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シャトゥーン ヒグマの森
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シャトゥーン ヒグマの森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 21~35 2/2ページ
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熊が人間を襲うのは古くは映画の「グリズリー」があり、題材としては現実離れしすぎている、 という気はしませんが、細かいところで、「いやいや、それはちょっと・・・」という点が 多すぎ、途中からはそれがむしろ楽しくなりました。厳寒の地なのに住んでいる家がプレハブ だったり、人も通わない奥地の住んでいるのに食料の備蓄が全くなかったり、外を熊がうろつ いているのにガラス窓の部屋で寝たり、積雪30cmを女性が10分間走って熊から逃げたり・・・ 「このミス」はあまり大した事のない作品が受賞したりしている事が時々あり (「チームバチスタの栄光」は素晴らしいが)、これを選んだ選者の方は本気だったのか 洒落だったのか、と思ってしまう程の作品でしたよ。トンデモ本並のインパクトです。 | ||||
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ヒグマの怖さは伝わってきます。私が読んでみた感じ、文章が簡単に書いてあり、あまりハラハラ感が得られなかった所がありました。そこが残念でしたが、ヒグマの怖さは知らない所があり勉強になりました。 | ||||
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バトルシーンはそれなりですが、他の方も書いていらっしゃるように人物描写が出鱈目過ぎます。発言内容から性格までページを繰ると前触れなく変わっていたりするので驚かされます。 あと、とにかく気になったのが登場人物達の生命力設定の出鱈目さ。 ヒグマのパンチを最低でも4発は食らっていて腹も咬まれているはずの 小学生女子がなんで立って歩いているのでしょうか? 主人公親子は何回も遭遇している上に結構な攻撃を受けているのに最後のシーンまで生きて歩いています。他のキャラは遭遇=死ってぐらいおざなりに殺しているのに。ていうかそれが本当でしょ。 動物パニック物は好きですし、筆者の自然に関する知識や思想には賛同できるものの、小説としては厳しいものがあります。 本来星一つとしたいですが、バトルシーンだけは必要以上に力が入っていたので。 グロ過ぎのような気もしますが。 | ||||
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十分楽しめますが、単行本から何故変更を加える必要があったのか理解に苦しみます。 (特に最後の最後・・・) あれが無ければ☆☆☆といきたいところですが・・・ | ||||
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自然の厳しさ、羆の恐ろしさは十分に伝わりましたが、襲われた人間が「痛い!」とか「やめて!」と羆に向かって叫ぶ点に違和感を覚えました。(普通に考えれば、そんな余裕ないはず) これは一例ですが、登場人物の行動に共感も同意できないシーンもありました。 そして期待のエンディング。見事にうっちゃられた感じです。 害獣の恐さは素人の私にも伝わりましたが、同じ動物モノなら、キングの「クージョ」の方が恐かったかもしれません。 | ||||
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文庫本解説が夢枕獏氏とゆうのが頷ける格闘小説です。エイリアンの設定を北海道や羆に置き換え、羆に関する知識を使って書いていますが、登場人物たちの行動や心理描写には?が付いてしまいます。格闘シーンは力が入ってます。サラリと読めます。吉村昭氏の羆嵐とは比べるべきものはありません。 | ||||
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他の方は「現実的か」という視点で書かれていますが、私は「このミス」受賞作品ということだけで買ったのでミステリーとして読みました。フラグや伏線に常に注意して読む方は展開が全てわかると思います。ミステリーとして読むよりも、ただ動物パニックものとして読むべきです。 ミステリーとしては今まで読んだ中で一番つまらない小説です。 | ||||
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動物パニックものは大好きなのですが、文章の流れがやや強引なのと、登場人物の描き方が中途半端な為に、あまり感情移入できませんでした。とってつけたような説明シーン、いなくてもいい人物(犬)など無駄が多く感じました。 ホラー映画で残酷なシーンが出てきても怖くなかったりしますが、そういう感じです。 他の方も書いておられますが、リアリティーな怖さは吉村昭の「羆嵐」、熊ではなく狼ですが、ほとんど設定は同じのフィクションとしての完成度の高さは西村寿行の「魔の牙」に及ぶべくもありません。 | ||||
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実際の羆の生態とはかけ離れたモンスターとしての羆が登場します。 また、登場する人物も同じように全くリアリティがなく 整合性皆無の行動を繰り返します。 描きたいシーンを単純に連ねただけの「中学生が自由帳に描くマンガ」 というのが、この作品を読んだ率直な感想です。 「モンスターが人々を惨殺するだけで楽しくね!? 物語性、整合性なんて知ったこっちゃねぇよ!!」 という方にはお勧めです。違和感なく楽しめると思います。 ハリウッドホラーが好きな方は大丈夫じゃないでしょうか。 一番近いイメージとしては映画の「エイリアン」を羆に置き換えて 強烈に劣化させた・・・という感じですかね。 リプリー並みの女性が奮闘します。頑張れ!!お母さん!! | ||||
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読み終わったとき、残ったのは何とも言えない不快感。筆者はカニバリズムではないかとさえ思った。食べられる情景の描写がえぐすぎる。筆者の描写力のなせる技かもしれないが、ここまで書くことはないのではないだろうか。編集者はコントロールすべきだった。 | ||||
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パニックホラー好きなので興味を惹かれて読んでみました。 最後まで退屈せずさくさく読めました。 が、残念ながらそれだけというか、後に残るものは全くありません。 人間描写が薄っぺらで深みがなく、そのため危機的な状況でもヒロインやキャラクターたちに対して感情移入がしにくいせいでしょうか。 つまらないとか読むのが苦痛な作品という訳では決してないのですが、ハードカバーで購入するには見合わないかもしれません。 ツタヤでアニマルパニック映画をレンタルする方をお薦めします。 | ||||
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ホラーやミステリーなどで読者を怖がらせようと思った場合、 シチュエーションもそうだが、何より重要なのは感情移入できる 登場人物がいるか、だろう。 残念ながら、この小説は登場人物が微妙すぎる。 キャラが立っていないというか、人物の深みが全くない。 大根役者が、その役を演じているような感覚を覚える。 感情移入できないため、どんな凄惨な場面でも、いまいち怖いと 感じないのが残念だ。単に食べられる役の人が死んだんだな、 という程度にしか感じられない。 ただし、熊の恐ろしさや習性はよく描けていると思う。 この作品は映像にした方が面白いと思う。が、そのときには 登場人物をもう一度練り直して欲しいところだ。 | ||||
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漫画版から興味を持って読んでみました。 文体が軽妙なのでサクサク読めます。後に尾を引かず手軽に「ホラーっぽい感覚」が楽しめます。 ヒグマの生態にもそれなりに詳しくなれます。ミステリーっぽいのもあって、序盤の伏線やら物語のテーマやらがちょっと見えてきます。B級未満の手軽なミステリー&ホラー。 タイトル・表紙・帯などの無理な宣伝で作品の薄さをごまかしてる感があったし、漫画化したのは大正解なんじゃないかな。 とはいえ(以下、ネタばれ) 終わり方がとても微妙。決着がはっきりしないのはホラーとしてなっていないと思い、最低評価としました。 | ||||
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ヒグマを含め、自然に関する描写はよく書けているなと思ったが、人間の行動が非常にチグハグだった。ヒグマに興味があって、手にとった小説のため、事前にいろいろヒグマ関連の事件は調べていたが、獲って食われ続けている人間が1時間も意識があるとは考えにくい。また、生き残った人間がその後、平然と居間で団欒している様子は不自然だろう。これは、実際の事件を下敷きにして書かれた小説「羆嵐」を読んだ直後だったからなおさらかもしれないが、通常、身近な人が殺されたとあればもっと狼狽するのでは・・・。 さらに、家族と一緒に暮らしたいという思いのために密猟している男が、相手の心象を悪くするような行動ばかりしていたり、この非常事態の中でムダに密猟者を煽って事態を悪化させるような記者がいたり、やたら具体的に書かれている地名や事件が出てくる中、人間の行動だけが現実ばなれしている。登場人物が、皆、二重人格のようで、場面ごとに性格が変わっていた。加えて、本筋には何の関係もなく、ムダに双子や外国人という設定や、過去の生い立ちを書きあさったりと、余分な書き込みも多い。読んでいる最中、これはもしかすると続編だったのだろうか、感じるくらいだった。 出版の際に改稿したとあったが、ちょっとこれはひどすぎるのでは・・・。商業出版されている本の中にも、やっぱり下手な小説もあるのだということがよくわかった。 | ||||
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羆との闘いを克明に記録した吉村昭の名作「羆嵐」を思い浮かべながら期待して読み始めたが、まったく次元の違うものだった。恐ろしい内容の話しなのに怖さが伝わってこない。いかにも頭の中で作り上げた場面という感じでリアリティさがない。著者の持っている羆に関する知識をあちこちから引っぱり出してきて貼り付けたという感じ。だから、どんなに羆に襲われようと怖くない。襲われ、食われている最中の人間側からの描写が随所に出てくるが、これはありえないという印象で興ざめする。また、襲われる様を詳しく描写するのも、説明しすぎると良くないという見本のようだ。本作に比べると、同じ羆を扱った熊谷達也の「ウエンカムイの爪」は恐ろしさも緊張感も格段に上だ。次の作品に期待しましょう。 | ||||
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