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感染
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感染の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.04pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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| 面白かったです! 今、コロナウィルスが流行っているので、関連で購入しました。 実際、コロナウィルスとは、全く関係も関連もないストーリーですが(笑) 著者に全くの不備や文句はないのですが、Amazonさんに問題が! いつも、ダンボール補強をして発送してくれているのに、今回に限って、本そのまんまで送ってくれました! おかげで、カバー表紙がずれて、背表紙上部がしわしわに折られて手元に届きました。 中身を読むのに差し支えはありませんでしたが、自分でやったわけではないからか、ちょっと不愉快でした。 なので、星マイナス1です。 Amazonさん、忙しいからか、こういったことが時々あります。 忙しい時こそ、気を付けてほしいかな。 | ||||
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| ここのレビューを見て、読むのを躊躇したが、 面白かった。 著者のデビュー作ということもあってか、 巻末に著者のコメントが書かれている。 娯楽小説を読むのが好きだったため、 娯楽小説を書いていきたい、とある。 娯楽小説として読めば、とても楽しめる作品。 内面の描写が少ない気もするが、 特に気にならない。 医療に詳しくない一般人が、臓器移植に興味を抱く 入口としては、良い作品。 子供に臓器移植させる親の気持ちは、伝わってくる。 仙川さんの小説は、とても読み易い。 読み易い医療小説です。 | ||||
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| これは臓器移植の抱える問題点をさらけ出して見せた作品でした。 医療に関する知識が希薄でも十分に楽しめると思います。 結構、真面目な作品ですね。 その割にはすらすらと読めました。 | ||||
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| 主人公はウィルス研究者の仲沢葉月。 急に呼び出しがかかると飛び出す、普段もこちらの言葉などうわのそらなど、 なんだか様子がおかしくなった夫啓介を心配する所から話が始まります。 冒頭では、優秀な外科医である啓介が以前は受けとらなかった謝礼を懐に納めます。 お金が必要になり、妻に冷たい…??読者はそこで、葉月以外の女の影を想像します。 それは、主人公葉月も例外ではありません。挙句の果てに啓介が失踪します!! その謎を追いかけるうちに葉月は事件に巻き込まれていきます。 そんな始まりです。 読みやすいですが、決して心情描写などが薄いわけではありません。むしろ濃い。 サスペンスにはありがちなのかもしれませんが、 薄暗い空の下、自分の夫を探す場面では、 葉月の焦り、不安を痛いほど感じました。 葉月の気持ちがかなりの純度で伝わってきます。 妻としての自分に自信をもてない葉月。 事件が大きくなるのに反比例して味方がいなくなる。 しかし、夫への愛情から事件の真相を解明しようと必死になるのです。 啓介の抱えるある葛藤を吐露する場面もかなり素晴らしい。 この二点を中心に見ればかなりよい作品であるといえましょう。 ネタバレになるので詳しく書きませんが、伏線を張ったものの、 未消化に終わってしまう点もあります。 しかし、全体としては医療に関わる問題に、 夫婦間と、親子の愛情を絡め、多少のミスなど押し切る力があります。いい小説ですね。 | ||||
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| 先に「転生」を読んでしまったので、作品の発表順とは逆になってしまいましたが、スピード感溢れる展開は、同様で読みやすい作品です。 テーマは、臓器移植です。 ウイルス感染症を研究する「仲沢葉月」が主人公で、夫「啓介」は、アメリカ留学中に臓器移植を経験している高名な医者だが、家庭での会話は殆ど無い。 その「啓介」に掛かってくる電話、謎の行動。 前妻との間にもうけた「啓介」の子供「宏」の誘拐事件をきっかけに、「葉月」が謎に迫っていきます。 「葉月」が、何故「啓介」が前妻と別れ自分と再婚したのかに思い至る場面が非常にやるせないですが....。 重いテーマではありますが、平易な表現になっていて万人が楽しめる娯楽作品です。 | ||||
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| 2時間ドラマの原作かと思わせるノリで、話は展開していく。医学小説にしては、いま一歩、専門性に踏み込んでおらず、心理小説にしては、登場人物の心理描写に深まりがなく、当然ながら悪くはないのだが、気楽に読める、ドラマである。このノリの軽さは、登場人物が骨太ではないからか、あるいは、展開が表層的であるからなのか。 栄子と試験管を取り合った、葉月はその破片で指を切ってしまい、栄子は青ざめるのであるが、この結末を描く描写は、拍子抜けのような気がしてならない。 | ||||
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| 私は今、金銭的事情から新聞を取っていないし雑誌も殆ど読まない。テレビも、これは幼い頃からの習慣で殆ど見ない。外界からの情報は、インターネットを通しての、事件や事故の表面をぺろりと舐めた程度の代物と言って過言ではない。 それゆえ、恐らく私の外界に対する知識は酷く遅れているに違いない。まだ出版社に勤務し編集という肩書きを背負い街を駆けずり回っていた頃とは、今の私の生活は百八十度違う。少々情けないとも思うし、同時に、私がこの世界で生きのびていくには今はこれしか術がないと諦めも覚える。 異種移植という言葉が明確に私の脳味噌に刻まれたのも、だから、本著を読んでからだった。移植というものに対しての諸外国と日本との相違や自国の医学界の現状や程度については、多少なり私にも知識はあった。だから、本著を読み始めて、現在の日本医学会が孕む移植についての問題には、足を止めずにはいられなかった。そして気づいたらすっかり、本著の中に私は一読者として潜り込んでいた。 著者は医学ジャーナリストなのだとプロフィールで触れられていた。確かに、本著のうたい文句にあるように、「医学ジャーナリストが描く、迫真の医療サスペンス!」というのは嘘じゃない。しかし。 私は、医療サスペンスという表現に少々違和感を覚えずにはいられない。確かにそういう側面も持っているだろう。が、ここに描かれているのは医療・医学といった上着を纏わせた人間小説なのではないか、と。私には、そう感じられる。 そうして読み終え、最後の頁を閉じたとき、私はほっとため息をついた。何故ため息などが漏れたのか。それは、読後感に救いがあったからだ。その救いを光を感じ、私はほっとしたのだ。 人間が、高等な脳味噌やら言語などといった代物を縦横無尽に操る生物であるがゆえに、他の生物では在り得ない犯罪やら策略やらがこの社会に充満している。が、同時に、そんな汚物に塗れながらもなお生き抜いてゆこうとする自らの意志を持ちえるのもまた、人間だからだ。 本著は、そんな、人間の残酷さ卑怯さ弱さと同時に、人間が持つ高潔さもまた描いている。著者は今もジャーナリストとして社会を駆け回っているという。次作がどんな世界を描き出してくれるのか、私は今から楽しみにしている。 | ||||
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| 医療問題を中心に活躍されているジャーナリストのデビュー作品だそうです。正直なところ「第一回小学館文庫小説賞受賞」にひかれて買いました。斬新な内容でストーリー展開も早く、どんでん返しあり、緻密な描写となかなか面白い内容でした。十分楽しめると思います。個人的には前妻をもう少し丁寧に書いて欲しかったかな、最後への心理変化はいきなりすぎる感もあります。本業を題材にした作品なので、次回以降に期待というところです。 | ||||
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| テンポがよく構成もしっかりしてる。なかなか面白い作品だった。が、結末が良くなかった。もう一ひねりほしいなあと思った。 | ||||
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