久瀬学が嫌な胸騒ぎを覚えたその日、一人暮らし先のマンションにかつての親友で、三角関係のもつれから気まずい別れをしたままの金森信治が五歳のタケルを連れてやって来る。

北鎌倉に建つアンティーク博物館に、その人はいる。眉目秀麗、博覧強記、慇懃無礼。

妖怪に関する膨大な資料を蒐集する、長身色白、端正な顔立ちだがやせぎすの青年、絶対城阿頼耶。

『白澤』の脅威は、ついに杵松にまで及ぶ。親友を救うため手掛かりを探す絶対城と礼音は、郊外にある国立文書館へとたどり着く。

「怪異が潜むのは、『日常』と『日常』の隙間にある『非日常』だよ」―怪異収集家の准教授・高槻と、嘘を聞き分ける耳を持つ大学生・尚哉の下に、小学校で噂のコックリさんの調査依頼が。

読む順番によって変わる読後感!長い時を越えて紡がれる 大きな愛の回想録 十二歳の夏を過ごしていた少年・嵯峨愁。

“地獄代行業”の皓と助手・青児は、不可解な過去の通り魔殺人を調べるため奥飛騨の旅館へ向かう。

読む順番によって変わる読後感!長い時を越えて紡がれる小さな恋の回想録。 十二歳の夏を過ごしていた少年・嵯峨ナツキ。

口にフックをかけられてマンションの13階から吊るされた全裸死体と、子どもが書いたような稚拙な文章での犯行声明――。

――それなら、私が『エメラルドの探偵』になる。 「お前はクビだ。

呪いでお困りの方は当館へ、専門家がご対応します。人気の伝奇ミステリ続編 北鎌倉にあるアンティーク博物館。

傍若無人な黒衣の妖怪博士・絶対城の活躍を描く伝奇譚、第9弾! 絶対城を頼り四十四番資料室を訪れた、「狐憑き」に悩む女子学生、葛木葉子。

伝説の四天王となりし少女は平安京の闇を斬る――!映画のスペシャル外伝! いまだ夜の闇に人ならざるものが跋扈する平安の世――。

東勢大学文学部四号館四階、四十四番資料室の妖怪博士・絶対城阿頼耶の元には、今日も怪奇現象の相談者が訪れる。

文学部四号館の四十四番資料室。そこに収められる膨大な文献は、絶対城の師匠であるクラウス教授から引き継いだものだった。

「B's-LOG COMIC」にてコミカライズ決定! 妖怪博士絶対城が、華麗に活躍! 『大日本護法息滅会』。

『白澤』に襲撃された狐からの情報を受け、警戒を強める絶対城たち。そんな中迎えた夏休み。

怪事件を収集する准教授×嘘を聞き分ける大学生の民俗学ミステリ! 「怪異は、現象と解釈によって成り立つんだよ、深町くん」 人の嘘がわかる耳を持ち、それゆえに孤独になってしまった大学生・深町尚哉。

人より強めの霊感で、訳アリ物件の調査に日々奮闘中の澪。

「『鬼』の正体は探るな」クラウス教授にそう忠告された絶対城。

なぜ少年はテロリストになったのか――衝撃と感動が迫りくる慟哭ミステリー 「すべて、吹き飛んでしまえ」 突然の犯行予告のあとに起きた新宿駅爆破事件。

古い知り合いに年始の挨拶をするという絶対城に連れられ、礼音は人里離れた屋敷を訪れる。

鎌倉のとある高校に、豊富な蔵書を持ちながら、利用者が少なく廃止寸前の旧図書室があった。

ドラマ化で話題騒然! 大人気民俗学ミステリ、決意と絆が深まる第7弾! 青和大の女子学生が高槻と尚哉の元へ相談に訪れた。

“地獄代行業”の皓と助手・青児のもとに、バラバラ殺人を予感させる手紙が届く。

10年の時を経て、再び親友となった太秦萌、小野ミサ、松賀咲。

「顰衆」との一件で、『妖怪学』への意識が変わった絶対城。

「呪いと祝いは、紙一重だよ」異能を持つ凸凹コンビの民俗学ミステリ第3弾 尚哉の友人・難波の元に不幸の手紙が届いた。

高槻と尚哉に新たな魔の手が迫る!? 凸凹コンビの民俗学ミステリ第9弾! 4月。

シリーズ最大級の災難が降りかかる大人気ほっこりあやかし譚、第9巻!! たわわに実る稲穂も色づく豊穣の秋。

新垣澪は、丸の内の巨大企業、吉原不動産の若手社員、でした。今ではギリギリ丸の内にある子会社にて勤務中。

宿敵・七瀬美雪に左眼を傷付けられ、死者の魂を見る力を失ってしまった八雲は自分の存在意義を見失い、失意の底に落ちてしまう。

北海道・旭川。冬の川で、僕、正太郎は櫻子さんと、無残なご遺体を「拾った」。

怖い話好き集まれ!怖いのに元気になれる、オカルトお仕事物語! 新垣澪は、元気が取り柄の新入社員。

絶海の孤島を舞台に、妖怪博士・絶対城が「ダイダラボッチ」の謎に迫る第八巻! 「のっぺらぼう」の力を持ち、真怪でもある妖怪学徒の桜城晃(さくらぎあきら)。

折り紙に導かれ、誰かを想う悩みは あたたかな真実へとたどりつく――。

夏休みも終わった9月。清貴は、最後の修業先である「小松勝也探偵事務所」で働き始めた。

繋いだ手は放せない。この先も、ずっと――。

学園祭間近の大学。しかし放火事件が頻発し、現場には必ず、鉢割れの黒猫の幽霊がいるという噂が。

京の早春を花と灯りで飾る東山花灯路にて、狐の花嫁行列が妨害される事件が起こる。

黒術師の右腕とついに直接対決!シリーズはいよいよ佳境へ! 超能力者を極秘で養成するダークマター研究所。

明治29年（1896年）東京。

天才発掘師・西原無量が所属する亀石発掘派遣事務所の所長の下に「庭から遺物が出た」と相談の連絡が入った。

嵐の直撃を受けたマーキス島には農作物や建物、人的な被害の爪痕が深く残った。

憧れのファッション誌からオカルト誌へと異 動させられた雛子の初仕事は、宇宙オタクの 高校生・二宮竜胆への取材だった。

葵が大学2年生となった夏。

衣更月が使用人部屋の空室を掃除していると、抽斗の奥に隠すように仕舞われた日記を見つける。

その家には、何かが「出る」――。

大学2年の夏。尚哉は自らの耳と「死者の祭」の真実を探るべく、高槻・佐々倉と長野の旧小山村へ。

ジウ・イーリンに請われ、美術展での鑑定のために円生、小松とともに上海を訪れた清貴。

女刑事×微生物学者のタッグがテロリスト集団を追う、驚愕のサスペンス! 微生物研究者の坂口信は、恩師が遺したウイルスを大学の保管庫で発見する。

怖いほどの美貌だった。白牡丹が肩に咲く和装に身を包んだその少年は、西條皓と名乗った。

“地獄代行業”の皓と助手・青児のもとへ、宿敵である荊から果たし状が届く。

遺跡調査で掘り出されるのは、事件の予感? 考古学専攻の田中灯里は、キャンパスに生えるたんぽぽを主食にするほどハードな極貧生活をおくる女子学生。

早朝にひっそり営業しているスープ屋「しずく」では、シェフ・麻野が美味しい日替わりスープを提供し、お客の悩みを優しく解決してくれる。

清貴が上海に旅立った数日後、葵は利休、好江とともにニューヨークの地にいた。