鴉よ闇へ翔べ

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評判

鴉よ闇へ翔べの評価:

3.89/5点 レビュー 19件。 B ランク

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平均点3.89pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全40件 1〜20 1/2ページ
No.40
(4pt)

拷問シーンがきつい

正当派戦争冒険小説を読むのは久しぶりである。フォレットは周知の通り、名作『針の眼』を物しているが、本書も同作と同じ第2次世界大戦が時代背景になっている。

寄せ集めの女性部隊が、占領中のフランスにあるドイツ重要通信施設を破壊する使命を受ける。レジスタンスによる1回目は失敗し、生き残った者は逮捕され拷問を受けるのだが、このシーンが凄まじい。

苦痛を与えている者に訊かず、その悲鳴、泣き声を聞かせた相手に尋問するのだ。自分なら耐えられても、同志の苦痛には耐えられないものだ。拷問もただ無闇矢鱈と殴らない。

まず目隠しをする。これによって、どこに殴打されるか、あるいは不意打ちを喰らってもわからない。覚悟が出来ていない分こたえる。殴打する箇所も肉の薄い処(肘・脛・踵等)を狙う。痛みが和らいだ頃、さらに狙う。永遠に続くと思わせる。

「永遠に拷問を耐えたものはいない。ただ長いか短いかだけだ。時間はたっぷりある」こう、拷問者に言われたらイチコロだ。

内容であるが、後半に行くにつれ面白いシチュエーションの連続で、ハラハラドキドキ、まさに手に汗握ってしまう。

敵方(ドイツ)も類型的ではなく、よく書き込まれていてフォレットの技巧的成長の跡が見うけられる。多彩な人物が登場し、ただ単に面白さだけを云うなら『針の眼』を凌駕している。
鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY) Amazon書評・レビュー: 鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY)より
4093562334
No.39
(4pt)

町の本屋さんになく感謝しています。

ケンフォレットの作品で読んでいなかったよで、是非とも欲しかった。今からじっくりと楽しみながら読みます。
鴉よ闇へ翔べ (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 鴉よ闇へ翔べ (小学館文庫)より
4094054235
No.38
(4pt)

町の本屋さんになく感謝しています。

ケンフォレットの作品で読んでいなかったよで、是非とも欲しかった。今からじっくりと楽しみながら読みます。
鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY) Amazon書評・レビュー: 鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY)より
4093562334
No.37
(4pt)

ちょっとエンターテインメント性を重視しすぎたかな

もう30年も前になるが、ケン・フォレットが好きで「針の眼」「レベッカへの鍵」「トリプル」「鷲の翼に乗って」などを読み耽った。展開の速い冒険小説で、タフな主人公と
冷酷な敵が登場する中で人物描写もうまく、わくわくしながら読んだことを思い出す。その後、何故か彼の作品とはご無沙汰しており、話題になった「大聖
堂」は読んでいない。今度、また彼の作品が読みたくなって、彼お得意の第二次大戦中の欧州を舞台にした作品であるこの「鴉よ闇に翔べ」を読んだ。史実
に基づいた物語で、女性だけで構成された英国の部隊が、ドイツに占領されていたフランス内の電話交換施設を爆破するミッションを帯びて、冷酷なドイツ軍将兵と
対決するというものだ。期待した通りストーリー展開は早いし、女性主人公のフリック・クレアは小柄だが、強い精神力を持って敵の殺害もまったく厭わない超タフな
少佐。対するドイツのロンメル将軍の副官でもある少佐のディーター・フランクは冷静、冷酷な切れ者。彼らの対決を軸に、この特別部隊の創設から、最後のミッションの
成否まで話は素早い展開で進んで行く。という具合に、非常に面白いのだが、30数年前に読んだ作品と比して、ちと軽すぎないかという印象を持ってしまっ
た。当時の記憶が完ぺきというわけではないが、昔の作品に比べて今回の作品はエンターテインメント性を重視するあまり、フリックの米国人将校との恋愛などにも
ページが割かれるが、このような大きなミッションを遂行する前日に恋愛にふける(しかも不倫)というのは、どうも現実味と真剣さに欠けているようで逆に興味を
削がれてしまった。フリックをもっと徹底したタフな女性将校として描いた方がより面白かったように思うがどうだろうか。
鴉よ闇へ翔べ (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 鴉よ闇へ翔べ (小学館文庫)より
4094054235
No.36
(4pt)

ちょっとエンターテインメント性を重視しすぎたかな

もう30年も前になるが、ケン・フォレットが好きで「針の眼」「レベッカへの鍵」「トリプル」「鷲の翼に乗って」などを読み耽った。展開の速い冒険小説で、タフな主人公と
冷酷な敵が登場する中で人物描写もうまく、わくわくしながら読んだことを思い出す。その後、何故か彼の作品とはご無沙汰しており、話題になった「大聖
堂」は読んでいない。今度、また彼の作品が読みたくなって、彼お得意の第二次大戦中の欧州を舞台にした作品であるこの「鴉よ闇に翔べ」を読んだ。史実
に基づいた物語で、女性だけで構成された英国の部隊が、ドイツに占領されていたフランス内の電話交換施設を爆破するミッションを帯びて、冷酷なドイツ軍将兵と
対決するというものだ。期待した通りストーリー展開は早いし、女性主人公のフリック・クレアは小柄だが、強い精神力を持って敵の殺害もまったく厭わない超タフな
少佐。対するドイツのロンメル将軍の副官でもある少佐のディーター・フランクは冷静、冷酷な切れ者。彼らの対決を軸に、この特別部隊の創設から、最後のミッションの
成否まで話は素早い展開で進んで行く。という具合に、非常に面白いのだが、30数年前に読んだ作品と比して、ちと軽すぎないかという印象を持ってしまっ
た。当時の記憶が完ぺきというわけではないが、昔の作品に比べて今回の作品はエンターテインメント性を重視するあまり、フリックの米国人将校との恋愛などにも
ページが割かれるが、このような大きなミッションを遂行する前日に恋愛にふける(しかも不倫)というのは、どうも現実味と真剣さに欠けているようで逆に興味を
削がれてしまった。フリックをもっと徹底したタフな女性将校として描いた方がより面白かったように思うがどうだろうか。
鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY) Amazon書評・レビュー: 鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY)より
4093562334
No.35
(4pt)

ちょっとエンターテインメント性を重視しすぎたかな

もう30年も前になるが、ケン・フォレットが好きで「針の眼」「レベッカへの鍵」「トリプル」「鷲の翼に乗って」などを読み耽った。展開の速い冒険小説で、タフな主人公と
冷酷な敵が登場する中で人物描写もうまく、わくわくしながら読んだことを思い出す。その後、何故か彼の作品とはご無沙汰しており、話題になった「大聖
堂」は読んでいない。今度、また彼の作品が読みたくなって、彼お得意の第二次大戦中の欧州を舞台にした作品であるこの「鴉よ闇に翔べ」を読んだ。史実
に基づいた物語で、女性だけで構成された英国の部隊が、ドイツに占領されていたフランス内の電話交換施設を爆破するミッションを帯びて、冷酷なドイツ軍将兵と
対決するというものだ。期待した通りストーリー展開は早いし、女性主人公のフリック・クレアは小柄だが、強い精神力を持って敵の殺害もまったく厭わない超タフな
少佐。対するドイツのロンメル将軍の副官でもある少佐のディーター・フランクは冷静、冷酷な切れ者。彼らの対決を軸に、この特別部隊の創設から、最後のミッションの
成否まで話は素早い展開で進んで行く。という具合に、非常に面白いのだが、30数年前に読んだ作品と比して、ちと軽すぎないかという印象を持ってしまっ
た。当時の記憶が完ぺきというわけではないが、昔の作品に比べて今回の作品はエンターテインメント性を重視するあまり、フリックの米国人将校との恋愛などにも
ページが割かれるが、このような大きなミッションを遂行する前日に恋愛にふける(しかも不倫)というのは、どうも現実味と真剣さに欠けているようで逆に興味を
削がれてしまった。フリックをもっと徹底したタフな女性将校として描いた方がより面白かったように思うがどうだろうか。
鴉よ闇へ翔べ (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 鴉よ闇へ翔べ (小学館文庫)より
4094054235
No.34
(4pt)

ちょっとエンターテインメント性を重視しすぎたかな

もう30年も前になるが、ケン・フォレットが好きで「針の眼」「レベッカへの鍵」「トリプル」「鷲の翼に乗って」などを読み耽った。展開の速い冒険小説で、タフな主人公と
冷酷な敵が登場する中で人物描写もうまく、わくわくしながら読んだことを思い出す。その後、何故か彼の作品とはご無沙汰しており、話題になった「大聖
堂」は読んでいない。今度、また彼の作品が読みたくなって、彼お得意の第二次大戦中の欧州を舞台にした作品であるこの「鴉よ闇に翔べ」を読んだ。史実
に基づいた物語で、女性だけで構成された英国の部隊が、ドイツに占領されていたフランス内の電話交換施設を爆破するミッションを帯びて、冷酷なドイツ軍将兵と
対決するというものだ。期待した通りストーリー展開は早いし、女性主人公のフリック・クレアは小柄だが、強い精神力を持って敵の殺害もまったく厭わない超タフな
少佐。対するドイツのロンメル将軍の副官でもある少佐のディーター・フランクは冷静、冷酷な切れ者。彼らの対決を軸に、この特別部隊の創設から、最後のミッションの
成否まで話は素早い展開で進んで行く。という具合に、非常に面白いのだが、30数年前に読んだ作品と比して、ちと軽すぎないかという印象を持ってしまっ
た。当時の記憶が完ぺきというわけではないが、昔の作品に比べて今回の作品はエンターテインメント性を重視するあまり、フリックの米国人将校との恋愛などにも
ページが割かれるが、このような大きなミッションを遂行する前日に恋愛にふける(しかも不倫)というのは、どうも現実味と真剣さに欠けているようで逆に興味を
削がれてしまった。フリックをもっと徹底したタフな女性将校として描いた方がより面白かったように思うがどうだろうか。
鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY) Amazon書評・レビュー: 鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY)より
4093562334
No.33
(3pt)

ごめんなさい

コレクション整理のため読まずに処分。三ツ星としか表しようがありません。
鴉よ闇へ翔べ (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 鴉よ闇へ翔べ (小学館文庫)より
4094054235
No.32
(3pt)

ごめんなさい

コレクション整理のため読まずに処分。三ツ星としか表しようがありません。
鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY) Amazon書評・レビュー: 鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY)より
4093562334
No.31
(5pt)

はらはらどきどきします。

この本を購入する前にレビューを参考にしました。同じ作者のEye of the Needle より少し面白さの点で落ちる作品と書かれていましたが 私には それと同様かそれ以上に楽しめました。
鴉よ闇へ翔べ (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 鴉よ闇へ翔べ (小学館文庫)より
4094054235
No.30
(4pt)

10年ぶりに読みました

久々に実家に帰省。物置から本書を発見。
10年前に読んだはずが、まったく内容が思い出せない。
基本、小説の2度読みはしないが意を決して10日で読破。

いやいや面白いじゃないですか。
内容を覚えてなかった自分に喝。

第2次大戦における、イギリス人女スパイとドイツ人将校の
緊張感あふれる攻防戦。
両者の動きが見えている読者は、女スパイに対して
「そっちは行っちゃダメだって」とハラハラドキドキ。
もはやドリフの「志村、うしろ、うしろ!」の世界。

この頃からのフォレットの作品は、敵を悪として描いていない。
敵にも家族や愛する人がいるんだよ、というスタンスだ。
そのため人物の深みは増したが、敵を打ち負かしたときの
爽快感は半減している。

歴史小説っぽいが、あくまでエンターテイメント小説。
肩の力を抜いて楽しみましょう。
鴉よ闇へ翔べ (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 鴉よ闇へ翔べ (小学館文庫)より
4094054235
No.29
(5pt)

はらはらどきどきします。

この本を購入する前にレビューを参考にしました。同じ作者のEye of the Needle より少し面白さの点で落ちる作品と書かれていましたが 私には それと同様かそれ以上に楽しめました。
鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY) Amazon書評・レビュー: 鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY)より
4093562334
No.28
(4pt)

10年ぶりに読みました

久々に実家に帰省。物置から本書を発見。
10年前に読んだはずが、まったく内容が思い出せない。
基本、小説の2度読みはしないが意を決して10日で読破。

いやいや面白いじゃないですか。
内容を覚えてなかった自分に喝。

第2次大戦における、イギリス人女スパイとドイツ人将校の
緊張感あふれる攻防戦。
両者の動きが見えている読者は、女スパイに対して
「そっちは行っちゃダメだって」とハラハラドキドキ。
もはやドリフの「志村、うしろ、うしろ!」の世界。

この頃からのフォレットの作品は、敵を悪として描いていない。
敵にも家族や愛する人がいるんだよ、というスタンスだ。
そのため人物の深みは増したが、敵を打ち負かしたときの
爽快感は半減している。

歴史小説っぽいが、あくまでエンターテイメント小説。
肩の力を抜いて楽しみましょう。
鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY) Amazon書評・レビュー: 鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY)より
4093562334
No.27
(4pt)

拷問シーンがきつい

正当派戦争冒険小説を読むのは久しぶりである。フォレットは周知の通り、名作『針の眼』を物しているが、本書も同作と同じ第2次世界大戦が時代背景になっている。

寄せ集めの女性部隊が、占領中のフランスにあるドイツ重要通信施設を破壊する使命を受ける。レジスタンスによる1回目は失敗し、生き残った者は逮捕され拷問を受けるのだが、このシーンが凄まじい。

苦痛を与えている者に訊かず、その悲鳴、泣き声を聞かせた相手に尋問するのだ。自分なら耐えられても、同志の苦痛には耐えられないものだ。拷問もただ無闇矢鱈と殴らない。

まず目隠しをする。これによって、どこに殴打されるか、あるいは不意打ちを喰らってもわからない。覚悟が出来ていない分こたえる。殴打する箇所も肉の薄い処(肘・脛・踵等)を狙う。痛みが和らいだ頃、さらに狙う。永遠に続くと思わせる。

「永遠に拷問を耐えたものはいない。ただ長いか短いかだけだ。時間はたっぷりある」こう、拷問者に言われたらイチコロだ。

内容であるが、後半に行くにつれ面白いシチュエーションの連続で、ハラハラドキドキ、まさに手に汗握ってしまう。

敵方(ドイツ)も類型的ではなく、よく書き込まれていてフォレットの技巧的成長の跡が見うけられる。多彩な人物が登場し、ただ単に面白さだけを云うなら『針の眼』を凌駕している。

鴉よ闇へ翔べ (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 鴉よ闇へ翔べ (小学館文庫)より
4094054235
No.26
(4pt)

タフで勇敢で機転が利くヒロインが活躍する第二次大戦時冒険小説

ケン・フォレット名義のデビュー長編でMWA賞を受賞した『針の眼』と同じく、第二次世界大戦時冒険小説。’03年、「このミステリーがすごい!」海外編で第18位にランクインしている。
時は1944年6月、連合軍は対ドイツ一大反抗作戦ノルマンディー上陸作戦を計画していた。作戦を成功させる鍵は、敵のベルリンとロンメル将軍の防衛軍を繋ぐ通信網を破壊することにあった。ここに女性だけの寄せ集めの6人のチームが組織され、ドイツ占領下のフランスへ侵入する。チームを率いるのは美貌のイギリス軍秘密機関スペシャル・オペレーションズ・エグゼクティヴ(SOE)のフリック・クレア少佐。任務遂行までの猶予はわずかに9日間。
読みどころは、彼女たちと、任務を成功させじと迎え撃つ、ロンメル将軍直属の情報将校、冷酷無比で拷問による尋問の名手ディーター・フランクとの攻防である。クレアは持ち前の“危険を察知する勘”により、幾たびかの危機を乗り越えるのだが、その虚々実々の駆け引きはスリリングである。
戦時中ということで残忍な拷問や処刑、命を奪う銃撃戦のシーンも多く見られるが、適度なロマンスもあり、フランスのレジスタンスやドイツのゲシュタポを含めた敵味方のこの息詰まる騙しあいや追跡は実にリアルかつサスペンスフルで、冒険スパイ小説の醍醐味と楽しさを味わうことができる。
ケン・フォレットは、史実を基にして、その襞の間に見え隠れする事実の断片を膨らませ、タフで、勇敢で、機転が利くヒロインを生み出し、それぞれが魅力的な個性を持つ女性ばかりのユニークな工作員の活動を、極上のタイムリミット・エンターテインメントとして創り上げた。
鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY) Amazon書評・レビュー: 鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY)より
4093562334
No.25
(4pt)

タフで勇敢で機転が利くヒロインが活躍する第二次大戦時冒険小説

ケン・フォレット名義のデビュー長編でMWA賞を受賞した『針の眼』と同じく、第二次世界大戦時冒険小説。’03年、「このミステリーがすごい!」海外編で第18位にランクインしている。
時は1944年6月、連合軍は対ドイツ一大反抗作戦ノルマンディー上陸作戦を計画していた。作戦を成功させる鍵は、敵のベルリンとロンメル将軍の防衛軍を繋ぐ通信網を破壊することにあった。ここに女性だけの寄せ集めの6人のチームが組織され、ドイツ占領下のフランスへ侵入する。チームを率いるのは美貌のイギリス軍秘密機関スペシャル・オペレーションズ・エグゼクティヴ(SOE)のフリック・クレア少佐。任務遂行までの猶予はわずかに9日間。
読みどころは、彼女たちと、任務を成功させじと迎え撃つ、ロンメル将軍直属の情報将校、冷酷無比で拷問による尋問の名手ディーター・フランクとの攻防である。クレアは持ち前の“危険を察知する勘”により、幾たびかの危機を乗り越えるのだが、その虚々実々の駆け引きはスリリングである。
戦時中ということで残忍な拷問や処刑、命を奪う銃撃戦のシーンも多く見られるが、適度なロマンスもあり、フランスのレジスタンスやドイツのゲシュタポを含めた敵味方のこの息詰まる騙しあいや追跡は実にリアルかつサスペンスフルで、冒険スパイ小説の醍醐味と楽しさを味わうことができる。
ケン・フォレットは、史実を基にして、その襞の間に見え隠れする事実の断片を膨らませ、タフで、勇敢で、機転が利くヒロインを生み出し、それぞれが魅力的な個性を持つ女性ばかりのユニークな工作員の活動を、極上のタイムリミット・エンターテインメントとして創り上げた。
鴉よ闇へ翔べ (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 鴉よ闇へ翔べ (小学館文庫)より
4094054235
No.24
(3pt)

最後の40頁

期待したエキサィティングな展開はほとんど最後の40頁だけ。ストーリー全体に不必要なほどくどい心理描写に疲れた。
ケン・フォレットの作品は時々こんなくどさを含むものがあるので注意が必要。
鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY) Amazon書評・レビュー: 鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY)より
4093562334
No.23
(4pt)

フォレットの本領ですねえ。

厚いかなあ、長いかなあと思いましたが、
結構なテンポの良さに、
ほとんど一気読みでした。
第二次大戦末期のDデイ直前のフランスに、
女性達のチームが、
フランスのレジスタンスと組んで、
ドイツ軍の要所に攻撃を仕掛けるという話。
最初のレジスタンスから、
イギリスでのメンバーの選定から、
フランスに上陸してからの行動とか、
攻撃から、、。
山場が多くて、
テンポがよくて、上手です。
ただ、攻撃にしろ、恋愛にしろ、
主人公に都合よすぎる感じで、
ちょっと白けた、、。
鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY) Amazon書評・レビュー: 鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY)より
4093562334
No.22
(4pt)

非情と人間味の溢れる秀逸な戦争ドラマ

いやはや、大風邪ひいて38度を越す熱があり、しかも失意のど真ん中で
読みましたよ、800ページ近い大作。
あの、ケン・フォレットの最新作。
知っているようで、第2次世界大戦の占領下のフランスの様子、レジス
タンスの闘い、など知らないねぇ。
私らの子供の時代だと、テレビで「コンバット」と言うのを楽しんだけど
あれは、この小説の舞台のちょっと後、ノルマンディ上陸作戦後の話。
本作品は、まさにその連合軍の大反攻。D−デイ、直前の女性だけの作戦
の話。
面白かったです。
正直、敵役のドイツの少佐がいい。捕虜を自白に持ち込む方法が秀逸(も
ちろん、怖気の走るいやなものですが)で、先へ先へと回り込むのが悔し
い。主人公は、とてもとても才気よく、これを回避しますが、いやぁ、こ
れくらいのポイントは上げないと、とっくに作戦は失敗している。
非情な部分と人間味溢れる部分が、敵味方に有り、ドラマとしてもとても
面白い、さすがケン・フォレットは単なる戦争物語ではなく、ストーリー
テーラーと感心しました。
☆一つ減じたのは、それにしてもちょっと長すぎです。
もうちょっと削いで、むしろ終盤に力を入れて欲しかった。
鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY) Amazon書評・レビュー: 鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY)より
4093562334
No.21
(5pt)

最初から最後まで面白い

ケン・フォレットの作品としてはそれほど評価が高いようではなかったので、それほど期待せずに読み出したが、最初から最後までだれる箇所がなく一気に読めた。
ストーリーは第二次大戦のナチスの占領下のフランスにおいて、英国の女性ばかりの工作員が電話交換所の爆破に挑む約1週間を描いたものであるが、ナチスの諜報部員やゲシュタポとの息詰まる騙しあいや追跡は実にリアルかつ、適度なロマンスも含まれていて、スパイ小説の醍醐味と楽しさを味わうことができた。
その一方で、戦争の冷酷さ、人間の残忍さも描かれていて、これに近いようなことが実際に行われていたと思うと、現在の平和な日本にいることが実に幸せに思えた。
鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY) Amazon書評・レビュー: 鴉よ闇へ翔べ (SHOGAKUKAN MYSTERY)より
4093562334