ある理由で大量殺人を犯したことがある暴走人型警備ユニットの“弊機”は、植民惑星での異星遺物汚染事件に巻き込まれるが、ARTこと探査船ペリヘリオン号の協力もあり、窮地を脱する。

ハント博士を驚愕の事態が襲う。並行宇宙の自分自身から通信が入ってきたのだ。

ケンブリッジ大学の貧乏学寮セント・アガサ・カレッジの卒業生で、国際的大企業の経営者が事故死したという報が、学寮付き保健師イモージェン・クワイのもとに入ってきた。

殺されたのは壮年にしか見えない90代の巨大な男……。

星新一が「異様なミステリアスな宇宙へとさそいこまれてしまう」と讃した、詩人にして探偵作家・城昌幸の掌篇傑作選全二巻。

先の事件で心に傷を負ったフォーチュン。それでもシンフルは平常どおり――なのに、またもや事件が。

〈マーダー・ミステリ・ブッククラブ〉に新たなメンバー四人が加わった。

平凡な男・【楊偉/ヤン・ウェイ】は、出張先のC市のホテルでミネラルウォーターを飲んだところ腹痛で倒れ病院に連れ込まれる。

ポオの衣鉢をつぐ幻想文学の第一人者、SFの抒情詩人ブラッドベリの名声を確立した処女短編集「闇のカーニバル」全編に、新たに五つの新作を加えた珠玉の作品集。

2022年ロンドン。99歳のジョゼフィーンと97歳のペニーの姉妹はただものではない。

脳がなくても、心がなくても、「彼」とわたしたちは確かに対話出来た――あるエンジニアが思いつきから作った対話システム「パロットーク」。

「おまえの助けが要る。たった今、きわめて重大と思われるあることがわかった。

地下都市に暮らすタリンは、もはや人が住めなくなった地上へ行くことを切望していた。

この世に生まれ出た彼女の頭脳は申し分ないものだった。だが身体のほうは、機械の助けなしには生きていけない状態だった。

1967年末。

ミステリー小説好きが集まり、酒を手に熱い議論をかわす占魚亭なるバーで、某推理作家が自作を語り始めた。

日本初、007の本格的後継小説! イアン・フレミング著「007は二度死ぬ」の後日譚にして、原典の謎や矛盾を解決する一篇。

未知を愛した青年、人間を信じた怪物。 魔術が終わる時代に、ふたりは戦場で出会った。

精霊の恵み深き国ハスティア。幼い頃から卓越した魔法の力を発揮したジルは、国に仕える魔法使いとなった。

『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』に続く、長谷敏司新作中篇300枚を収録。

19世紀後半、伝説の魔術師アル=ジャーヒズがジン(精霊)の世界の扉を開き、世界は一変した。

インドの“アガサ・クリスティー”が放つ謎解きミステリ！ムンバイ、テンプル・ヒル。

軌道エレベーター上で開催される恋愛リアリティ番組、ラブ・アセンション。

人々に妖精の谷と怖れられる地で育った少女がいた。母は少女の名を隠し、二人は洞穴でひっそりと暮らしていた。