封鎖
- サスペンス (354)
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この本を私は、緊急事態宣言が発出されている時期に読んだ。「ある村で未知のウイルスの感染爆発が起こった。」コロナウイルスの状況をそのまま物語っているかのようだ。この内容に惹かれて私はこの本を読み始めた。 この本の面白さは、未知のものと向き合った登場人物たちが、恐怖に押しつぶされていく様子が言葉巧みに表現されているところである。これまでに読んだこの手の本の中には、単に恐怖心を煽るような言葉を並べるだけになっているものもあったが、この本は読み進めるうち、登場人物の心情変化を細かに感じ取ることができる点で優れている。その巧みさは、読んでいる最中、私がまるでその村で住民と一緒に生活し、感染への恐怖に脅かされているような心持ちになったほどである。また、この本の中で、ウイルスの感染が拡大し、それを食い止められなかったのは、いくつかの判断ミスが重なったことが要因とされているのだが、今のコロナ禍の状況と同じように、感染爆発を食い止めるには、1つのささいなミスもしてはいけないという教訓を本の内容から改めて強く感じ取ることができた。このメッセージをコロナウイルスが蔓延する7年前に、世の中に発信している点もこの本の意義であろう。 今後、訪れうる更なる未知のウイルスへの心構えとして読んでおいて損はない1冊である。 | ||||
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封鎖は町の中の小さな地区の中で始まったので、そこを封鎖するという判断をした。倫理的にあり得ない判断だ。疑心暗鬼に陥った住民、究極の判断を迫られる医師たち、引き込まれてしまった。調査・封鎖を判断した松下医師の判断根拠や考えが知りたいと思った。 | ||||
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大きな山場もなく、だらだらと日常を描きながら、その中で起きた「ちょっと怖い」病気。 パンデミックでは無いようなのですが、ウイルスの正体が良く判らぬまま、村は行政によって封鎖されます。 とはいえ暴動が起きるわけでもなく「ちょっと困った嫌な」状態が続き。 やがて、徐々に感染者が増えていき、、、。 世界中の大都市を襲うパニックも無いし、国家が企む巨大な陰謀もありません。 最初は退屈な展開でしたが、徐々に引き込まれました。 さりげなく、嫁姑問題が提起?されています、そういった描写が日常感を引き立たせています。 面白かったですよ。 | ||||
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60万人の命を救うために新型インフルエンザに感染したかもしれない60人の命を犠牲にするという考え方は、倫理的に正しいかどうか難しい問題がありますが、それぞれの立場によってその判断は違ってくるのでしょう。 感染者であれば切り捨てて欲しくないし、医療従事者であれば目の前の患者を救いたいし、政治家であればできるだけ被害者を少なくしたいと考えるのが当然で、結局は福島原発の対応からも分かるように、一国民は政治的な判断に飲み込まれて人命×人数の論理に従うしかないような気がします。 しかし大局を見るべき政治判断も単なる個人の思いつきや思想によって決定されることを考えれば、本書はフィクションとはいっても、現在の日本においては起こり得る可能性を感じました。 松下に感じる評価によって読者の倫理観が試されている気がしました。 | ||||
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この後どうなっていくんだろうっていうドキドキ感はある。 実際には未知の感染症が出てきてもここまではできないだろうなというところがちょっと現実離れしている気がする。 | ||||
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