一九七四年生まれの二人の「陽子」。

2006年12月1日、東京で3人の人物が殺され、未解決となっている「12月1日連続殺人事件」。

「週に三度、他の男とセックスすることを習慣にして」いる主婦・麻美。

半年後までに、邪魔なものはみんな“片付ける"――。

一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして、新たな人生を歩み始めた十歳の少女。だが、彼女の人生は、いつしか狂い始めた。

内見したマンションはおしゃれな街のおしゃれな造り、環境も間取りも条件も申し分ない。

小学生の頃のクラスメイトからかかってきた一本の電話。「覚えている?会おうって約束したこと」。

ここは万両百貨店外商部。お客様のご用命とあらば、何でも(殺人以外)承るのが外商の仕事。

女性誌「フレンジー」の人気連載小説「あなたの愛へ」。

わたしが人殺しになったのは、この街のせい――。

出版社で働く派遣社員の倉本渚は、ある日AV女優連続不審死事件の容疑者が遺したルポ「アルテーミスの采配」を手にする。

「さて、同窓会を下記のとおり開催することとなりました。

加害者と被害者は紙一重。

少女漫画 『青い瞳のジャンヌ』 をこよなく愛する”青い六人会”。

同日に同じマンションで、二人の独身キャリアウーマンが殺された。

昔のあの出来事、セクハラにあたるのでしょうか?…西城秀樹が好きでたまりません!占いは当たるのでしょうか…すべては“あなたの悩み”から始まった―。

「私の息子は、犯罪者になるに違いない」 1962年、西新宿・十ニ社の花街にある洋館「鸚鵡楼」で殺人事件が発生する。

連続結婚詐欺&不審死事件の容疑者―稀代の毒婦、佐竹純子。

結婚パーティーの最中、カリスマブロガーの月村珠里亜が倒れ、昏睡状態に。

一本の電話に、月刊グローブ編集部は騒然となった。男女五人を凄絶なリンチの果てに殺した罪で起訴された下田健太。

『三匹の子豚』が朝ドラで大ヒットした斉川亜樹。鳴かず飛ばずの時代からようやく抜け出し、忙しくも穏やかな生活を送っていた。

かつて一世を風靡した美貌の女優・野崎有利子。彼女に魅せられたエリートサラリーマンが、殺人と詐欺の容疑で逮捕された。

「これでおまえも一人前だな」入社三年目の夏、常に最下位だった営業成績を大きく上げた修哉。

カンタベリーへの道中、同じツアーの参加客が各自、とっておきの不思議な話を披露し合うことに。

ぎりっ、ぎりっ。ぐし、ぐし。

会わなければ、よかった。知らなければ、よかった。

この子と、幸せになりたいだけなのに―岸谷奈江と一人娘の真央は、入園を予定している有名幼稚園へ見学に向かう。

老舗画廊勤務の中田由紀、三十二歳。穏やかで上品な彼女が、一人旅から帰ってきた途端に豹変した。

猫のまりもさんと出逢ったのは「運命」だった。

男はなぜ、罪を重ねるのか? 涙腺崩壊必至! 心奪われる入魂のミステリ。 片桐達夫、五十九歳。

助産院に勤める紗英は、不妊と夫の浮気に悩んでいた。彼女の唯一の拠り所は、子供の頃から最も近しい存在の奈津子だった。

タワーマンションの最上階に暮らす売れっ子作家・珠美は人生の絶頂。一方、売れない作家桜子は安マンションで珠美を妬む日々。

女優の弓香の元に、かつての同級生・理穂から届いた故郷での同窓会の誘い。

目覚めると、私は闇の中にいた。交通事故により全身不随のうえ音も視覚も、五感の全てを奪われていたのだ。

公園から忽然と姿を消した三歳の琴美。両親は必死に捜すが、一向に見つからない。

この男に魅せられたら、もう逃げられない…… 生真面目な父を持つ志穂子は、その反動からか仕事に恋に奔放な日々を送っていた。

「こんにちは、章子。私は20年後のあなた、30歳の章子です。

いま旬の女性ミステリー作家による、「イヤミス」短編を集めたアンソロジー。

プールで謎の死を遂げた世界的流行作家“ジョー・コモリ”。

沙織が地元の結婚相談所で紹介された男・杉下はハンサムで真面目、収入も十分だ。

本が売れず極貧一人暮らし。

ドミトリータイプ、キッチン、バス、トイレ共同、敷金礼金なし、保証人不要、性別および年齢制限なし。

十七歳の洋子は佐久間という工員の青年と恋に落ちる。だが仲間二名が殺害される事件が起き、犯人と疑われた彼は姿を消す。

わたしの人生は充実する、あの夫、あの親族さえいなければ。

五歳のとき双子の妹・毬絵は死んだ。生き残ったのは姉の雪絵―。

大切な人を殺された者は言う。「犯罪者に復讐してやりたい」と。

病の宣告、就職内定後の不安、子どもの反発…様々な悩みを抱え、彼らは北海道へひとり旅をする。

凶悪な死刑囚に届いたファンレター。

パワハラ上司の不正の証拠を掴みたい先輩社員康子とその片棒を担ぐハメになってしまった新入社員の松尾。

仕事がしたい。なのに、あの男は“私の家”に帰ってきて偉そうに「夕飯」だの「掃除」だの命令する…。

生まれて初めて芽生えた殺意という名の感情。

殺人事件の被害者と加害者。双方から事件について語られる、異色のミステリー。

大手製薬会社社員の藤井賢一は、不祥事の責任を取らされ、山形の系列会社に飛ばされる。

由美子たち四人には、強烈な同級生がいた。正義だけで動く女・範子だ。

花山病院の副院長・大矢は、簡単なオペでのミスを新任の看護婦・リカに指摘され、“隠蔽”してしまう。

薄井正明、59歳。元大手銀行勤務で、出向先ではプチ・エリート生活を謳歌している。