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ブラック・ハンター



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【この小説が収録されている参考書籍】
ブラック・ハンター (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

ブラック・ハンターの評価: 6.00/10点 レビュー 2件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

映画化は

やはり重たい作品でした

御福頂戴
1UFU3QOD
No.1:
(7pt)

黒い森の呪いに挑む、はみだしデカコンビ

大ヒット作「クリムゾン・リバー」の続編。蘇ったニエマンス警視が新たなパートナーと組んで、ドイツの黒い森を支配する富豪一族の闇に切り込んでいく警察サスペンスである。
前作で川に流されたはずのニエマンス警視だが実は生きていて、警察学校の講師を勤めた後、警察組織を横断して難事件にあたる、たった一人だけの新設部署を任されることになった。警察学校の教え子であるイヴァーナを新たな相棒に選んだニエマンスが取り組んだのが、フランスとドイツの国境地帯に広がる「黒い森」を支配する貴族フォン・ガイエルスベルク一族の当主が黒い森のフランス内で狩猟中に惨殺された事件。ニエマンスとイヴァーナは富豪が住むドイツに乗り込み、地元警察と衝突しながら捜査を進めることになったのだが、歴史ある貴族として超法規的な存在であるフォン・ガイエルスベルク一族には、広大な黒い森と同様の得体のしれない、深い闇が隠されていた・・・。
フランス警察で随一の捜査能力を持ちながらあまりに激しい暴力衝動のために、警察の持て余し者になっているニエマンスの基本は変わっておらず、予想を裏切る言動で周囲をひっかきまわしていく。しかも、相棒のイヴァーナも一筋縄ではいかぬ性格で、二人のコンビが時に反発しあいながらも助け合い、最後に事件を解決するという一種の警察バディものとして楽しめる。事件の背景は、富豪の一族の秘密というよくある話で、事件の構図もさほど凝ったものではないが、警察と犯人の攻防のサスペンスはまずまずの読み応えがある。
ニエマンスの異常な犬恐怖症の秘密が明かされるというボーナスもあり、前作で魅了された方には絶対のおススメ作である。

iisan
927253Y1

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