ガニメデの優しい巨人

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評判

ガニメデの優しい巨人の評価:

4.42/5点 レビュー 110件。 B ランク

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平均点4.42pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全267件 41〜60 3/14ページ
No.227
(5pt)

プロジェクトブルーブックが好きなら是非!

単なる創作物ではない、綿密に描かれ、精細でまるで精密機械の様な小説です。
地球以外の惑星で、生物がどのように進化して文明を築いてゆけるか、重力の理論など本当によくできています。
プロジェクトブルーブックをご存知の方、お好きな方に是非お薦めしたい本です。
そしてこのシリーズは、通して読んでください。動植物学者、物理学者などの設問を通して、読者へ語りかける疑問や閃きなど、自分も一緒に彼らと解明しているかのような、途中で専門用語を検索したり、兎に角、現実的な内容に圧倒されます。絶対にお勧めです!
ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)より
4488663028
No.226
(5pt)

シリーズ最高の名作

三体も読んだけど、これは名作だ。人間とガニメアンとの交流。ガニメアンは、争うという概念を持たない。疑いや騙すということもない。人間のことが理解できない。ガニメアンという聖者のような存在があることを通して人間のことが見えてくる。すごい。ただの精緻なSFじゃない。
 最期のダンチェッカーの推理がすごくかっこいい。
 現実逃避によんだSFにここまではまるとは。
 「宇宙人がいたらわたしたちはどうなるか」っていうのは昔からあるテーマだよね。小さい頃にもそんな本をたくさん読んだ。そのわくわくが大人の今でも楽しめる本。ただ「どうなるか」だけじゃなくて、いまの「人間」という存在を客観的な目で見るきっかけを与えてくれる。わたしたちって、このままでいいのかなと。ちょっと時代が違うけど現代にも充分通じる話。
 読みやすい。そして面白い!民衆の情報源がテレビを主体とした映像というのが時代を感じさせるけれど、それでもやっぱり想像力を大宇宙に解き放ってくれるような名作だと思った。
ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫)より
448866332X
No.225
(5pt)

シリーズ最高の名作

三体も読んだけど、これは名作だ。人間とガニメアンとの交流。ガニメアンは、争うという概念を持たない。疑いや騙すということもない。人間のことが理解できない。ガニメアンという聖者のような存在があることを通して人間のことが見えてくる。すごい。ただの精緻なSFじゃない。
 最期のダンチェッカーの推理がすごくかっこいい。
 現実逃避によんだSFにここまではまるとは。
 「宇宙人がいたらわたしたちはどうなるか」っていうのは昔からあるテーマだよね。小さい頃にもそんな本をたくさん読んだ。そのわくわくが大人の今でも楽しめる本。ただ「どうなるか」だけじゃなくて、いまの「人間」という存在を客観的な目で見るきっかけを与えてくれる。わたしたちって、このままでいいのかなと。ちょっと時代が違うけど現代にも充分通じる話。
 読みやすい。そして面白い!民衆の情報源がテレビを主体とした映像というのが時代を感じさせるけれど、それでもやっぱり想像力を大宇宙に解き放ってくれるような名作だと思った。
ガニメデの優しい巨人 (1981年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人 (1981年) (創元推理文庫)より
B000J7WV6K
No.224
(5pt)

シリーズ最高の名作

三体も読んだけど、これは名作だ。人間とガニメアンとの交流。ガニメアンは、争うという概念を持たない。疑いや騙すということもない。人間のことが理解できない。ガニメアンという聖者のような存在があることを通して人間のことが見えてくる。すごい。ただの精緻なSFじゃない。
 最期のダンチェッカーの推理がすごくかっこいい。
 現実逃避によんだSFにここまではまるとは。
 「宇宙人がいたらわたしたちはどうなるか」っていうのは昔からあるテーマだよね。小さい頃にもそんな本をたくさん読んだ。そのわくわくが大人の今でも楽しめる本。ただ「どうなるか」だけじゃなくて、いまの「人間」という存在を客観的な目で見るきっかけを与えてくれる。わたしたちって、このままでいいのかなと。ちょっと時代が違うけど現代にも充分通じる話。
 読みやすい。そして面白い!民衆の情報源がテレビを主体とした映像というのが時代を感じさせるけれど、それでもやっぱり想像力を大宇宙に解き放ってくれるような名作だと思った。
ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)より
4488663028
No.223
(4pt)

今読んでも面白い。

テーマがテーマなので古臭さはあまり感じません。続編も読みたくなりました。
ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫)より
448866332X
No.222
(4pt)

今読んでも面白い。

テーマがテーマなので古臭さはあまり感じません。続編も読みたくなりました。
ガニメデの優しい巨人 (1981年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人 (1981年) (創元推理文庫)より
B000J7WV6K
No.221
(4pt)

今読んでも面白い。

テーマがテーマなので古臭さはあまり感じません。続編も読みたくなりました。
ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)より
4488663028
No.220
(4pt)

二作目としてとても素晴らしい作品!

一作目で残された謎に関して見事に説明し、納得させる作品となっている。
なぜ地球人はここまで発展したのか、なぜ攻撃性が高く競争心が高いのか。前作から続く素晴らしさである、華麗な現実とフィクションの織り合わせで見事に解明していく。
また何と言っても見どころは、宇宙人であるガメニアンとの邂逅だ。ただ、ガニメアンは次元の違う高位存在や、戦う侵略者としてではなく、あくまでも生物として描写されている点が、他の作品にはない描き方で面白い。
科学的に解明する、という一見派手ではないイベントも、ホーガンの手にかかれば非常にドキドキするものになり、先の展開が気になるようになるのがすごい。
ガニメデの優しい巨人 (1981年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人 (1981年) (創元推理文庫)より
B000J7WV6K
No.219
(4pt)

二作目としてとても素晴らしい作品!

一作目で残された謎に関して見事に説明し、納得させる作品となっている。
なぜ地球人はここまで発展したのか、なぜ攻撃性が高く競争心が高いのか。前作から続く素晴らしさである、華麗な現実とフィクションの織り合わせで見事に解明していく。
また何と言っても見どころは、宇宙人であるガメニアンとの邂逅だ。ただ、ガニメアンは次元の違う高位存在や、戦う侵略者としてではなく、あくまでも生物として描写されている点が、他の作品にはない描き方で面白い。
科学的に解明する、という一見派手ではないイベントも、ホーガンの手にかかれば非常にドキドキするものになり、先の展開が気になるようになるのがすごい。
ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)より
4488663028
No.218
(4pt)

二作目としてとても素晴らしい作品!

一作目で残された謎に関して見事に説明し、納得させる作品となっている。
なぜ地球人はここまで発展したのか、なぜ攻撃性が高く競争心が高いのか。前作から続く素晴らしさである、華麗な現実とフィクションの織り合わせで見事に解明していく。
また何と言っても見どころは、宇宙人であるガメニアンとの邂逅だ。ただ、ガニメアンは次元の違う高位存在や、戦う侵略者としてではなく、あくまでも生物として描写されている点が、他の作品にはない描き方で面白い。
科学的に解明する、という一見派手ではないイベントも、ホーガンの手にかかれば非常にドキドキするものになり、先の展開が気になるようになるのがすごい。
ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫)より
448866332X
No.217
(5pt)

オススメです

オススメです
ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫)より
448866332X
No.216
(5pt)

オススメです

オススメです
ガニメデの優しい巨人 (1981年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人 (1981年) (創元推理文庫)より
B000J7WV6K
No.215
(5pt)

オススメです

オススメです
ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)より
4488663028
No.214
(5pt)

地球人は心に欠陥があるのです。非常に重症です。

個人的には前作「星を継ぐもの」よりも本作の方が好きかもしれません。

 対立や争いの概念のないガニメアンのコンピュータであるゾラックは言う「地球人は心に欠陥があるのです。非常に重症です」と。
 暴力とは一切無縁で、戦争という言葉を持っていないどころか、その概念をつゆほども理解していないガニメアンたちの考え方からすれば、我々地球人の恐怖や大げさな警戒態勢が、愚かしくも滑稽に見えてしまうだろう。
 ガニメアンには面子というものがなく、自分の誤りが明らかであればそれをあっさり認める。自分が正しかったことがわかっても、自己満足を味わうこともない。自分より優れた者がいれば遠慮なく助力を求める。威張らず驕らず他人を貶めない。自らを卑下せず、謙遜せず、他人に媚びない。
 ガニメアン社会の構成員はみな社会に貢献したいとの欲求を持っている。この欲求の満足ことが真に生きがいである。他から必要とされているとの自覚。自分が誰からも必要とされていないと感じたら生きていけない。

 一方、人類は、他の生物と比べ極めて好戦的であり、強靭な意志の力を持っていることから、人類が地球の支配者の地位にたどり着いたともいえる。
 人類の歴史を振り返ると、まさに戦争の歴史といえるのではないか。
 すべての生物の頂点となった人類の今後を考えるうえで、果たしてこんな好戦的なままでいいのか。
 もちろん良いわけがなく、このまますすめばルナリアンのような自滅の道を進むことになる。
 このあたりでガニメアンの考え方について考えてみないか。
 本作のテーマはここにあると思います。

 前作で残された謎が明かされる快感とあわせ、なかなか示唆に富んだ本書、前作と合わせてお勧めのSF小説です。
ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫)より
448866332X
No.213
(5pt)

地球人は心に欠陥があるのです。非常に重症です。

個人的には前作「星を継ぐもの」よりも本作の方が好きかもしれません。

 対立や争いの概念のないガニメアンのコンピュータであるゾラックは言う「地球人は心に欠陥があるのです。非常に重症です」と。
 暴力とは一切無縁で、戦争という言葉を持っていないどころか、その概念をつゆほども理解していないガニメアンたちの考え方からすれば、我々地球人の恐怖や大げさな警戒態勢が、愚かしくも滑稽に見えてしまうだろう。
 ガニメアンには面子というものがなく、自分の誤りが明らかであればそれをあっさり認める。自分が正しかったことがわかっても、自己満足を味わうこともない。自分より優れた者がいれば遠慮なく助力を求める。威張らず驕らず他人を貶めない。自らを卑下せず、謙遜せず、他人に媚びない。
 ガニメアン社会の構成員はみな社会に貢献したいとの欲求を持っている。この欲求の満足ことが真に生きがいである。他から必要とされているとの自覚。自分が誰からも必要とされていないと感じたら生きていけない。

 一方、人類は、他の生物と比べ極めて好戦的であり、強靭な意志の力を持っていることから、人類が地球の支配者の地位にたどり着いたともいえる。
 人類の歴史を振り返ると、まさに戦争の歴史といえるのではないか。
 すべての生物の頂点となった人類の今後を考えるうえで、果たしてこんな好戦的なままでいいのか。
 もちろん良いわけがなく、このまますすめばルナリアンのような自滅の道を進むことになる。
 このあたりでガニメアンの考え方について考えてみないか。
 本作のテーマはここにあると思います。

 前作で残された謎が明かされる快感とあわせ、なかなか示唆に富んだ本書、前作と合わせてお勧めのSF小説です。
ガニメデの優しい巨人 (1981年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人 (1981年) (創元推理文庫)より
B000J7WV6K
No.212
(5pt)

地球人は心に欠陥があるのです。非常に重症です。

個人的には前作「星を継ぐもの」よりも本作の方が好きかもしれません。

 対立や争いの概念のないガニメアンのコンピュータであるゾラックは言う「地球人は心に欠陥があるのです。非常に重症です」と。
 暴力とは一切無縁で、戦争という言葉を持っていないどころか、その概念をつゆほども理解していないガニメアンたちの考え方からすれば、我々地球人の恐怖や大げさな警戒態勢が、愚かしくも滑稽に見えてしまうだろう。
 ガニメアンには面子というものがなく、自分の誤りが明らかであればそれをあっさり認める。自分が正しかったことがわかっても、自己満足を味わうこともない。自分より優れた者がいれば遠慮なく助力を求める。威張らず驕らず他人を貶めない。自らを卑下せず、謙遜せず、他人に媚びない。
 ガニメアン社会の構成員はみな社会に貢献したいとの欲求を持っている。この欲求の満足ことが真に生きがいである。他から必要とされているとの自覚。自分が誰からも必要とされていないと感じたら生きていけない。

 一方、人類は、他の生物と比べ極めて好戦的であり、強靭な意志の力を持っていることから、人類が地球の支配者の地位にたどり着いたともいえる。
 人類の歴史を振り返ると、まさに戦争の歴史といえるのではないか。
 すべての生物の頂点となった人類の今後を考えるうえで、果たしてこんな好戦的なままでいいのか。
 もちろん良いわけがなく、このまますすめばルナリアンのような自滅の道を進むことになる。
 このあたりでガニメアンの考え方について考えてみないか。
 本作のテーマはここにあると思います。

 前作で残された謎が明かされる快感とあわせ、なかなか示唆に富んだ本書、前作と合わせてお勧めのSF小説です。
ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)より
4488663028
No.211
(4pt)

ガニメアンがもたらしたもの

かつて2500万年前に存在した高度文明の調査のため、木星の衛星ガニメデでは、科学者の集団が組織され派遣されていた。文明の種族である「ガニメアン」が使用したと思われる宇宙船の残骸が、発見されていたからである。そして科学者集団の中には、一連の件で研究を主導し成果を出していたヴィクター・ハント博士と、ダンチェッカー教授の姿もあった。ある時、調査を進める一行の前に、なんと2500万年前のガニメアンが時空を越えて姿を現す。
 ガニメアンとの交流を深めながら、彼らの科学技術に驚愕するハント博士。中でも音声認識であらゆることをこなすコンピューター「ゾラック」は、今後のAI技術を嫌でも連想させる代物だ。昔のSF作品に使われたネタが、刊行後40年を経て実用化されつつあることはとても興味深い。また、前作では微妙な対立関係にあったハントとダンチェッカーが、いい感じのコンビとなって様々な謎の解明に向かう姿も読みどころだ。
 冒頭で始まる、ガニメアンの宇宙船に残された生物に関するダンチェッカーの講義は、最後に判明する諸々の「真相」を解明するための問題提起となっている。前作『星を継ぐもの』の続編にして、シリーズ第2作。過去からの来訪者という設定、次作へ強制的に続く終わり方は、それぞれ『猿の惑星』『スター・ウォーズ』シリーズを彷彿とさせる。前作と比べ物語はやや平和的であるが、これで続編を読まずにはいられなくなった。
ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫)より
448866332X
No.210
(4pt)

ガニメアンがもたらしたもの

かつて2500万年前に存在した高度文明の調査のため、木星の衛星ガニメデでは、科学者の集団が組織され派遣されていた。文明の種族である「ガニメアン」が使用したと思われる宇宙船の残骸が、発見されていたからである。そして科学者集団の中には、一連の件で研究を主導し成果を出していたヴィクター・ハント博士と、ダンチェッカー教授の姿もあった。ある時、調査を進める一行の前に、なんと2500万年前のガニメアンが時空を越えて姿を現す。
 ガニメアンとの交流を深めながら、彼らの科学技術に驚愕するハント博士。中でも音声認識であらゆることをこなすコンピューター「ゾラック」は、今後のAI技術を嫌でも連想させる代物だ。昔のSF作品に使われたネタが、刊行後40年を経て実用化されつつあることはとても興味深い。また、前作では微妙な対立関係にあったハントとダンチェッカーが、いい感じのコンビとなって様々な謎の解明に向かう姿も読みどころだ。
 冒頭で始まる、ガニメアンの宇宙船に残された生物に関するダンチェッカーの講義は、最後に判明する諸々の「真相」を解明するための問題提起となっている。前作『星を継ぐもの』の続編にして、シリーズ第2作。過去からの来訪者という設定、次作へ強制的に続く終わり方は、それぞれ『猿の惑星』『スター・ウォーズ』シリーズを彷彿とさせる。前作と比べ物語はやや平和的であるが、これで続編を読まずにはいられなくなった。
ガニメデの優しい巨人 (1981年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人 (1981年) (創元推理文庫)より
B000J7WV6K
No.209
(4pt)

ガニメアンがもたらしたもの

かつて2500万年前に存在した高度文明の調査のため、木星の衛星ガニメデでは、科学者の集団が組織され派遣されていた。文明の種族である「ガニメアン」が使用したと思われる宇宙船の残骸が、発見されていたからである。そして科学者集団の中には、一連の件で研究を主導し成果を出していたヴィクター・ハント博士と、ダンチェッカー教授の姿もあった。ある時、調査を進める一行の前に、なんと2500万年前のガニメアンが時空を越えて姿を現す。
 ガニメアンとの交流を深めながら、彼らの科学技術に驚愕するハント博士。中でも音声認識であらゆることをこなすコンピューター「ゾラック」は、今後のAI技術を嫌でも連想させる代物だ。昔のSF作品に使われたネタが、刊行後40年を経て実用化されつつあることはとても興味深い。また、前作では微妙な対立関係にあったハントとダンチェッカーが、いい感じのコンビとなって様々な謎の解明に向かう姿も読みどころだ。
 冒頭で始まる、ガニメアンの宇宙船に残された生物に関するダンチェッカーの講義は、最後に判明する諸々の「真相」を解明するための問題提起となっている。前作『星を継ぐもの』の続編にして、シリーズ第2作。過去からの来訪者という設定、次作へ強制的に続く終わり方は、それぞれ『猿の惑星』『スター・ウォーズ』シリーズを彷彿とさせる。前作と比べ物語はやや平和的であるが、これで続編を読まずにはいられなくなった。
ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)より
4488663028
No.208
(5pt)

知的生命体の入れ替わりと違和感を描いた傑作

「星を継ぐもの」が私の中でのSFナンバーワン。
その続編。

ガニメアンという完全なる異星人を真正面から描いたことが凄いですね。
今作のキーワードは
「違和感」
だと思います。
ポイントポイントで「あれ?今のどういう意味?」「その振る舞いはなんで?」という違和感が散りばめられていてそれがラストに向かって見事な謎解きとともにスッキリさせてくれます。
それを生命体の違い、という両者の間で描いていることでとてつもなく長い時間軸ととてつもない距離を超えてこれぞSFという作品になっています。

それと同時に人間の描写も二作目になってくると主要人物である、ハント、ダンチェッカー、コールドウェルという3人の人物像が手に取るように分かりその関係性が変わっていく過程も楽しいです。
そしてなんとガニメアンの中での性格の描きわけをはっきり分かるように伝えているのも面白く、彼らが作った人工知能ゾラックが「スキル」として冗談を覚えていく違和感はとても面白かったです。

異星人同士の「違和感」を見事に物語として昇華させた大傑作。
ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫)より
448866332X