パラサイト・イヴ

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評判

パラサイト・イヴの評価:

3.29/5点 レビュー 78件。 B ランク

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平均点3.29pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全235件 121〜140 7/12ページ
No.115
(4pt)

思わず化学や生物学の道を目指したくなる小説

久しぶりに再読しました。

文系だった私は,この本で描かれる理系の世界にあこがれてしまいます。

ストーリーとは無関係に,ふとそんなことを思ってしましました。
パラサイト・イヴ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴ (新潮文庫)より
4101214344
No.114
(4pt)

賞賛

「利己的な遺伝子による細胞内戦争」を、その道の研究者が書き下ろした良質のサイエンス・フィクション。
前半部に稚拙な文章が散見され、筋も『Xファイル』的な既視感が、なくもない。しかし、クライマックスへの加速感が些細な欠点を凌駕し、専門分野をベースにした独自の着眼点とアイディアが光っている。

機器などの専門用語も、分からないなりに「多分、こんな感じだろう」と適当に読み進めば、大きな邪魔にならなかった。むしろ冗長な説明がなかった分、テンポ良く読むことができた。

疑問に感じたのは、
「億年単位で進化を経験してきたミトコンドリアが、その形での自己崩壊を予見できないだろうか?」
という点。
多少、都合の良い展開のように感じたが、まあ、これは重箱の隅をつつくようなものであろう。

独自の発想を見事に小説まで昇華させた、瀬名氏の手腕と労力は、賞賛に値する。
パラサイト・イヴ Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴより
4048728628
No.113
(4pt)

賞賛

「利己的な遺伝子による細胞内戦争」を、その道の研究者が書き下ろした良質のサイエンス・フィクション。
前半部に稚拙な文章が散見され、筋も『Xファイル』的な既視感が、なくもない。しかし、クライマックスへの加速感が些細な欠点を凌駕し、専門分野をベースにした独自の着眼点とアイディアが光っている。

機器などの専門用語も、分からないなりに「多分、こんな感じだろう」と適当に読み進めば、大きな邪魔にならなかった。むしろ冗長な説明がなかった分、テンポ良く読むことができた。

疑問に感じたのは、
「億年単位で進化を経験してきたミトコンドリアが、その形での自己崩壊を予見できないだろうか?」
という点。
多少、都合の良い展開のように感じたが、まあ、これは重箱の隅をつつくようなものであろう。

独自の発想を見事に小説まで昇華させた、瀬名氏の手腕と労力は、賞賛に値する。
パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫)より
4043405014
No.112
(4pt)

賞賛

「利己的な遺伝子による細胞内戦争」を、その道の研究者が書き下ろした良質のサイエンス・フィクション。
前半部に稚拙な文章が散見され、筋も『Xファイル』的な既視感が、なくもない。しかし、クライマックスへの加速感が些細な欠点を凌駕し、専門分野をベースにした独自の着眼点とアイディアが光っている。

機器などの専門用語も、分からないなりに「多分、こんな感じだろう」と適当に読み進めば、大きな邪魔にならなかった。むしろ冗長な説明がなかった分、テンポ良く読むことができた。

疑問に感じたのは、
「億年単位で進化を経験してきたミトコンドリアが、その形での自己崩壊を予見できないだろうか?」
という点。
多少、都合の良い展開のように感じたが、まあ、これは重箱の隅をつつくようなものであろう。

独自の発想を見事に小説まで昇華させた、瀬名氏の手腕と労力は、賞賛に値する。
パラサイト・イヴ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴ (新潮文庫)より
4101214344
No.111
(3pt)

神は細部に宿る

神は細部に宿る

神は細部に宿るとは言うけれど、細部に頼り切っていないだろうか。
ミトコンドリアの「不可思議さ」については、高校理科程度でも聞くのではな
いかと思うが、それを土台にしたSF的な仮説や示唆は、非常に面白かった。

ただ、どなたかが言うようにストーリーはとても貧弱に思う。
この作品は高度な専門性にこそ真価があり、ストーリーは二の次になってしま
っている。だからこそ、高度な専門性を排した映画はいまいちになり、イブの
なんでもありに笑う者があり、高度な専門性に辟易する者がいる、と。

逆に、ある程度、生化学分野の知識を持っている人には、より一層楽しめると
思う。実際、私の初読みは今から10年以上も前だが、クリーンベンチすら知ら
なかった当時は、ストーリーを追い掛けたくても専門的な知識・業務の列記に
辟易するばかりで読むことを断念してしまった。

ま、いつの間にか生化学系の分野に進んだ今となっては、非常に楽しく読めた
が……。それでもやはりストーリーよりも専門分野での話の方が、俄然面白い。



※ 以下ネタばれあり。

そしてもう1点。どうしても気になる事がある。

聖美の身体や精神に影響を及ぼせるほどの力を持ち、専門の教授に意見や質問
をぶつける程度に知識を有し(聖美の段階)、修士論文程度であれば簡単に作
成しする知性がある(朝倉の段階)者が、一介の薬学助手に執着する意図が全
く分からない。

自己進化させた「娘」にしても、自身細胞の継代にしても「聖美」自身(聖美
の肉体のまま)で出来たはずだ。実際培養された Eve1 はそれをやってのけて
いる。ならば聖美の段階で「知識」を得て、実際に研究室に入ってしまえばい
い。自身で医学なり薬学なり極める事も「容易」なはずだろう? 聖美を殺し、
腎移植をやらせ、利明に自身を複製させるような回りくどい方法は、全く必要
ない。

娘を産むのも「麻里子」ではなく「聖美」自身でいい。種の転換期のオーバー
ラップが必要などともっともらしく説明しているが、本来の意味でオーバーラ
ップしていた者こそ「聖美」だろう。なぜ「聖美」の肉体を捨てる必要がある?

例えそうでなくとも「麻里子」の子宮を「移植した腎を介して」作りかえるよ
り、造り変えてきた聖美の体で作りかえられたはずだ。

イブの高度な知性と、宿主を作りかえる力、他の個体にあるミトコンドリアと
の連携。それらもってしての、あの計画は非常に陳腐。他人に頼ることなく、
自ら全て事前に事を為せたはずであるし、他人を操る事も容易だ。

ホラーにしたくて計画をわざと杜撰にしたようなもんじゃないかとすら。
パラサイト・イヴ Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴより
4048728628
No.110
(3pt)

神は細部に宿る

神は細部に宿る

神は細部に宿るとは言うけれど、細部に頼り切っていないだろうか。
ミトコンドリアの「不可思議さ」については、高校理科程度でも聞くのではな
いかと思うが、それを土台にしたSF的な仮説や示唆は、非常に面白かった。

ただ、どなたかが言うようにストーリーはとても貧弱に思う。
この作品は高度な専門性にこそ真価があり、ストーリーは二の次になってしま
っている。だからこそ、高度な専門性を排した映画はいまいちになり、イブの
なんでもありに笑う者があり、高度な専門性に辟易する者がいる、と。

逆に、ある程度、生化学分野の知識を持っている人には、より一層楽しめると
思う。実際、私の初読みは今から10年以上も前だが、クリーンベンチすら知ら
なかった当時は、ストーリーを追い掛けたくても専門的な知識・業務の列記に
辟易するばかりで読むことを断念してしまった。

ま、いつの間にか生化学系の分野に進んだ今となっては、非常に楽しく読めた
が……。それでもやはりストーリーよりも専門分野での話の方が、俄然面白い。



※ 以下ネタばれあり。

そしてもう1点。どうしても気になる事がある。

聖美の身体や精神に影響を及ぼせるほどの力を持ち、専門の教授に意見や質問
をぶつける程度に知識を有し(聖美の段階)、修士論文程度であれば簡単に作
成しする知性がある(朝倉の段階)者が、一介の薬学助手に執着する意図が全
く分からない。

自己進化させた「娘」にしても、自身細胞の継代にしても「聖美」自身(聖美
の肉体のまま)で出来たはずだ。実際培養された Eve1 はそれをやってのけて
いる。ならば聖美の段階で「知識」を得て、実際に研究室に入ってしまえばい
い。自身で医学なり薬学なり極める事も「容易」なはずだろう? 聖美を殺し、
腎移植をやらせ、利明に自身を複製させるような回りくどい方法は、全く必要
ない。

娘を産むのも「麻里子」ではなく「聖美」自身でいい。種の転換期のオーバー
ラップが必要などともっともらしく説明しているが、本来の意味でオーバーラ
ップしていた者こそ「聖美」だろう。なぜ「聖美」の肉体を捨てる必要がある?

例えそうでなくとも「麻里子」の子宮を「移植した腎を介して」作りかえるよ
り、造り変えてきた聖美の体で作りかえられたはずだ。

イブの高度な知性と、宿主を作りかえる力、他の個体にあるミトコンドリアと
の連携。それらもってしての、あの計画は非常に陳腐。他人に頼ることなく、
自ら全て事前に事を為せたはずであるし、他人を操る事も容易だ。

ホラーにしたくて計画をわざと杜撰にしたようなもんじゃないかとすら。
パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫)より
4043405014
No.109
(3pt)

神は細部に宿る

神は細部に宿る

神は細部に宿るとは言うけれど、細部に頼り切っていないだろうか。
ミトコンドリアの「不可思議さ」については、高校理科程度でも聞くのではな
いかと思うが、それを土台にしたSF的な仮説や示唆は、非常に面白かった。

ただ、どなたかが言うようにストーリーはとても貧弱に思う。
この作品は高度な専門性にこそ真価があり、ストーリーは二の次になってしま
っている。だからこそ、高度な専門性を排した映画はいまいちになり、イブの
なんでもありに笑う者があり、高度な専門性に辟易する者がいる、と。

逆に、ある程度、生化学分野の知識を持っている人には、より一層楽しめると
思う。実際、私の初読みは今から10年以上も前だが、クリーンベンチすら知ら
なかった当時は、ストーリーを追い掛けたくても専門的な知識・業務の列記に
辟易するばかりで読むことを断念してしまった。

ま、いつの間にか生化学系の分野に進んだ今となっては、非常に楽しく読めた
が……。それでもやはりストーリーよりも専門分野での話の方が、俄然面白い。



※ 以下ネタばれあり。

そしてもう1点。どうしても気になる事がある。

聖美の身体や精神に影響を及ぼせるほどの力を持ち、専門の教授に意見や質問
をぶつける程度に知識を有し(聖美の段階)、修士論文程度であれば簡単に作
成しする知性がある(朝倉の段階)者が、一介の薬学助手に執着する意図が全
く分からない。

自己進化させた「娘」にしても、自身細胞の継代にしても「聖美」自身(聖美
の肉体のまま)で出来たはずだ。実際培養された Eve1 はそれをやってのけて
いる。ならば聖美の段階で「知識」を得て、実際に研究室に入ってしまえばい
い。自身で医学なり薬学なり極める事も「容易」なはずだろう? 聖美を殺し、
腎移植をやらせ、利明に自身を複製させるような回りくどい方法は、全く必要
ない。

娘を産むのも「麻里子」ではなく「聖美」自身でいい。種の転換期のオーバー
ラップが必要などともっともらしく説明しているが、本来の意味でオーバーラ
ップしていた者こそ「聖美」だろう。なぜ「聖美」の肉体を捨てる必要がある?

例えそうでなくとも「麻里子」の子宮を「移植した腎を介して」作りかえるよ
り、造り変えてきた聖美の体で作りかえられたはずだ。

イブの高度な知性と、宿主を作りかえる力、他の個体にあるミトコンドリアと
の連携。それらもってしての、あの計画は非常に陳腐。他人に頼ることなく、
自ら全て事前に事を為せたはずであるし、他人を操る事も容易だ。

ホラーにしたくて計画をわざと杜撰にしたようなもんじゃないかとすら。
パラサイト・イヴ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴ (新潮文庫)より
4101214344
No.108
(4pt)

限界に挑戦した小説

小説には色々なジャンルがありますが、特に好き嫌いが別れる分野に『ハードSF』があります。
これが嫌われる理由のひとつに、下地となる知識と興味が必須、ということがあるのではないでしょうか。
文章でのみ伝える以上、筆者と読者の間に単語に対する共通認識が必要となります。
『遺伝子』と書いてことが済むのは、読者が漠然とでも遺伝子という言葉とその意味を知っていて成り立ちます。

さて、本作『パラサイトイヴ』ですがそういう意味では、筆者の前にはとてつもない困難が立ちふさがっていたことかと思います。
よほど興味がある人でなければ、本作に登場する単語の数々は「何のことやらさっぱり」という事態に成りかねません。
当然ながら小説として物語を読者に楽しませる上で、通俗的でない単語には『説明』が必要となります。
説明を回避する手法も当然あるでしょうし、より文章として楽しめる書き方に留めるということもあります。
ですが、本作においてそれらの手法を取り入れると、また違った小説となったことと思います。
ありていに言ってしまうと、あらすじはB旧ホラー映画のそれです。
要するに、映画版の為体、ご覧の有様という感じです。

瀬名氏の最大の功績は、説明に真っ向から勝負を挑んだことかと思います。
これら説明を退屈な代物にせず、楽しめる部分とし、その細部の拘りによって荒唐無稽な話に命を吹き込んでいらっしゃいます。
だからこそ、この話は小説で楽しめる物で、映像に頼ることなく文字で為しえたということに賞賛を送りたく思います。
前半部からストーリーと平行して続く、楽しめる説明。
中盤から怒濤のごとく盛り上がりを見せる物語。
ラストは賛否両論あるでしょうが、個人的にはあの結末でなければ、それこそB旧映画になってしまったと思います。

この話は小説で読んでこそ面白い、と思います。
映画版を観て小説を読んでらっしゃらない方に、特にお勧めいたします。
パラサイト・イヴ Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴより
4048728628
No.107
(4pt)

限界に挑戦した小説

小説には色々なジャンルがありますが、特に好き嫌いが別れる分野に『ハードSF』があります。
これが嫌われる理由のひとつに、下地となる知識と興味が必須、ということがあるのではないでしょうか。
文章でのみ伝える以上、筆者と読者の間に単語に対する共通認識が必要となります。
『遺伝子』と書いてことが済むのは、読者が漠然とでも遺伝子という言葉とその意味を知っていて成り立ちます。

さて、本作『パラサイトイヴ』ですがそういう意味では、筆者の前にはとてつもない困難が立ちふさがっていたことかと思います。
よほど興味がある人でなければ、本作に登場する単語の数々は「何のことやらさっぱり」という事態に成りかねません。
当然ながら小説として物語を読者に楽しませる上で、通俗的でない単語には『説明』が必要となります。
説明を回避する手法も当然あるでしょうし、より文章として楽しめる書き方に留めるということもあります。
ですが、本作においてそれらの手法を取り入れると、また違った小説となったことと思います。
ありていに言ってしまうと、あらすじはB旧ホラー映画のそれです。
要するに、映画版の為体、ご覧の有様という感じです。

瀬名氏の最大の功績は、説明に真っ向から勝負を挑んだことかと思います。
これら説明を退屈な代物にせず、楽しめる部分とし、その細部の拘りによって荒唐無稽な話に命を吹き込んでいらっしゃいます。
だからこそ、この話は小説で楽しめる物で、映像に頼ることなく文字で為しえたということに賞賛を送りたく思います。
前半部からストーリーと平行して続く、楽しめる説明。
中盤から怒濤のごとく盛り上がりを見せる物語。
ラストは賛否両論あるでしょうが、個人的にはあの結末でなければ、それこそB旧映画になってしまったと思います。

この話は小説で読んでこそ面白い、と思います。
映画版を観て小説を読んでらっしゃらない方に、特にお勧めいたします。
パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫)より
4043405014
No.106
(4pt)

限界に挑戦した小説

小説には色々なジャンルがありますが、特に好き嫌いが別れる分野に『ハードSF』があります。
これが嫌われる理由のひとつに、下地となる知識と興味が必須、ということがあるのではないでしょうか。
文章でのみ伝える以上、筆者と読者の間に単語に対する共通認識が必要となります。
『遺伝子』と書いてことが済むのは、読者が漠然とでも遺伝子という言葉とその意味を知っていて成り立ちます。

さて、本作『パラサイトイヴ』ですがそういう意味では、筆者の前にはとてつもない困難が立ちふさがっていたことかと思います。
よほど興味がある人でなければ、本作に登場する単語の数々は「何のことやらさっぱり」という事態に成りかねません。
当然ながら小説として物語を読者に楽しませる上で、通俗的でない単語には『説明』が必要となります。
説明を回避する手法も当然あるでしょうし、より文章として楽しめる書き方に留めるということもあります。
ですが、本作においてそれらの手法を取り入れると、また違った小説となったことと思います。
ありていに言ってしまうと、あらすじはB旧ホラー映画のそれです。
要するに、映画版の為体、ご覧の有様という感じです。

瀬名氏の最大の功績は、説明に真っ向から勝負を挑んだことかと思います。
これら説明を退屈な代物にせず、楽しめる部分とし、その細部の拘りによって荒唐無稽な話に命を吹き込んでいらっしゃいます。
だからこそ、この話は小説で楽しめる物で、映像に頼ることなく文字で為しえたということに賞賛を送りたく思います。
前半部からストーリーと平行して続く、楽しめる説明。
中盤から怒濤のごとく盛り上がりを見せる物語。
ラストは賛否両論あるでしょうが、個人的にはあの結末でなければ、それこそB旧映画になってしまったと思います。

この話は小説で読んでこそ面白い、と思います。
映画版を観て小説を読んでらっしゃらない方に、特にお勧めいたします。
パラサイト・イヴ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴ (新潮文庫)より
4101214344
No.105
(4pt)

圧倒的なスケール

車を運転中に突然、意識を失い電柱にぶつかり脳死してしまった妻・聖美。大学で薬学の研究をしている利明は妻の肝を譲り受け、観察をすることを決意する。当時の近代医学の最高峰を描いた臓器移植と壮大なSF染みたテーマが渾然一体と融和した傑作ホラー作品。

筆力に脱帽した。薬学と医療の専門用語をふんだんに取り入れたにも関わらず、状況を喚起させ、前へ前へと読ませる。私は文系人間で、本来こういった小説は毛嫌いする人間であるにも関わらず、である。これで処女作なのだから、天才と呼ばざるを得ない。

ただ、ラストはSF定番のオチで、謎は謎のまま終わってる点はどうなのだろう。

パラサイト・イヴ Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴより
4048728628
No.104
(4pt)

圧倒的なスケール

車を運転中に突然、意識を失い電柱にぶつかり脳死してしまった妻・聖美。大学で薬学の研究をしている利明は妻の肝を譲り受け、観察をすることを決意する。当時の近代医学の最高峰を描いた臓器移植と壮大なSF染みたテーマが渾然一体と融和した傑作ホラー作品。

筆力に脱帽した。薬学と医療の専門用語をふんだんに取り入れたにも関わらず、状況を喚起させ、前へ前へと読ませる。私は文系人間で、本来こういった小説は毛嫌いする人間であるにも関わらず、である。これで処女作なのだから、天才と呼ばざるを得ない。

ただ、ラストはSF定番のオチで、謎は謎のまま終わってる点はどうなのだろう。

パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫)より
4043405014
No.103
(4pt)

圧倒的なスケール

車を運転中に突然、意識を失い電柱にぶつかり脳死してしまった妻・聖美。大学で薬学の研究をしている利明は妻の肝を譲り受け、観察をすることを決意する。当時の近代医学の最高峰を描いた臓器移植と壮大なSF染みたテーマが渾然一体と融和した傑作ホラー作品。

筆力に脱帽した。薬学と医療の専門用語をふんだんに取り入れたにも関わらず、状況を喚起させ、前へ前へと読ませる。私は文系人間で、本来こういった小説は毛嫌いする人間であるにも関わらず、である。これで処女作なのだから、天才と呼ばざるを得ない。

ただ、ラストはSF定番のオチで、謎は謎のまま終わってる点はどうなのだろう。

パラサイト・イヴ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴ (新潮文庫)より
4101214344
No.102
(2pt)

物語の設定はすごく良いのに・・・

物語の設定は、すごく面白いと思います。ただ、医学的・化学的な説明が多いため、読み進めていくのが非常にカッタルク感じました。特に、物語の設定上しょうがないとは思いますが、移植手術などに関しての下りは長過ぎます。そのため、上手く物語を楽しむことができませんでした。
パラサイト・イヴ Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴより
4048728628
No.101
(2pt)

物語の設定はすごく良いのに・・・

物語の設定は、すごく面白いと思います。ただ、医学的・化学的な説明が多いため、読み進めていくのが非常にカッタルク感じました。特に、物語の設定上しょうがないとは思いますが、移植手術などに関しての下りは長過ぎます。そのため、上手く物語を楽しむことができませんでした。
パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫)より
4043405014
No.100
(2pt)

物語の設定はすごく良いのに・・・

物語の設定は、すごく面白いと思います。ただ、医学的・化学的な説明が多いため、読み進めていくのが非常にカッタルク感じました。特に、物語の設定上しょうがないとは思いますが、移植手術などに関しての下りは長過ぎます。そのため、上手く物語を楽しむことができませんでした。
パラサイト・イヴ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴ (新潮文庫)より
4101214344
No.99
(3pt)

ぼちぼちな作品

理系の人間が新しい切り口で挑んだSF小説と呼ぶのが相応しい作品だと思います。
緻密な医学描写は、(私が知る限りでは)類を見ないほど詳しく書かれています。

しかし理系ということを意識しすぎたためなのか、それらの説明が冗長であると感じることもあり、小説という括りで作品を評価すると高い評価は出来ないというのが感想です。
小説に新しい入口を作ったが、間口が狭すぎたかなと感じさせられる作品でした。
パラサイト・イヴ Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴより
4048728628
No.98
(3pt)

ぼちぼちな作品

理系の人間が新しい切り口で挑んだSF小説と呼ぶのが相応しい作品だと思います。
緻密な医学描写は、(私が知る限りでは)類を見ないほど詳しく書かれています。

しかし理系ということを意識しすぎたためなのか、それらの説明が冗長であると感じることもあり、小説という括りで作品を評価すると高い評価は出来ないというのが感想です。
小説に新しい入口を作ったが、間口が狭すぎたかなと感じさせられる作品でした。
パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫)より
4043405014
No.97
(3pt)

ぼちぼちな作品

理系の人間が新しい切り口で挑んだSF小説と呼ぶのが相応しい作品だと思います。
緻密な医学描写は、(私が知る限りでは)類を見ないほど詳しく書かれています。

しかし理系ということを意識しすぎたためなのか、それらの説明が冗長であると感じることもあり、小説という括りで作品を評価すると高い評価は出来ないというのが感想です。
小説に新しい入口を作ったが、間口が狭すぎたかなと感じさせられる作品でした。
パラサイト・イヴ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴ (新潮文庫)より
4101214344
No.96
(4pt)

理系作家瀬名氏のデビュー作、面白いです

理系作家によるSFホラーとして話題になったベストセラー作品にして、著者のデビュー作長編です。
今読み返してみても、専門知識に裏打ちされた世界観と、緻密に練り上げられたプロットのバランスがうまく取れているいい作品だと思います。
その一方で、人物造形や心理描写といった語り部としての力量は今一つとも感じられる点がありますが、次々に提示される知識(うんちく)やどんどん積み重ねられていく論理による圧倒的なスピード感の前に、難なく最後まで読みきってしまいます。
デビュー以降の瀬名氏の作家としての変遷を俯瞰してみると、デビュー当時の長編作品(パラサイト・イブ及びブレイン・ヴァレー)では先端科学技術を前面に押し出した壮大な構想に基づくSFホラー、その後の短編作品(ハルや第9の日)や長編作品(デカルトの密室)では人間の心をテーマにした哲学的SF、というように明らかな主要テーマの移行が見られるように思います。
あくまでも私見ですが、瀬名氏の場合、長い取材・準備期間を使って知識とロジックで組み上げたような、いわば理系のレポート系の長編作品(すなわちパラサイト・イブ及びブレイン・ヴァレー)の方が、断然出来が良いように思います。
最近のロボットものの短編作品を読んでいると、どうしても肝心なところでモノガタリの迫力が足りず、悩める主人公に感情移入できないまま終わってしまうのです。
他の作品についての所感はそれぞれの作品の書評にコメントしましたので、興味のある方はぜひそちらもご一読ください。
パラサイト・イヴ Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴより
4048728628