ガニメデの優しい巨人

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ガニメデの優しい巨人の評価:

4.42/5点 レビュー 110件。 B ランク

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平均点4.42pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全267件 141〜160 8/14ページ
No.127
(2pt)

ガニメアン解説書

「星を継ぐもの」は素晴らしかった。
人間ドラマはなくとも、連鎖的に現れる謎を、科学的データと論理的思考を駆使し解決していき、最終的には壮大かつ感動的な結論にたどり着くめくるめく展開が、SF小説が苦手な自分にも心地よい読後感を抱かせてくれた。

対してその続編である今作は、基本的に、人間側が前作で謎として残っていた事柄を質問し、ガニメアン側がそれに答えるという形がとられているので、前作のような謎解きのわくわく感はない。

一番の見せ場である、異星人とのファーストコンタクトの場面は冒頭に置かれていて、後はふたつの種族の和やかな交流描写と、地球とガニメデの歴史や、ガニメアンのテクノロジーなどが説明されるだけなので、盛り上がりもほとんどない。
(細かいが、唐突に現れるハントの女たらしキャラも違和感がある)

これだけの世界観を緻密に創り上げる、著者の想像力と知識には兜を脱ぐ。
恐らく彼の考える人間の理想形である、争いを知らない異星人と、人類の平和的な接触を描きたかったのだとは思う。

しかし、物語というものを、葛藤や愛憎などの人間ドラマや、起伏のあるストーリーがあるものだと勝手に仮定すると、前作にはあった後者でさえ今作にはなく、物語にすらなっていない気がする。
前作で残された謎が気になって仕方がない、という人のみを対象に書かれた解説書のようで、率直に面白くなかった。

「星を継ぐもの」は、奇跡の一冊だったのだろうか。
ガニメデの優しい巨人 (1981年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人 (1981年) (創元推理文庫)より
B000J7WV6K
No.126
(2pt)

ガニメアン解説書

「星を継ぐもの」は素晴らしかった。
人間ドラマはなくとも、連鎖的に現れる謎を、科学的データと論理的思考を駆使し解決していき、最終的には壮大かつ感動的な結論にたどり着くめくるめく展開が、SF小説が苦手な自分にも心地よい読後感を抱かせてくれた。

対してその続編である今作は、基本的に、人間側が前作で謎として残っていた事柄を質問し、ガニメアン側がそれに答えるという形がとられているので、前作のような謎解きのわくわく感はない。

一番の見せ場である、異星人とのファーストコンタクトの場面は冒頭に置かれていて、後はふたつの種族の和やかな交流描写と、地球とガニメデの歴史や、ガニメアンのテクノロジーなどが説明されるだけなので、盛り上がりもほとんどない。
(細かいが、唐突に現れるハントの女たらしキャラも違和感がある)

これだけの世界観を緻密に創り上げる、著者の想像力と知識には兜を脱ぐ。
恐らく彼の考える人間の理想形である、争いを知らない異星人と、人類の平和的な接触を描きたかったのだとは思う。

しかし、物語というものを、葛藤や愛憎などの人間ドラマや、起伏のあるストーリーがあるものだと勝手に仮定すると、前作にはあった後者でさえ今作にはなく、物語にすらなっていない気がする。
前作で残された謎が気になって仕方がない、という人のみを対象に書かれた解説書のようで、率直に面白くなかった。

「星を継ぐもの」は、奇跡の一冊だったのだろうか。
ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)より
4488663028
No.125
(2pt)

ガニメアン解説書

「星を継ぐもの」は素晴らしかった。
人間ドラマはなくとも、連鎖的に現れる謎を、科学的データと論理的思考を駆使し解決していき、最終的には壮大かつ感動的な結論にたどり着くめくるめく展開が、SF小説が苦手な自分にも心地よい読後感を抱かせてくれた。

対してその続編である今作は、基本的に、人間側が前作で謎として残っていた事柄を質問し、ガニメアン側がそれに答えるという形がとられているので、前作のような謎解きのわくわく感はない。

一番の見せ場である、異星人とのファーストコンタクトの場面は冒頭に置かれていて、後はふたつの種族の和やかな交流描写と、地球とガニメデの歴史や、ガニメアンのテクノロジーなどが説明されるだけなので、盛り上がりもほとんどない。
(細かいが、唐突に現れるハントの女たらしキャラも違和感がある)

これだけの世界観を緻密に創り上げる、著者の想像力と知識には兜を脱ぐ。
恐らく彼の考える人間の理想形である、争いを知らない異星人と、人類の平和的な接触を描きたかったのだとは思う。

しかし、物語というものを、葛藤や愛憎などの人間ドラマや、起伏のあるストーリーがあるものだと勝手に仮定すると、前作にはあった後者でさえ今作にはなく、物語にすらなっていない気がする。
前作で残された謎が気になって仕方がない、という人のみを対象に書かれた解説書のようで、率直に面白くなかった。

「星を継ぐもの」は、奇跡の一冊だったのだろうか。
ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫)より
448866332X
No.124
(5pt)

久しぶりに

星に継ぐ者第二弾、タイトルからどんな展開なのかと思っていました。とても興味深く楽しめました。時間が過ぎるのを忘れ、夢中にさせてくれるホーガンの作品大好きです。
ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫)より
448866332X
No.123
(5pt)

久しぶりに

星に継ぐ者第二弾、タイトルからどんな展開なのかと思っていました。とても興味深く楽しめました。時間が過ぎるのを忘れ、夢中にさせてくれるホーガンの作品大好きです。
ガニメデの優しい巨人 (1981年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人 (1981年) (創元推理文庫)より
B000J7WV6K
No.122
(5pt)

久しぶりに

星に継ぐ者第二弾、タイトルからどんな展開なのかと思っていました。とても興味深く楽しめました。時間が過ぎるのを忘れ、夢中にさせてくれるホーガンの作品大好きです。
ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)より
4488663028
No.121
(5pt)

ようこそ地球へ。

じぶんちの星が寒いからって、「太陽をもっと暖かくすればよくね?」 「いいね!」とほいほい実行に移そうとするガニメデの巨人さんたちマジ外道! 近所迷惑のスケールでけえな! と冗談はさておき、前作で提示された途方もない答えをさらに追求していくシリーズ2作目。2500万年の時を超えてひょっこり現れるガニメアンさんたちのおかげでリアリティはぐっと低くなってしまったものの、相変わらず知的好奇心をビシビシ刺激するおもしろさ。ガニメアンと地球人たちの交流がほのぼのしてて好き。Godspeed,Ganymeans!
ガニメデの優しい巨人 (1981年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人 (1981年) (創元推理文庫)より
B000J7WV6K
No.120
(5pt)

ようこそ地球へ。

じぶんちの星が寒いからって、「太陽をもっと暖かくすればよくね?」 「いいね!」とほいほい実行に移そうとするガニメデの巨人さんたちマジ外道! 近所迷惑のスケールでけえな! と冗談はさておき、前作で提示された途方もない答えをさらに追求していくシリーズ2作目。2500万年の時を超えてひょっこり現れるガニメアンさんたちのおかげでリアリティはぐっと低くなってしまったものの、相変わらず知的好奇心をビシビシ刺激するおもしろさ。ガニメアンと地球人たちの交流がほのぼのしてて好き。Godspeed,Ganymeans!
ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)より
4488663028
No.119
(5pt)

ようこそ地球へ。

じぶんちの星が寒いからって、「太陽をもっと暖かくすればよくね?」 「いいね!」とほいほい実行に移そうとするガニメデの巨人さんたちマジ外道! 近所迷惑のスケールでけえな! と冗談はさておき、前作で提示された途方もない答えをさらに追求していくシリーズ2作目。2500万年の時を超えてひょっこり現れるガニメアンさんたちのおかげでリアリティはぐっと低くなってしまったものの、相変わらず知的好奇心をビシビシ刺激するおもしろさ。ガニメアンと地球人たちの交流がほのぼのしてて好き。Godspeed,Ganymeans!
ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫)より
448866332X
No.118
(5pt)

アルデバランへの出発

本作を第二作とする全四部作全てが毎年版を重ねており、少なくとも日本での人気は抜群である。
 原題はThe Gentle Giants of Ganymedeだから直訳になっているものの、韻を踏んでいて大ガニメデ人、偉大なるジェントルマンとしてもいいかもしれない。人類の攻撃性は第一作から繰り返し問題にされていて、逆にガニメデ人にはその攻撃性が極端にないものと設定されジェントリーにあるということが如何にあり得るかが追究されている。
 ところで、これがファーストコンタクトを扱っているのかと云えば、その答えは微妙で厳密には保留にせねばならない。セカンドかも知れないしサードかも知れない。地球人とこの木星人との関係は、いまだに謎である。ああでもないこうでもない、ああでもありこうでもある、という議論はハントとダンチェッカーを中心に続いている。それでも、少なくとも現世の人類にとってファーストであって、未知との遭遇が近い将来に起こるとしたら間違いなくきっとこうなるだろうという描写にはなっている。
 シッチン、デニケン、ハンコックが言及してきたような巨人伝説、神話、宗教の経験、巨大遺跡、遺物の数々は、地球発か地球外からかということで云えば、ホーガンのこの物語を一つの説とするなら、それはひとまず地球外、太陽系内からのものだったということにもなろうものの、他方では太陽系外への旅は既に本作で始まっている。太陽が有限な時間でいずれ燃え尽き崩壊する以上、地球人も地球に永久に留まるなどいうことは(母なる地球を時空を超えて保存できるというのでもない限り)絶対にできない。ホーガンは現段階では十分遠いものの確実に有限な過去と未来に同時に眼を向けている。
 地球人は木星人と出遭い、木星人はさらに過去の母星への帰還の途に着いた。しかし、過去の地球人に起こったらしい事件、およびおそらく地球人の由来そのものは、まだ謎のままである。これは興味本位ではなく憑かれるような根本的な疑問である。
ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)より
4488663028
No.117
(4pt)

確か美品だったと思う

古本だし、綺麗とか汚いとかは個人の主観が入っているので何とも言えないけれど、
カバーの折り目が擦れてました。
たくさんの人の手を渡って来た物の気がする。
それを想像するのも楽しいかもしれないけれど。
ガニメデの優しい巨人 (1981年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人 (1981年) (創元推理文庫)より
B000J7WV6K
No.116
(4pt)

確か美品だったと思う

古本だし、綺麗とか汚いとかは個人の主観が入っているので何とも言えないけれど、 カバーの折り目が擦れてました。 たくさんの人の手を渡って来た物の気がする。 それを想像するのも楽しいかもしれないけれど。
ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)より
4488663028
No.115
(4pt)

確か美品だったと思う

古本だし、綺麗とか汚いとかは個人の主観が入っているので何とも言えないけれど、
カバーの折り目が擦れてました。
たくさんの人の手を渡って来た物の気がする。
それを想像するのも楽しいかもしれないけれど。
ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫)より
448866332X
No.114
(4pt)

星を継ぐ者の続編

”星を継ぐ者”が読み応えがありその続きを読みたくて買いました。
ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫)より
448866332X
No.113
(4pt)

星を継ぐ者の続編

”星を継ぐ者”が読み応えがありその続きを読みたくて買いました。
ガニメデの優しい巨人 (1981年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人 (1981年) (創元推理文庫)より
B000J7WV6K
No.112
(4pt)

星を継ぐ者の続編

”星を継ぐ者”が読み応えがありその続きを読みたくて買いました。
ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)より
4488663028
No.111
(5pt)

謎が解明されていく。

なるほど、なるほどと一つずつ解明されていく第二部。知能の発展には暴力装置の開放もやむを得ない事だった。人類の原罪はガメニアンの原罪でもあった。ではガメニアンはどうして知能を持てたのか?続きを読まざるを得ない!
ガニメデの優しい巨人 (1981年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人 (1981年) (創元推理文庫)より
B000J7WV6K
No.110
(5pt)

謎が解明されていく。

なるほど、なるほどと一つずつ解明されていく第二部。知能の発展には暴力装置の開放もやむを得ない事だった。人類の原罪はガメニアンの原罪でもあった。ではガメニアンはどうして知能を持てたのか?続きを読まざるを得ない!
ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫)より
448866332X
No.109
(3pt)

闘争心と好奇心

原著は1978年。「星を継ぐもの」の続編である。「星を継ぐもの」はいくつかの謎を残したが、本作ではその一部が解明される。
 恒星イスカリスを調査していたガニメアン(という異星人)たちは、イスカリスの異変に気づいて緊急脱出。緊急脱出だったため、超高速で飛び続ける羽目になり、「相対的」に数百万年も飛び続ける羽目になる。
 一方、2020年代の地球人は木星の衛星ガニメデを探査しているとき、ガニメアンの宇宙船と白骨死体を発見する。地球人が調査に没頭しているとき、悠久の時を超えて、イスカリスから逃げてきたガニメアンたちと邂逅する。ガニメアンたちは母星・ミネルヴァが消滅していることにショックを受ける。まったく浦島太郎状態。ガニメアンのコンピュータ・ゾラックは通訳でもあり、論理的・帰納的に推理できるすぐれた能力をもっている。
 ガニメアンは平和的で、地球人の闘争心に驚いている。地球人の科学はガニメアンより遅れているけれども、その発展速度は著しい。地球人の祖先であるルナリアン(ガニメアンが地球からミネルヴァに持ち込んだ類人猿の進化形)がガニメアンが去ったあとに大戦争を起こしてミネルヴァは消滅し、その一部が地球に逃れて、一度は文明を失ったものの、「地球人」としての地位を確立したらしい。闘争心(ガッツ)ゆえに、問題解決に興奮する。ガニメアンは好奇心はあるがそんな闘争心がないので慎重でゆっくり。
 ミネルヴァは、火山活動が活発で徐々に二酸化炭素濃度が上昇したらしい。ガニメアンたちは、そのままでは耐えられなくなってしまう(地球人よりも二酸化炭素耐性が低い)。対策として太陽活動を制御することを考え、実験のためにイスカリスに遠征したらしいがこれは失敗。地球への植民(過酷な地球環境を改善するためには地球動物撲滅が必要)は生理的に受け付けない。
 ガニメアンたちはルナリアンの残した情報から「巨人の星」とよばれる星の存在を知る。確たる情報ではない。地球に降り立ち、地球人たちと交流するようになったガニメアンたちだが、リーダーのルースはこの巨人の星をめざすことを決断する。
 ガニメアンたちは去っていくのだが、生物学者のダンチェッカーは、ガニメアン史の謎についてみずからの推測を披露する(この文章が一部わかりにくい)。ガニメアンたちは、地球動物をミネルヴァに連れてきて、地球動物の二酸化炭素処理能力に対応する遺伝子を自分たちにも取り込むことを考えたらしい。しかし、これをやると、地球動物の「攻撃性」まで受け継いでしまうというアイデンティティ問題になり、断念。ガニメアンたちは、最後の手段として別の恒星系に去っていく。ガニメアンたちは、地球人の祖先であるルナリアンたちがガニメアンによる遺伝子操作を受けていること、置き去りにしたルナリアンが困難を乗り越えて太陽系の征服者になっていることを知って、身を引いたらしい。
 みたいな話。
ガニメデの優しい巨人 (1981年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人 (1981年) (創元推理文庫)より
B000J7WV6K
No.108
(3pt)

闘争心と好奇心

原著は1978年。「星を継ぐもの」の続編である。「星を継ぐもの」はいくつかの謎を残したが、本作ではその一部が解明される。
 恒星イスカリスを調査していたガニメアン(という異星人)たちは、イスカリスの異変に気づいて緊急脱出。緊急脱出だったため、超高速で飛び続ける羽目になり、「相対的」に数百万年も飛び続ける羽目になる。
 一方、2020年代の地球人は木星の衛星ガニメデを探査しているとき、ガニメアンの宇宙船と白骨死体を発見する。地球人が調査に没頭しているとき、悠久の時を超えて、イスカリスから逃げてきたガニメアンたちと邂逅する。ガニメアンたちは母星・ミネルヴァが消滅していることにショックを受ける。まったく浦島太郎状態。ガニメアンのコンピュータ・ゾラックは通訳でもあり、論理的・帰納的に推理できるすぐれた能力をもっている。
 ガニメアンは平和的で、地球人の闘争心に驚いている。地球人の科学はガニメアンより遅れているけれども、その発展速度は著しい。地球人の祖先であるルナリアン(ガニメアンが地球からミネルヴァに持ち込んだ類人猿の進化形)がガニメアンが去ったあとに大戦争を起こしてミネルヴァは消滅し、その一部が地球に逃れて、一度は文明を失ったものの、「地球人」としての地位を確立したらしい。闘争心(ガッツ)ゆえに、問題解決に興奮する。ガニメアンは好奇心はあるがそんな闘争心がないので慎重でゆっくり。
 ミネルヴァは、火山活動が活発で徐々に二酸化炭素濃度が上昇したらしい。ガニメアンたちは、そのままでは耐えられなくなってしまう(地球人よりも二酸化炭素耐性が低い)。対策として太陽活動を制御することを考え、実験のためにイスカリスに遠征したらしいがこれは失敗。地球への植民(過酷な地球環境を改善するためには地球動物撲滅が必要)は生理的に受け付けない。
 ガニメアンたちはルナリアンの残した情報から「巨人の星」とよばれる星の存在を知る。確たる情報ではない。地球に降り立ち、地球人たちと交流するようになったガニメアンたちだが、リーダーのルースはこの巨人の星をめざすことを決断する。
 ガニメアンたちは去っていくのだが、生物学者のダンチェッカーは、ガニメアン史の謎についてみずからの推測を披露する(この文章が一部わかりにくい)。ガニメアンたちは、地球動物をミネルヴァに連れてきて、地球動物の二酸化炭素処理能力に対応する遺伝子を自分たちにも取り込むことを考えたらしい。しかし、これをやると、地球動物の「攻撃性」まで受け継いでしまうというアイデンティティ問題になり、断念。ガニメアンたちは、最後の手段として別の恒星系に去っていく。ガニメアンたちは、地球人の祖先であるルナリアンたちがガニメアンによる遺伝子操作を受けていること、置き去りにしたルナリアンが困難を乗り越えて太陽系の征服者になっていることを知って、身を引いたらしい。
 みたいな話。
ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫)より
448866332X