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銃とチョコレート
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銃とチョコレートの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全91件 61~80 4/5ページ
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怪盗ゴディバはルパン、探偵ロイズはホームズ、主人公のリンツは小林少年、中盤までは、そんな典型的な少年向け探偵小説のフォーマットで物語は進む。まぁそのまま進行してっても「よく出来てるなぁ」くらいの評価は獲得できる作品である。ところが、ところが、さすが乙一、ただのジュブナイルで終わるはずがない。大ドンデンが話の中盤に仕掛けられているのだ。やっぱ、今の時代、ジュブナイルだからって、正義と悪の二元論、勧善懲悪は成り立たないのであって。小林少年にとっての明智小五郎のような、全知全能の正義の味方、ヒーローなんて、実際、昔も今もいないのだ。ヒーローは居る、って嘘を信じられた昔の子供はうらやましいっちゃ、うらやましいけど、「仮託出来るヒーローなんかいなくて、信じるべきは自分なんだ」って処世訓を支持したい。それと、正義と悪がひとりの中に混在している人間の多面性や、敵味方が時と場合で入れ替わるっていう人と人の関係性なんてのも、ジュブナイルだからって単純化しないで、混沌を混沌として提示したほうがいい。 大ドンデンを仕掛けて、一筋縄じゃ括れないフォーマットにしておきながら、最後まで息をつかせない冒険活劇、エンターテインメント作品に仕上げてる(しかもクールに!シニカルに!)力量に感服。 そうそう、リンツのおかあさんが、さりげなく魅力的な母であり、妻であり、女性であるのもマルである。 | ||||
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まず、手にとって見るはその装丁。 少しまがまがしい所が乙一ワールドにピッタリの出来だ。 正直、私は今までの乙一作品に『大満足』したことは一度も無い。 彼の秀でた独特の世界と、本の装丁が合っていないからだ。 本好きな人にならご理解頂けるだろう。 作品と装丁は一体でなければ『素晴らしい本』にはなれないという事を。 そういった意味で 『素晴らしい乙一本』 です。 お勧めです! | ||||
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まず、手にとって見るはその装丁。少しまがまがしい所が乙一ワールドにピッタリの出来だ。正直、私は今までの乙一作品に『大満足』したことは一度も無い。彼の秀でた独特の世界と、本の装丁が合っていないからだ。本好きな人にならご理解頂けるだろう。作品と装丁は一体でなければ『素晴らしい本』にはなれないという事を。そういった意味で『素晴らしい乙一本』です。お勧めです! | ||||
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無駄に多い暴力シーン、ひらがなが気になる。 乙一作品の中ではいまいち。 好きだけど、内容は薄いかな? 装丁、挿絵がすごくいい。 チョコレートのブランド、「ゴディバ」「ロイズ」を使っているのはお洒落だと思う。 人間の愚かさ怖さを書くのが上手いですね作者は。 | ||||
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無駄に多い暴力シーン、ひらがなが気になる。 乙一作品の中ではいまいち。 好きだけど、内容は薄いかな? 装丁、挿絵がすごくいい。 チョコレートのブランド、「ゴディバ」「ロイズ」を使っているのはお洒落だと思う。 人間の愚かさ怖さを書くのが上手いですね作者は。 | ||||
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この一見子供向け文学風の作品、読み始めた時は『ブレイブ・ストーリー』(宮部みゆき)のような印象を持った。しかしながら、物語が中盤にさしかかるころから、乙一さんの世界が、顔をのぞかせ始める。そう、「毒」である。当初は、当たり障りのない人物として描かれていた登場人物たちが、見事にその役割を変貌させるのである。金に目が眩んだ人間という生物の暗黒面が生々しく描かれ、現代日本の拝金主義を見せられているようである。同じように、主人公の少年が活躍するストーリーで、登場人物の役割がはっきりしており、読者を裏切らない『ブレイブ・ストーリー』とは、好対照を見せている。本作品を子供が読む場合(総ルビに近い形なので、こういう想定だと思う)、ある種の人間不信に陥るかもしれない。言い換えれば、人間の上っ面だけに誤魔化されるな。心の内では、どす黒い欲望が渦を巻き、他人を欺こうと、手ぐすね引いて待っている、不逞の輩もたくさんいるんだぞ。ということを教え諭しているようだともいえる。 一応、子供向け作品ということで、ストーリーそのものには、凝ったひねりなどは少なく、易しいつくりになっている。これはつまらないということではなく、大人に日本の現実を直視してもらい、内省を促すという意味で、大いに効果を持つと思うのである。 本作品が小学校教育で使われたら、親たちはどんな顔をするんだろう? | ||||
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この一見子供向け文学風の作品、読み始めた時は『ブレイブ・ストーリー』(宮部みゆき)のような印象を持った。しかしながら、物語が中盤にさしかかるころから、乙一さんの世界が、顔をのぞかせ始める。そう、「毒」である。当初は、当たり障りのない人物として描かれていた登場人物たちが、見事にその役割を変貌させるのである。金に目が眩んだ人間という生物の暗黒面が生々しく描かれ、現代日本の拝金主義を見せられているようである。同じように、主人公の少年が活躍するストーリーで、登場人物の役割がはっきりしており、読者を裏切らない『ブレイブ・ストーリー』とは、好対照を見せている。本作品を子供が読む場合(総ルビに近い形なので、こういう想定だと思う)、ある種の人間不信に陥るかもしれない。言い換えれば、人間の上っ面だけに誤魔化されるな。心の内では、どす黒い欲望が渦を巻き、他人を欺こうと、手ぐすね引いて待っている、不逞の輩もたくさんいるんだぞ。ということを教え諭しているようだともいえる。 一応、子供向け作品ということで、ストーリーそのものには、凝ったひねりなどは少なく、易しいつくりになっている。これはつまらないということではなく、大人に日本の現実を直視してもらい、内省を促すという意味で、大いに効果を持つと思うのである。 本作品が小学校教育で使われたら、親たちはどんな顔をするんだろう? | ||||
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少年少女が主人公のミステリーランドシリーズ。 このシリーズは個人的に、あまりにも小奇麗な人間が多く出てきて、 大人が子供に押し付ける美談が鼻について嫌だったんですが、乙一のは笑いました。 子供が憧れる英雄探偵を、ただ世間が祭り上げただけと明かしてしまうなんて 私なら子供にこそこういうのを勧めます。 偽善的な少年少女の物語に辟易していた少年少女へ、是非お薦めしてあげたい。 | ||||
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少年少女が主人公のミステリーランドシリーズ。 このシリーズは個人的に、あまりにも小奇麗な人間が多く出てきて、 大人が子供に押し付ける美談が鼻について嫌だったんですが、乙一のは笑いました。 子供が憧れる英雄探偵を、ただ世間が祭り上げただけと明かしてしまうなんて 私なら子供にこそこういうのを勧めます。 偽善的な少年少女の物語に辟易していた少年少女へ、是非お薦めしてあげたい。 | ||||
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久しぶりの乙一作品。しかもミステリーランド。楽しみにしていました。 まず、タイトルを見てえ?と思いました。いいのかなぁと思いながら、内容を読めば印象が変わるかと期待して読み進めました。 元々せつな系乙作品が好きなわたしは、正直ガッカリしました。 新しい乙作品と言えばいいのでしょうか。 最近作品の傾向が変わってきているとは感じていましたが…。ちょっと残念です。 | ||||
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久しぶりの乙一作品。しかもミステリーランド。楽しみにしていました。まず、タイトルを見てえ?と思いました。いいのかなぁと思いながら、内容を読めば印象が変わるかと期待して読み進めました。元々せつな系乙作品が好きなわたしは、正直ガッカリしました。新しい乙作品と言えばいいのでしょうか。最近作品の傾向が変わってきているとは感じていましたが…。ちょっと残念です。 | ||||
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このミステリーシリーズは、子供向けの体裁をしていますが、 実は、むかし図書館で、江戸川乱歩なんかを読んだ大人を 主要ターゲットにしているのではないでしょうか? その意味では、”売れっ子”乙一の人選は、 非常に購買意欲のツボを刺激しますね。 私も本屋で見て、即買いしました。 前半はダラダラとストーリーが続きますが、 ある一転で、物語が加速し面白くなっていきます。 個人的には、主人公が全く活躍しない点と、 マイノリティーである主人公の設定が、 それほどストーリーに反映していない点が、不満でした。 それと、乙一特有のリリシズム(せつなさ)もないなー。 (児童書なのにもったいない) あと登場人物も多過ぎる気もしました。 (子供は、覚えれるのでしょうか?) | ||||
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このミステリーシリーズは、子供向けの体裁をしていますが、 実は、むかし図書館で、江戸川乱歩なんかを読んだ大人を 主要ターゲットにしているのではないでしょうか? その意味では、”売れっ子”乙一の人選は、 非常に購買意欲のツボを刺激しますね。 私も本屋で見て、即買いしました。 前半はダラダラとストーリーが続きますが、 ある一転で、物語が加速し面白くなっていきます。 個人的には、主人公が全く活躍しない点と、 マイノリティーである主人公の設定が、 それほどストーリーに反映していない点が、不満でした。 それと、乙一特有のリリシズム(せつなさ)もないなー。 (児童書なのにもったいない) あと登場人物も多過ぎる気もしました。 (子供は、覚えれるのでしょうか?) | ||||
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まず装丁の豪華さ、押絵のセンスの良さに所有欲を掻き立てられる。 内容も主人公と同じように童心に帰ったかのような目線を体験させてく れて読後もさわやかな気分に浸れる。 しかしこの平仮名の多さはどうにかならないだろうか? 私はミステリーランドがどのくらい下の年齢まで読者を獲得したいのか 知らなが、この位の漢字が読めない子供に物語の後半からの展開や暴力 描写は相当キツイのではないかと思う。もし私が親なら進めるのをためうだろう。 せめてハリポタのようにのルビ付き漢字ならもっと読みやすいのだが。 せっかく内容が面白いだけにテンポよく読み進められない苦痛だけが残り残念だった。 | ||||
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まず装丁の豪華さ、押絵のセンスの良さに所有欲を掻き立てられる。 内容も主人公と同じように童心に帰ったかのような目線を体験させてく れて読後もさわやかな気分に浸れる。 しかしこの平仮名の多さはどうにかならないだろうか? 私はミステリーランドがどのくらい下の年齢まで読者を獲得したいのか 知らなが、この位の漢字が読めない子供に物語の後半からの展開や暴力 描写は相当キツイのではないかと思う。もし私が親なら進めるのをためうだろう。 せめてハリポタのようにのルビ付き漢字ならもっと読みやすいのだが。 せっかく内容が面白いだけにテンポよく読み進められない苦痛だけが残り残念だった。 | ||||
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今までの乙一さんの本とは違い、子供でも全然平気で読める本だと思います。むしろドキドキして面白い本ではないでしょうか。 冒頭では「本当に乙一さん…!?」と思いましたが、読んでいくにつれて乙一さんらしさが出ていると思います。設定が日本じゃないところも驚きました。ストーリーの展開がおもしろく、自分で犯人を予想するも見事に裏切られてしまいました。 子供だけではなく、大人でも充分楽しめる本だと思います。 また新たな乙一さんの一面が見れた本でした。 | ||||
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今までの乙一さんの本とは違い、子供でも全然平気で読める本だと思います。むしろドキドキして面白い本ではないでしょうか。 冒頭では「本当に乙一さん…!?」と思いましたが、読んでいくにつれて乙一さんらしさが出ていると思います。設定が日本じゃないところも驚きました。ストーリーの展開がおもしろく、自分で犯人を予想するも見事に裏切られてしまいました。 子供だけではなく、大人でも充分楽しめる本だと思います。 また新たな乙一さんの一面が見れた本でした。 | ||||
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児童書という前知識を持たずに購入。 当初、ひらがなの多さに焦る(そら児童書だから当たり前) しかし、侮るべからず。 成人した「かつての少年少女」も十二分に楽しめる。 登場人物の描写というか性格というか、まさに乙一節が効いている。 人間の描き方がうまいなぁと思ってしまう。 これで読書感想文を書いてみたかったかも…と成人男性の弁。 乙一氏は「くつしたをかくせ!」という絵本も執筆している。 幅広い世代に作品を提供できる乙一氏に脱帽! | ||||
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児童書という前知識を持たずに購入。 当初、ひらがなの多さに焦る(そら児童書だから当たり前) しかし、侮るべからず。 成人した「かつての少年少女」も十二分に楽しめる。 登場人物の描写というか性格というか、まさに乙一節が効いている。 人間の描き方がうまいなぁと思ってしまう。 これで読書感想文を書いてみたかったかも…と成人男性の弁。 乙一氏は「くつしたをかくせ!」という絵本も執筆している。 幅広い世代に作品を提供できる乙一氏に脱帽! | ||||
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子ども向けではあります。 中身は紛うことなき乙一さんの文章でした。 ひねった展開、淡々とした文、個性的な登場人物。そして今回はちょっぴり背伸びしたい子どもの心を掴むスパイス付。 大人になった今でも楽しめるけれども、学生やっている内に読みたかった、そんな逸品です。 | ||||
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