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鴉よ闇へ翔べ



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【この小説が収録されている参考書籍】
鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY)
鴉よ闇へ翔べ (小学館文庫)

鴉よ闇へ翔べの評価: 3.89/5点 レビュー 19件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.89pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全15件 1~15 1/1ページ
No.15:
(4pt)

町の本屋さんになく感謝しています。

ケンフォレットの作品で読んでいなかったよで、是非とも欲しかった。今からじっくりと楽しみながら読みます。
鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY)Amazon書評・レビュー:鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY)より
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No.14:
(4pt)

ちょっとエンターテインメント性を重視しすぎたかな

もう30年も前になるが、ケン・フォレットが好きで「針の眼」「レベッカへの鍵」「トリプル」「鷲の翼に乗って」などを読み耽った。展開の速い冒険小説で、タフな主人公と
冷酷な敵が登場する中で人物描写もうまく、わくわくしながら読んだことを思い出す。その後、何故か彼の作品とはご無沙汰しており、話題になった「大聖
堂」は読んでいない。今度、また彼の作品が読みたくなって、彼お得意の第二次大戦中の欧州を舞台にした作品であるこの「鴉よ闇に翔べ」を読んだ。史実
に基づいた物語で、女性だけで構成された英国の部隊が、ドイツに占領されていたフランス内の電話交換施設を爆破するミッションを帯びて、冷酷なドイツ軍将兵と
対決するというものだ。期待した通りストーリー展開は早いし、女性主人公のフリック・クレアは小柄だが、強い精神力を持って敵の殺害もまったく厭わない超タフな
少佐。対するドイツのロンメル将軍の副官でもある少佐のディーター・フランクは冷静、冷酷な切れ者。彼らの対決を軸に、この特別部隊の創設から、最後のミッションの
成否まで話は素早い展開で進んで行く。という具合に、非常に面白いのだが、30数年前に読んだ作品と比して、ちと軽すぎないかという印象を持ってしまっ
た。当時の記憶が完ぺきというわけではないが、昔の作品に比べて今回の作品はエンターテインメント性を重視するあまり、フリックの米国人将校との恋愛などにも
ページが割かれるが、このような大きなミッションを遂行する前日に恋愛にふける(しかも不倫)というのは、どうも現実味と真剣さに欠けているようで逆に興味を
削がれてしまった。フリックをもっと徹底したタフな女性将校として描いた方がより面白かったように思うがどうだろうか。
鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY)Amazon書評・レビュー:鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY)より
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No.13:
(5pt)

はらはらどきどきします。

この本を購入する前にレビューを参考にしました。同じ作者のEye of the Needle より少し面白さの点で落ちる作品と書かれていましたが 私には それと同様かそれ以上に楽しめました。
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No.12:
(4pt)

10年ぶりに読みました

久々に実家に帰省。物置から本書を発見。
10年前に読んだはずが、まったく内容が思い出せない。
基本、小説の2度読みはしないが意を決して10日で読破。

いやいや面白いじゃないですか。
内容を覚えてなかった自分に喝。

第2次大戦における、イギリス人女スパイとドイツ人将校の
緊張感あふれる攻防戦。
両者の動きが見えている読者は、女スパイに対して
「そっちは行っちゃダメだって」とハラハラドキドキ。
もはやドリフの「志村、うしろ、うしろ!」の世界。

この頃からのフォレットの作品は、敵を悪として描いていない。
敵にも家族や愛する人がいるんだよ、というスタンスだ。
そのため人物の深みは増したが、敵を打ち負かしたときの
爽快感は半減している。

歴史小説っぽいが、あくまでエンターテイメント小説。
肩の力を抜いて楽しみましょう。
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No.11:
(4pt)

拷問シーンがきつい

正当派戦争冒険小説を読むのは久しぶりである。フォレットは周知の通り、名作『針の眼』を物しているが、本書も同作と同じ第2次世界大戦が時代背景になっている。

寄せ集めの女性部隊が、占領中のフランスにあるドイツ重要通信施設を破壊する使命を受ける。レジスタンスによる1回目は失敗し、生き残った者は逮捕され拷問を受けるのだが、このシーンが凄まじい。

苦痛を与えている者に訊かず、その悲鳴、泣き声を聞かせた相手に尋問するのだ。自分なら耐えられても、同志の苦痛には耐えられないものだ。拷問もただ無闇矢鱈と殴らない。

まず目隠しをする。これによって、どこに殴打されるか、あるいは不意打ちを喰らってもわからない。覚悟が出来ていない分こたえる。殴打する箇所も肉の薄い処(肘・脛・踵等)を狙う。痛みが和らいだ頃、さらに狙う。永遠に続くと思わせる。

「永遠に拷問を耐えたものはいない。ただ長いか短いかだけだ。時間はたっぷりある」こう、拷問者に言われたらイチコロだ。

内容であるが、後半に行くにつれ面白いシチュエーションの連続で、ハラハラドキドキ、まさに手に汗握ってしまう。

敵方(ドイツ)も類型的ではなく、よく書き込まれていてフォレットの技巧的成長の跡が見うけられる。多彩な人物が登場し、ただ単に面白さだけを云うなら『針の眼』を凌駕している。

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No.10:
(4pt)

拷問シーンがきつい

正当派戦争冒険小説を読むのは久しぶりである。フォレットは周知の通り、名作『針の眼』を物しているが、本書も同作と同じ第2次世界大戦が時代背景になっている。

寄せ集めの女性部隊が、占領中のフランスにあるドイツ重要通信施設を破壊する使命を受ける。レジスタンスによる1回目は失敗し、生き残った者は逮捕され拷問を受けるのだが、このシーンが凄まじい。

苦痛を与えている者に訊かず、その悲鳴、泣き声を聞かせた相手に尋問するのだ。自分なら耐えられても、同志の苦痛には耐えられないものだ。拷問もただ無闇矢鱈と殴らない。

まず目隠しをする。これによって、どこに殴打されるか、あるいは不意打ちを喰らってもわからない。覚悟が出来ていない分こたえる。殴打する箇所も肉の薄い処(肘・脛・踵等)を狙う。痛みが和らいだ頃、さらに狙う。永遠に続くと思わせる。

「永遠に拷問を耐えたものはいない。ただ長いか短いかだけだ。時間はたっぷりある」こう、拷問者に言われたらイチコロだ。

内容であるが、後半に行くにつれ面白いシチュエーションの連続で、ハラハラドキドキ、まさに手に汗握ってしまう。

敵方(ドイツ)も類型的ではなく、よく書き込まれていてフォレットの技巧的成長の跡が見うけられる。多彩な人物が登場し、ただ単に面白さだけを云うなら『針の眼』を凌駕している。
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No.9:
(4pt)

タフで勇敢で機転が利くヒロインが活躍する第二次大戦時冒険小説

ケン・フォレット名義のデビュー長編でMWA賞を受賞した『針の眼』と同じく、第二次世界大戦時冒険小説。’03年、「このミステリーがすごい!」海外編で第18位にランクインしている。
時は1944年6月、連合軍は対ドイツ一大反抗作戦ノルマンディー上陸作戦を計画していた。作戦を成功させる鍵は、敵のベルリンとロンメル将軍の防衛軍を繋ぐ通信網を破壊することにあった。ここに女性だけの寄せ集めの6人のチームが組織され、ドイツ占領下のフランスへ侵入する。チームを率いるのは美貌のイギリス軍秘密機関スペシャル・オペレーションズ・エグゼクティヴ(SOE)のフリック・クレア少佐。任務遂行までの猶予はわずかに9日間。
読みどころは、彼女たちと、任務を成功させじと迎え撃つ、ロンメル将軍直属の情報将校、冷酷無比で拷問による尋問の名手ディーター・フランクとの攻防である。クレアは持ち前の“危険を察知する勘”により、幾たびかの危機を乗り越えるのだが、その虚々実々の駆け引きはスリリングである。
戦時中ということで残忍な拷問や処刑、命を奪う銃撃戦のシーンも多く見られるが、適度なロマンスもあり、フランスのレジスタンスやドイツのゲシュタポを含めた敵味方のこの息詰まる騙しあいや追跡は実にリアルかつサスペンスフルで、冒険スパイ小説の醍醐味と楽しさを味わうことができる。
ケン・フォレットは、史実を基にして、その襞の間に見え隠れする事実の断片を膨らませ、タフで、勇敢で、機転が利くヒロインを生み出し、それぞれが魅力的な個性を持つ女性ばかりのユニークな工作員の活動を、極上のタイムリミット・エンターテインメントとして創り上げた。
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No.8:
(4pt)

フォレットの本領ですねえ。

厚いかなあ、長いかなあと思いましたが、
結構なテンポの良さに、
ほとんど一気読みでした。
第二次大戦末期のDデイ直前のフランスに、
女性達のチームが、
フランスのレジスタンスと組んで、
ドイツ軍の要所に攻撃を仕掛けるという話。
最初のレジスタンスから、
イギリスでのメンバーの選定から、
フランスに上陸してからの行動とか、
攻撃から、、。
山場が多くて、
テンポがよくて、上手です。
ただ、攻撃にしろ、恋愛にしろ、
主人公に都合よすぎる感じで、
ちょっと白けた、、。
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No.7:
(4pt)

非情と人間味の溢れる秀逸な戦争ドラマ

いやはや、大風邪ひいて38度を越す熱があり、しかも失意のど真ん中で
読みましたよ、800ページ近い大作。
あの、ケン・フォレットの最新作。
知っているようで、第2次世界大戦の占領下のフランスの様子、レジス
タンスの闘い、など知らないねぇ。
私らの子供の時代だと、テレビで「コンバット」と言うのを楽しんだけど
あれは、この小説の舞台のちょっと後、ノルマンディ上陸作戦後の話。
本作品は、まさにその連合軍の大反攻。D−デイ、直前の女性だけの作戦
の話。
面白かったです。
正直、敵役のドイツの少佐がいい。捕虜を自白に持ち込む方法が秀逸(も
ちろん、怖気の走るいやなものですが)で、先へ先へと回り込むのが悔し
い。主人公は、とてもとても才気よく、これを回避しますが、いやぁ、こ
れくらいのポイントは上げないと、とっくに作戦は失敗している。
非情な部分と人間味溢れる部分が、敵味方に有り、ドラマとしてもとても
面白い、さすがケン・フォレットは単なる戦争物語ではなく、ストーリー
テーラーと感心しました。
☆一つ減じたのは、それにしてもちょっと長すぎです。
もうちょっと削いで、むしろ終盤に力を入れて欲しかった。
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No.6:
(4pt)

『針の眼』を凌ぐ…か?

 ケン・フォレットといえば冒険小説界での典型的な1発屋、しかし、その1発がおそらくスパイ小説ベスト5には入るであろう、あの『針の眼』である。本書のオビに「『針の眼』を凌ぐ!」とあり、「ホントかよ」といぶかしみつつも買ってしまった。
 Dデイの成否を握る秘密工作を託されたのは女性ばかりのチーム、コード名「ジャックドゥズ」。指揮を執るフリック少佐とこれを阻止すべく立ち向かうドイツ軍フランク少佐の攻防が最大の見どころ。ロマンスあり、危機一髪あり、スパイ小説のセオリーどおりの展開。文庫だが、手に取るとギョッとするぶ厚さ。しかし、読めた。及第点か。
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No.5:
(4pt)

おもしろいのだけど、ちょっと主役が強い(運が良すぎかも)

ケン・フォレットの中では、中の上ぐらいでしょうか。
テンポもよく、ヨーロッパ内の場所がつぎつぎとでてきて、楽しめます。
ただ、主役の女性が、ちょっと運が強すぎるかもしれない。(その分、他の人が倒れていくので)
ということで、5つよりは下の星4つにしました。
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No.4:
(5pt)

最初から最後まで面白い

ケン・フォレットの作品としてはそれほど評価が高いようではなかったので、それほど期待せずに読み出したが、最初から最後までだれる箇所がなく一気に読めた。
ストーリーは第二次大戦のナチスの占領下のフランスにおいて、英国の女性ばかりの工作員が電話交換所の爆破に挑む約1週間を描いたものであるが、ナチスの諜報部員やゲシュタポとの息詰まる騙しあいや追跡は実にリアルかつ、適度なロマンスも含まれていて、スパイ小説の醍醐味と楽しさを味わうことができた。
その一方で、戦争の冷酷さ、人間の残忍さも描かれていて、これに近いようなことが実際に行われていたと思うと、現在の平和な日本にいることが実に幸せに思えた。
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No.3:
(4pt)

そつなく面白い

 Follettがお得意としている第二次世界大戦裏話ジャンルです。今回は女性の英国情報部員が何と女ばかりのチームを率いてドイツ軍の通信網破壊のためにドイツ軍占領下のフランスに潜入します。 工作員になった女性6人はそれぞれ個性豊かで、その個性が引き起こす様々なトラブルが物語りの重要な要素になっています。 ドイツ国防軍の少佐がこの工作員チーム捕捉に動きます。もちろんこの少佐は頭脳明晰、冷徹に工作員を拷問するところなんかこの手の小説や映画に出てくるドイツ軍人の典型です。 と、いうわけで、パターンも舞台もすでに使い古されている感がありますが、読むとやっぱり面白いです。Follettのストリーテラーとしてのテクニックで、結末は分かっているのに最後までハラドキドキさせられます。 Follettの英語は読みやすいし難解な単語も出てこないし、物語は「そつなく」出来上がっているので「そつなく」楽しめます。 この作品、映画化するとそれなりに面白い作品になりそうな気がします。もし映画化するなら、この本をほとんどそのまま脚本に使えそうな読みやすい本です。
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No.2:
(4pt)

Follet久しぶりの好作品

Follettの最近の作品であるThe Hammer of EdenとCode to Zeroを読んで、「彼ももう終わりだ」という意見を聞いたことがあった。実は、私もそれに賛成であった。しかしFolletはこの作品で得意の「戦争物」を取り上げることにより、昔のおもしろさにある程度戻ってきたと言えよう。この小説について言えば、昔の6~7割ほどのおもしろさがある、と言ったところだろう。登場人物の特徴をよく書き込んでいること、最後の100ページほどのサスペンスは読者の注意を捉えて話さないこと、がよい。約600ページほどの作品だが、それほど長いとは感じなかった。次作も戦争を取り上げるらしい。その方針で数冊出版してほしい。
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No.1:
(4pt)

高貴なる戦い

オーバーロード作戦を背景にした挿話にまたまた傑作が登場した。タフで美しいヒロインを書かせたら独壇場のケン・フォレットが描く今回の主人公はイギリス特殊作戦部のナンバーワン工作員フェリシティ。彼女の任務は連合軍のノルマンディ上陸の際、独軍司令官ロンメル将軍がベルリンとの連絡に使っている電話中継所を破壊すること。将軍の機甲師団をどれだけ足止め出来るかに作戦の成否がかかっているからだ。堅固な城塞の地下に設けられた中継所は空爆など通常の方法では破壊できない。フェリシティは掃除婦になりすました女ばかりの小部隊を率いて城に潜入するが・・・。彼女を迎え撃つのはロンメル直属のディーター少佐。真っ青なスポーツカーを乗り回し、フランス人の情婦を銃弾から守る為に身をかばう。名誉や誇りがまだ存在した時代、敵対する陣営を代表して二つの魂が死力を尽くして戦う様はひたすらかっこいい。文章も平易で読みやすい。
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