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ニッポニアニッポン
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ニッポニアニッポンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 21~22 2/2ページ
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いわゆる「引きこもり」がなんだか大きなことをやらかす/やらかそうとする話なのですが、結局「引きこもり」という要素がエクスキューズにしかなってないようで、物足りない気がしました。でも、筋書きの上を主人公が筋書き通りになぞっていくテンポは悪くないので、ぐいぐい読み進んでいけます。そうやってぐいぐい読んで最後に唐突に「無常観」が出てきても説得力が全然ないし、ただ無茶やるだけでユーモアというのも乱暴な話だなと思うわけですが。 | ||||
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鴇谷春生は自分の姓に「鴇」が使われていることから、以前からトキに関心があったが、中国からヤンヤンとヨウヨウを迎えての保護増殖計画を知り違和感を覚える。中国産トキの血を受けたニッポニアニッポンって変ではないかと思う春生は、インターネットで情報を集め、周到な計画を立て、トキの純血と名誉を守るため武器を持ち、佐渡の保護センターに侵入するのだが……。 物語は“ニッポニアニッポン”を逃がすという途方もない犯罪計画をブラックユーモアとして描いた作品。考えると確かに中国産のトキにより繁殖させているニッポニアニッポンの存在はおかしなことだが、それを逆手に取ってブラックユーモアとしているのは、その着眼点には感服させられます。引きこもり少年の主人公が、ニッポンに対して起こす行動、そして革命的な計画はテーマの重さを感じさせぬ笑いを交えた画期的な作品となっています。 | ||||
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