅い、専門家が馬鹿にして使わないよう な隠語を素人が得意げに使っているという演出かと思っていたのですが この本でも結構出てくるのでなんだかなとあらためて思ってしまいました。 | ||||
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ジャンク小説。 読んで残るものは何もない。 So What? 逆に高評価の人に聞きたい。 何が心に残ったのか。 | ||||
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☆ひとつもつけたくないのが、本音。 (特に下巻はひどい!くだらなさすぎ!) 唯一面白かったのは、主人公の台詞(というか、モノローグ) 「最後にクラスから自殺者を出してしまったことは、 担任としては残念でならなかった」という部分。 ハスミン曰く、 「自ら命を絶つ、生き延びる努力を放擲(ほうてき、と読みます)するというのは、 現在の教育が抱える何か根本的な問題に起因しているような気がした」 だそうです。 | ||||
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文庫上・下で発売されると思ったら、1冊にまとめて発売。(厚くて読みづらい!) しかもこの値段!? 高い! 本は厚いけど、内容はひたすら薄っぺらです。 どこかで読んだことのある話を、ツギハギにしただけ。 そして、主人公はどこまでも行き当たりばったりの行動を繰り返すだけ。 (これで、主人公は超頭が切れるという設定なんだからあきれる) 表紙のカラスはハードカバーの上巻のイラストと同じだけど、 カラスは中身にはほとんど絡んでこないし…。 発売当時は、「このミス」とか、○○賞受賞とか、そうとうあおってたし カバーとタイトルに騙されて購入した人が多そう。 | ||||
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こちらのレビューのどこか(上巻か下巻か忘れましたが)に、「女性との性交渉のシーンを読んでると、貴志先生は童貞じゃないかと思う」と言う趣旨の書き込みがありました。 私も、以前からそう思っていたんです。悪の教典の中に出てくる女性生徒との性交渉のシーンや、以前の作品でもあった性交渉のシーンの数々は、女性から見るとどうしてもおかしい(変)なんです。 私以外にも、同じようなことを思っている方(その方も女性とのこと)がいらっしゃるので、このようなレビューの場で書くことではないかもしれません。気を悪くされた方がいらしたら、申し訳ありません。 先生の女性経験がどうのよりも、きっとこのようなセックスが先生のお好みなだけでしょうね。女性から見ると、とても不自然ですけれども。 作品の感想としては。「今までどこかで見たことがある設定をつぎはぎにした、薄っぺらいもの」という感想につきます。ラノベをバカにしているわけではありませんが、まるでラノベのような軽くて読みやすい文章。あまり読書経験のない方や、いわゆる「中二病」の方なんかには、おもしろい作品なのでしょうね。 映画化が決まり、貴志先生のインタビューを読む機会がありましたが、先生はこの作品を「書き直したい」とか「ちょっと失敗だったかな、特に下巻」等は思っていらっしゃらないようです。先生の大ファンなだけに、残念でした。 それにしても、晨光学院町田高校は、「離島」か何かなのでしょうか? | ||||
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なぜサイコパスが主人公なのか? 主人公の気持ちに共感できないので、内容にのめり込めない。 貴志祐介はこんなものではないはず。 | ||||
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本来、本当の人間の怖さや人間が怖がるものは何か、を知りつくした作家です。緻密な調査や取材のもと、物語を構成するからこそ、そのリアリティに読み手は否応なしに引き込まれます。だからトイレに行けなくなるほど、コワイのです。しかし今回の作品は何でしょうか?あまりにも陳腐すぎる。主人公は天才的に頭が良く、運動も出来て、人気もある教師と言う設定ですが、行き当たりばったりな行動を見るにつけ、頭はメチャクチャに悪いとしか思えない。キャラとしてはむしろ、「男前で体も強靱だが、頭が足りない残念なヤツ」で、妙に女(セックス)好きなのも、俗っぽく、中途半端。同じ大量殺戮なら、バトルロワイアルの方が、何倍も死への恐怖感や、追い込まれ感を共感させられる。生徒のキャラも一人づつ丁寧に書かれていて、賛否両論あるけど、自分は青春群像として読むことが出来た。この物語にも同様の試みが感じられるが、全く書き込み不足。いやー、本当に貴志祐介が書いているのか?と思うほど、雑で残念な本でした。これが2010年のこのミスや文春ミステリーで1位になっているのを知って、また驚き。ひょっとして、私の読み方がおかしいのかとも思ったけども、同意見のレビューもあったので、これは好みの差なのでしょう。もし貴志祐介が初めてであれば、「黒い家」「天使の囀り」「クリムゾンの迷宮」などをまず読まれることを、おすすめします。これらは抜群におもしろいので。貴志祐介のファンだからこそ、この厳しいレビューをおゆるしください。 | ||||
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全体的に設定がラノベ風味。 過剰さが目立ち、リアリティが無いために、 ホントに高校教師がサイコパスだったら怖いッ!!という ゾクゾク感が味わえなかった、残念。 なんていうか、もうちょっと、 「いるいる、こんな奴!」と思える登場人物にできなかったのだろうか。 読んでいてメインの人物に「何?この設定」と思ってしまうと 物語に入り込めない。 そういう意味でバトロワは案外とよく出来ていたのだな、と実感。 アメリカの大学でMBAを取得とか、銃が扱えるとか、 いろいろ主人公に能力を加えているわりには 最終的には主人公の頭の良さが伝わってこないので、 作品全体がものすごく軽い雰囲気になってしまっている。ホラーなのに。 貴志祐介って、こういう陳腐な設定をする作家だったっけ? と思った。 ストーリーの流れは上手い。 上手いから余計に、変にラノベ風にキャラを立たせているのが 悪いほうへ作用している感じでもったいない。 | ||||
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新世界よりを読んで期待したのですが、現役の高校教諭から言わせてもらえば、全てが荒唐無稽の駄作です。 | ||||
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ある日本屋に行ったら小説のランキングのコーナーでこの本が上位に入っていたので気になって買っちゃいました。表紙や帯の文章にひかれて1800円も払ってしまいましたが…。正直いって、あまりおもしろくなかったです。微妙。とにかく微妙。ミステリー要素がない。ホラーって感じです。とにかくホラー。主人公がイケメンで生徒からも先生からも人気のある優しいイケメン教師、でも本当は非道で凶悪な人間、というのはわかりました。最初はカラスを殺すことから始まり、次は人を殺し、次は生徒たちとも性関係をもってしまう。まだ途中までしか読んでいませんが、正直飽きています。イマイチ生徒たちの会話もリアリティがないし…もっと学校の中の様子も書いて欲しかったです。私は買って損をしました…。しかし評価は人それぞれだと思います。 ホラーとかエロとか殺人とか、ただそれを盛り込んだだけってカンジ。 | ||||
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