八木薔子はアメリカ最大の警備会社で要人警護を多く務めたエリートボディガード。

乱歩賞受賞作『左手に告げるなかれ』の八木薔子が帰ってきた！欲と憎悪、金と名声、女達のタブーを八木が暴く！極上ミステリ５連作。

「右手を見せてくれ」。スーパーで万引犯を捕捉する女性保安士・八木薔子のもとを訪れた刑事が尋ねる。

小田切可憐は毎日家事を終えると「デル・エア」へ向かう。

結婚式を中止しなければ惨劇が起きるという脅迫状が会社社長に届く。式の数時間後に同会場で花嫁が狙撃され死亡。

極上のボディ・ガードエンターテイメント！『左手に告げるなかれ』で江戸川乱歩賞受賞の著者がついに完成させた、ミステリにして至極のエンターテイメント！　ボディ・ガードは、究極のサービス業だ――。

人生は楽しく、充実していなければ。そこそこ出世した旦那に、健康な息子。

離婚成立直前に夫が失踪した。

夫を殺さないで！ 私、酒を断ちますから 大富豪のひとり娘でエリート医師の妻・速水圓（はやみまどか）。

タワーマンションの最上階に暮らす売れっ子作家・珠美は人生の絶頂。一方、売れない作家桜子は安マンションで珠美を妬む日々。

十二指腸潰瘍手術後の患者が、長い廊下を病室に運ばれる途中に容体が急変、死亡した。

連続爆弾犯のアジトで見つかった、心を持たない男・鈴木一郎。逮捕後、新たな爆弾の在処を警察に告げた、この男は共犯者なのか。

結婚七年目の人妻・杏子は夫からのドメスティック・バイオレンスに晒されていた。

妻あり子なし、39歳、開業医。趣味、ヴィンテージ・スニーカー。

人生をやり直したかったのだ。ネットカフェ難民相沢仁は、闇の提示板で募った仲間と軽井沢の金持ちの屋敷に押し入った。

藤堂率いる国際的犯罪組織と、日本最大の暴力組織“本社”の銃撃戦に巻きこまれ、消息を絶った藤堂の娘・カスミ。

エリート銀行員の仁藤俊実が、意外な理由で妻子を殺害、逮捕・拘留された安治川事件。

「これは貸しだからな」。謎の言葉を残して、債権回収担当の銀行員・坂本が死んだ。

第５７回江戸川乱歩賞受賞作　　　　　　　呪いで人が殺せるか。

外国人VIPの警護を任された駆け出しボディガードの愛。

日村誠司が代貸を務める阿岐本組は、東京下町で長年ちっぽけな所帯を持っている。

―過去に重大犯罪を犯した人間が、会社の同僚だとわかったら?― ミステリ界の若手旗手である薬丸岳が、児童連続殺傷事件に着想を得て、凶悪少年犯罪の「その後」を描いた傑作長編! ジャーナリストを志して夢破れ、製作所に住み込みで働くことになった益田純一。

親友の耀子が、曰く付きの大金を持って失踪した。被害者は耀子の恋人で、暴力団ともつながる男・成瀬。

小田切可憐は、かつて公私ともにパートナーだった桜井勇気を交通事故で失って以来、希薄な人生を送っていた。

正式に探偵社に入社した井上雅也。だが、地味な仕事続きで不満気味。

犯人は、13歳の少年だった。 娘の目の前で、桧山貴志の妻は殺された。

『孤狼の血』『盤上の向日葵』著者が放つ、社会派ミステリ! 結婚詐欺容疑で介護士の冬香が逮捕された。

鈴木珠世二十九歳、独身、元OL。

レイプ・スキャンダルで引退したお笑い芸人・笠原雄二。今は孤独に生きる彼を、元相方の立川誠が五年ぶりに訪ねてくる。

CM制作者・日下が骨董市で偶然手に入れた、古いフライフィッシング用のリールとスチール缶。

色恋をめぐる狂気は、その女たちを少しずつ蝕み、少しずつ壊していった…。

我が家を地獄につきおとしたのは、母でした――娘の口から明らかになっていく、母の異常犯罪とは。

―君のこと忘れたこと、なかったよ、これから先も、百歳になっても。十六年前に起きた『西池袋事件』。

死んだはずのあの男がいた。

県警捜査一課から所轄への異動が決まった澤村。

東京近郊の長浦市で発生した2つの殺人事件。振り込め詐欺グループのリーダー日向毅郎はトラブルからメンバーを殺害した。

「誘拐犯の娘が新聞社の記者に内定」。

虫けら同然の人生で、初めて落ちた本気の恋。それは俺に心からの幸福と、地獄を招いた―。

リベンジポルノの相談が大学院生の綾子から村野ら支援課に持ち込まれた。

元高校の物理教師という異色の経歴を持つ神村五郎。並外れた捜査能力から署ではナンバー2扱い。

警視庁犯罪被害者支援課――犯罪被害者の家族などの心の支援を行うセクション。 帰庁の時刻となった頃、電話が鳴った。

外務省職員が犠牲となった轢き逃げ事件。ただちに犯人として危険ドラッグ常習者が逮捕される。

水没するまでのタイムリミットは約5時間。それまでに洞窟に閉じこめられた調査隊を助け出さなければ―。

一つになれない家族を猫だけが見つめ続けた――「すずの爪あと」。

本郷岳志は、私立探偵を経て、特別捜査官として警視庁に入庁した変り種。

警察組織の腐りきった体質は外からじゃ治せない。なかにいるおれたちじゃないとできない仕事だ。

わたしの人生は充実する、あの夫、あの親族さえいなければ。