〈日本ハードボイルド全集〉最終巻は、一作家一編で厳選したアンソロジー。

1958年、無名の青年が大学在学中に書いた作品が雑誌〈宝石〉に一挙掲載され、大反響を巻き起こす――大藪春彦の鮮烈な登場は、まぎれもなく日本ミステリ史上の事件であった。

〈日本ハードボイルド全集〉第三巻は河野典生の巻。

「日本のクリスティ」と称された人気作家・仁木悦子はまた、優れたハードボイルドの書き手でもあった。

おれか? おれはなにもかも失って、おちぶれはてた私立探偵だ。失うことの出来るものは、もうただひとつしか、残っていない。

〈日本ハードボイルド全集〉第五巻の本書では、直木賞作家・結城昌治を特集する。

中国に渡って十五年、破産した紅真吾は、危機から救った大手商社の支店長・沢井から、儲け話に誘われる。

「われわれの契約は、これで終わりだ」探偵ホーソーンに、彼が主人公のミステリを書くのに耐えかねて、わたし、作家のホロヴィッツはこう告げた。

殺人罪で服役した黒人のアイク。

同一犯か? 模倣犯か? 群馬県桐生市と栃木県足利市を流れる渡良瀬川の河川敷で相次いで女性の死体が発見! 十年前の未解決連続殺人事件と酷似した手口が、街を凍らせていく。

本格推理の巨匠がライフワークとして書き続けた 安楽椅子探偵の傑作シリーズ そのすべての短編を発表年代順に収録 大好評の鮎川哲也「三番館」全集、第３集！

どうにもならない。どうにもならない。

戦前の本格派を代表する三作家の一長編一中編五短編を収録した。

コンティネンタル探偵社支局員のおれは、小切手を同封した事件依頼の手紙を受けとって、ある鉱山町に出かけたが、入れちがいに依頼人が銃殺された。

若き美人シャンソン歌手・伶子が忽然と姿を消した。

殺人の記憶を持つ娘に惑わされる作家。消えた三つの他殺体を追う刑事。

海峡で消息を絶ったのは、弟に船長を任せた船だった。乗組員は全て死亡したと聞く。

実直そうな青年アレックスは、茫然自失の状態だった。新婚旅行の初日に新妻のドリーが失踪したというのだ。

暴力団浜内組の幹部を追跡中、同僚を誤射した志田司郎は、刑事を辞し、妻子とも別れ、たったひとりで、波止場に単喰う巨大な暴力組織に立ち向ってゆく。

人気バンドが忽然と消え、連続殺人発生!? 警視庁の特殊能力刑事チームが、残酷な罪を暴き出す! 大人気警察小説 いきなり文庫! 人気バンドFOTが、松本のライブ終了後、ツアーバスごと消えた。

戦前の本格派を代表する三作家の一長編一中編五短編を収録した。

鬼貫警部と並ぶ本格推理の巨匠のもう一つの代表作 安楽椅子探偵の傑作「三番館」シリーズ そのすべての短編を発表年代順に収録、新編集で贈る 鮎川哲也「三番館」全集、ついに刊行開始！

ここは夢の楽土か、煉獄か――? 1938年、革新官僚・岸信介の秘書が急死した。

多重人格カップルの友情と淡い恋心と殺人と――。

『民宿雪国』の興奮再び。一気読み必至のサバイバルエンターテインメント。

売春宿で殺されたサミット関係者の男。テロを警戒する政府はポーに捜査を命じる。

その夏、信じられないことばかり起きた。「ラプラスの魔女」シリーズ! AIによる監視システムが強化された日本。

未解決事件班の責任者になったバラードはボッシュをチームに引き入れる。

検察が押収したわいせつ図画販売罪の証拠品、その中のフィルムの映像に妻と似た女性の姿を見つけた検察官の笹田は独自調査に乗り出すが、たどり着いたのは思いもよらない残酷な真相だった(表題作)。

神奈川県警の刑事・二村永爾は、殺人事件の重要参考人ビリー・ルウの失踪と関わった嫌疑で捜査一課から外されてしまう。

『黒いトランク』や『りら荘事件』等の名作長編を遺した推理界の巨匠には「三番館」シリーズをはじめとした本格短編も膨大な数があります。

彼らに会いに来たのは、刑期を終えた女。 はたして〝約束〟は守られるのか――⁉ 一気読み必至の予測不能サスペンス。

ある夏の日の朝、レイトン・コートの主人スタンワース氏の額を撃ち抜かれた死体が、書斎で発見された。

2011年末、マンチェスター大学の学生寮から、一人の女子学生が姿を消した。彼女の名はゾーイ。

私立探偵マーロウは、スターンウッド将軍の娘がゆすりにあっている件で、将軍家へ招かれた。

1930年、ロンドン。名探偵レイチェル・サヴァナクには、黒い噂がつきまとっていた。

創刊20周年を目前に「論創海外ミステリ」300巻到達！　名探偵シャーロック・ホームズが相棒のワトソン「少年」と四つの怪事件に挑む。

“これから起こる殺人”を通報してきた男に翻弄され、不可能犯罪に挑む刑事を描く「死の警告」。