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64(ロクヨン)



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64(ロクヨン)の評価: 8.13/10点 レビュー 24件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.13pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全24件 21~24 2/2ページ
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No.4:
(6pt)

64(ロクヨン)の感想

警察小説を初めて読みました。かなりの長編で最後まで読み切れるか不安でしたが
なんとか読み切ることができました。警察に興味が無い人にはややきついかも?
物語に出てくる人間模様はフィクションと一笑できない凄みがありましたし、顛末も感動いたしました。

supoo0331
76NSOQ3P
No.3:6人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

64(ロクヨン)の感想

フィクションでありながら、これほどリアルに警察の世界を描ける方は少ないのではないでしょうか。
花形である刑事ではなく広報官という一般市民にはあまりなじみのない主人公ですが警察機構の中での部署の違いや、キャリア・ノンキャリアの違い、地本と中央、そしてマスコミと役所と言った対立の構図と、それぞれの葛藤や立場の主張があますところなく盛り込まれて非常に読み応えのある物語でした。

物語の本筋ではないものの、匿名報道についてのマスコミと警察側のやりとりは特に考えさせられました。
どちらの言い分にもそれぞれうなずけるものがあり、事件の報道の難しさを感じました。


▼以下、ネタバレ感想

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たこやき
VQDQXTP1
No.2:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

盛り沢山

横山さんの小説はこれまでに何冊か読んでますが、
この64にはその全てが含まれていると思った。
そのため、この64はかなりの長編です。
横山さんの小説は重厚な印象があるので
読みきれるか不安でしたが、全く問題なかったです。

▼以下、ネタバレ感想

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yu
2SFFJ1OB
No.1:14人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

7年、待ったかいがあった

横山秀夫の7年ぶりの新作ということで期待感いっぱいに読み始めたが、「待ったかいがあった」の大満足。横山ワールドの頂点といえるのではないか?
舞台はいつものD県警本部だが、今回の主人公は広報官というのが、まず意表をつく。警察の花形と信じて疑わない刑事部から異動になり、広報部門のリーダーながら、いまだ自分の職務に誇りをもてない三上警視は、娘の失踪という家庭内の深刻な問題を抱えたまま、警察内部の対立、報道陣との対立、さらに迷宮入りしていた幼女誘拐殺人事件の解明に取り組んでゆく。
ストーリーの本筋は、県警(地方、たたき上げ)と警察庁(東京、キャリア組)の主導権争い、報道の自由を巡る記者クラブと警察の対立、幼女誘拐事件の犯人探しの3本立てで、それぞれが密接に絡み合いながら、関係する個人をギリギリと締めつけてゆく。このプロセスのリアルさと緊張感は横山秀夫ならではの筆力で、読者はぐんぐん引き込まれてしまうしかない。
そして、犯人が明らかにされるクライマックスまでの仕掛けの周到さも、まさに横山秀夫ワールド。まいりました。
これまでのD県警シリーズに登場した人物が数多く登場するので、シリーズを読んでいた方が味わい深いとは思うが、もちろん単独作品としても非常に面白い。横山作品ファンはもちろん、初めての人にも十分楽しんでもらえる、オススメ作だ。

iisan
927253Y1

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