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仮面幻双曲
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仮面幻双曲の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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短編が主の大山誠一郎の長編物だが読みやすい 逆転のトリックに思わず「あっ、そうかなるほど」となってしまう 面白い | ||||
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ここまで完璧な本格ミステリは本当に久しぶりだった。 人物や時代背景に謎や殺人動機から解決編まで全てが堪能出来ました。 近年は特殊設定の多い本格物のミステリだが、今作は時代背景もあるが真っ向勝負のトリックで非常に楽しめた。 特筆すべきは阿津川辰海先生の解説。底本を徹底的に読み込み文庫版でいかに精査されたのか分かる素晴らしい!きっと大山先生も喜ばれているはず。 | ||||
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著者の現時点で唯一の長編。長らく文庫化されておらず単行本は中古で高騰、しかも著者自身が「大きな瑕疵があるので文庫化するために全面改稿したい」と公言していたため、待つしかなかった。 結果、著者らしい細部まで作り込まれた本格パズラーを長編でも味わうことができて大満足。短編同様に無駄は一切なく、すべての材料が出そろったところで探偵がすべてを看破して手際よく解決編に流れ込むつくりはとても気持ちいい。 これで大山誠一郎の単著はすべて読んでしまった。あとは各所に散発的に書いている短編が一冊にまとまるのがいつになるか。首を長くして待っています。 | ||||
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京大ミステリー研出身の大山 誠一郎 氏の長編本格推理作品。 舞台を戦後すぐに設定し、往年の探偵小説的な雰囲気が堪能できる作品だ。 双子を登場させ、冒頭で双子によるトリックだと宣言しているという、今時珍しい王道の双子トリックに挑んだ作品だが、この双子トリックは斬新であり、充分評価に値するものである。 往年の王道探偵小説的な面白さが詰まった上質の作品と言える。 | ||||
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舞台は戦後間もない地方の旧家。 見分けのつかないほど似ている双子の当主。 ある事件をきっけけに弟は兄に復讐を誓い、姿を消して整形手術で顔を作り変える。 そして、ある日弟から送られてきた殺人予告状。 あらすじだけ聞くと横溝正史のような世界観を想像する方も多いと思います。 しかし、本作品には金田一シリーズのような複雑な家系図も日本的なおどろおどろしさありません。体裁としては純粋な犯人当て小説のような形をなしており、金田一的な要素を期待する方には少々物足りないかもしれません。 しかし・・・トリックは素晴らしい! 双子を扱ったトリックの中では恐らく最高峰といっても過言ではないでしょう。 作者は非常にフェアに伏線を張り巡らし、大技を仕掛けています。 欠点としては探偵役の兄妹の人物像が類型的で魅力がないところでしょう。 このため、中盤の事件の調査に面白みがかけます。 本格好きにはたまらない作品だと思います。 是非ご一読を。 | ||||
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