無実を叫ぶ新聞記者に下された非情の死刑判決。彼を裁いた陪審員が人里離れた山荘で次々と無惨な死を遂げる……。

屋敷に満ちる憎悪と悪意。ファラデー一族を次々と血祭りにあげる姿なき殺人鬼の正体とは……。

1937年初夏の晩ロンドン郊外の屋敷で資産家の遺体が発見された。凶器は鈍器。

黒猫へ自らの脳を移植し、生前の研究理論を実証した生物学者のリッジリー教授。

粋で鯔背なボヘミアン、アゼイ・メイヨが挑む三つの難事件。

父親は大金持ち、本人は大学の講師と交際している札つきの問題児――そんな学生バーバラの誘拐計画が進行中だという怪しげな話が、大学当局に飛びこんでくる。

18世紀パリ社交界。冷酷と名高いエイヴォン公爵がある日ともなってきた美しい側仕えの少年に、人々は目を奪われた。

秘密主義のFBI、背信行為を働く弁護士、食べ物を冒涜する犯罪者。

考古学者殺害事件の犯人として逮捕された若者。裁判で死刑判決を下されながらも沈黙を守り続ける真意とは……。

金の匂い(スメル・オブ・マネー)を嗅ぎつけた人々を引き寄せる、大富豪の地所〈ハッピー・クロフト〉。

過熱する慈善戦争、救いを求める匿名の手紙、そして殺人事件……。

ある日突然、ロンドン社交界に登場した美貌のメリオット兄妹―彼らには大きな秘密があった。

捨て子騒動に悩む美しい未亡人を救うため捜査に乗り出した名探偵ネロ・ウルフと助手のアーチー。

寄宿学校を恐怖に陥れる怪事件の数々。

野草入りのハーブティーを飲んだ精神衰弱の夫人がヒ素中毒で死亡。

新発明『第四のガソリン』を巡る争奪戦。

『オックスフォード連続殺人』に続く アルゼンチン発の傑作本格ミステリー 碩学の名探偵セルダム教授、再臨。

傑作短編12編を収録した最終巻ではレンデル、ハイスミスといった一線級のクライムストーリイ作家の紹介から、英国の書き下ろしアンソロジー〈ウィンターズ・クライム〉の隆盛と、シリーズキャラクターの台頭を一因とするMWA賞の「没落」を語り、終章では編者が二十世紀最

静寂を好み、花々を愛(め)で、愛豚を慈しむ。

創刊20周年を目前に「論創海外ミステリ」300巻到達！　名探偵シャーロック・ホームズが相棒のワトソン「少年」と四つの怪事件に挑む。

シェイクスピアの戯曲〈マクベス〉上演中に起きる不可解な事件。 容疑者は関係者のみ。

本に挟まれた一枚の写真が人々の運命を狂わせる……。

傑作短編12編を収録した最終巻ではレンデル、ハイスミスといった一線級のクライムストーリイ作家の紹介から、英国の書き下ろしアンソロジー〈ウィンターズ・クライム〉の隆盛と、シリーズキャラクターの台頭を一因とするMWA賞の「没落」を語り、終章では編者が二十世紀最

19世紀のロンドン。適齢期を迎え伯母の家に預けられたソフィーは、当のリブンホール家が抱える数々の問題にすぐ気づいた。

大規模な詐欺事件を調査していたキャスターが、不可解な事故で死んだ。

「ストレートで高純度の本格ミステリ。 よくぞ掘り出してくれました。

ネル・ワード博士の専門は生態学。断じて殺人ではない。

一夜にして3人の死者が出た事件を調査するため、イギリスから西インド諸島へ旅立った私立探偵。

ヨーク公階段で何者かと衝突した銀行家が、数分後に別の場所で死亡した。

1966年に発表されたウェストレイク名義の長編第八作"The Spy in the Ointment"を初邦訳！

「人形は死を告げる」「つなわたりの密室」「殺人者」「殺しの時間」「わたしはふたつの死に憑かれ」「恐ろしく奇妙な夜」の6編を収録した、『赤い右手』の作者ジョエル・タウンズリー・ロジャーズによる中短編傑作集。

『そして誰もいなくなった』先駆作の本命はこれか⁉ 夜の十一時、八人の著名な男女が、差出人の名前のない謎の電報によってニューオーリンズの二十階建ての高層ビルの屋上にあるペントハウスで開かれるパーティーに招待される。

上海郊外の湖畔に建つ陸家の館で殺人事件が起こる。

『メインテーマは殺人』の刊行まであと3ヵ月。

ミステリー専門書店の店主マルコムのもとに、FBI捜査官が訪れる。

〈木曜殺人クラブ〉のエリザベスは、元夫で英国のスパイのダグラスと再会する。

吹雪の夜、フランスの山間の町でエヴリーヌという女性が殺害された。

その女性はサマーハウスで首を吊っているのを発見された。

伝説の「さまよえるユダヤ人」を名乗るアハスヴェルが主宰する教団「光の子ら」を糾弾すべく準備を進めていたカルト宗教の研究者ウルフ・ハリガンは、ひょんなことから知り合った作家志望の青年マット・ダンカンの協力を得、二人は「光の寺院」で開かれる教団の集会に参加する

ビーフ巡査部長の名推理。 パズラーの精髄がここに。

月の晩、ロンドン郊外の村の晒し台で発見された死体の謎。

相次ぐ盗作訴訟問題の解決を依頼され、出版界の悪意に挑むネロ・ウルフ。

生前未発表だった幻のシナリオ、本邦初訳の短編、極上のショート・ショート、ブランド自らコックリル警部について語ったエッセイ等、バラエティに富んだ「ケントの鬼」ことコックリル警部ものの作品集。

「諸君、マッド・ハッターに気をつけろ!」ダンスホールに響き渡ったこの声が奇妙な事件の幕開けだった。

思わぬ陥穽に翻弄されるプリーストリー博士。

ジョニーとサムが殺しの容疑をかけられた!災難続きの二人の運命やいかに! おしゃべり時計をめぐる謎に迷探偵が挑む。

血塗られた過去を持つ幽霊屋敷。

ストリッパーとしてオハイオ州コロンバスのゲイエティ劇場に出演していたジプシー・ローズ・リーは、旧知の興行主Ｈ・Ｉ・モスに誘われ、親友のジージー・グレアムとともに、彼がオーナーを務めるニューヨークのオールド・オペラ劇場に移籍する。

ケンブリッジ大学の貧乏学寮セント・アガサ・カレッジ。

『丘の屋敷』『ずっとお城で暮らしてる』など数々の名作を遺した鬼才シャーリイ・ジャクスン。

「われわれの契約は、これで終わりだ」探偵ホーソーンに、彼が主人公のミステリを書くのに耐えかねて、わたし、作家のホロヴィッツはこう告げた。

イングランドから越してきた家族が住むシェトランド本島の家の納屋で、相次いでふたつの死体がみつかる。

ウィッチフォード事件を見事解決に導き、名探偵の盛名あがるロジャー・シェリンガムは、「クーリア」紙の編集長から、ラドマス湾で起きた転落死事件の取材を依頼され、特派員として現地へ向かった。

1930年、ロンドン。名探偵レイチェル・サヴァナクには、黒い噂がつきまとっていた。

伯爵家の息子キットは、久しぶりにロンドンの屋敷に戻ってきた。