追いつめる
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全1件 1~1 1/1ページ
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第57回直木賞(昭和42年上期)受賞作。元刑事を主人公とした正統派ハードボイルド。タイトル通りに、凄まじい執念で犯人を「追いつめる」姿が描かれています。ただ、私には余りハマらなかったです。主人公のキャラに優しさやユーモアがほぼ無く、身勝手な執念のみが強調されている様で感情移入出来なかった。ストーリーはミステリー的な仕掛け、どんでん返しも含め悪く無かったと思います。しかし、このタイプの作品はキャラが重要なんでねぇ、好みの問題なんでしょうけど。芸能(興行)とヤクザが一体の時代の話、今読むと逆に新鮮やね(笑)。 | ||||
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古い小説ですが、心配していたほどの古くささは感じませんでした。 チャンドラーや原尞の主人公みたいなキザな台詞も言わないので、私にとってはこちらの方がよっぽどハードボイルドです。 他の作品も読んでみたくなりました。 | ||||
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その男は、悪を追いつめるのに急ぎすぎたあまり 同僚を誤射してしまい、植物状態にしてしまいます。 刑事をやめた彼に待ち受けていたのは、家族をも奪われ 孤独に生きることでした。 だけれども、孤独に生きる男は 彼をそこまで貶めた悪を許すことはありませんでした。 なんとしてもその男を悪の世界から消し去りたい… 復讐に燃えるのです。 だけれども相手はあらゆる業種を牛耳る巨悪。 近づいても凶悪な者たちにより 何度もその手柄は逃げていきます。 そして思わぬ事実も浮き出てくることとなり。 決してその展開は、望むものにはならないでしょう。 だけれども、志田(男)は孤独のハンター。 相応しい展開なのかもしれませんね。 | ||||
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政財界へ大きな影響力をもつ広域暴力団。その組織壊滅を目指す元刑事が主役のハードボイルドだ。 捜査の過程で同僚を誤射し再起不能の状態にしてしまった主人公は、警察を辞職し、家族と別れて、ひとり巨悪に立ち向かうという展開。よくある一匹狼のはぐれ刑事ものだが、半世紀近く前の作品なので、そこは大目にみるべきなんだろう。 あまりひねりがなく、前半のもったりした進み具合からラストにかけての展開は、急すぎて盛り上がりに乗り遅れてしまった。主人公をとりまく周辺や、警察の捜査のあり方に現実感がなさすぎだろう。【直木賞】げ | ||||
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この時代(1960年代)組織暴力との闘争、追跡をここまで書ききることはたとえ「小説」と言えど相当勇気が必要であったのではないか。 直木賞受賞作の中でも金字塔の一作だと思う。 | ||||
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20年ぶりに本書を買い、読み直した。その20年の間に、チャンドラーやハメットを読んだ後も評価は変わらない。内容に関してはネタバレになる可能性があるので書かないが、終わり方にも満足している。ただ、主人公が「苦笑した」場面があり、ここには明らかに違和感を感じた。まず、チャンドラーは書かない文章だから。それでも評価は変わらない。ハードボイルドだ。 | ||||
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