探偵霞田志郎が見合い!?―天才的推理で知られる“男爵”こと桐原が美貌の藍染作家・志賀織香を霞田に紹介した。

その赤はルビーのようにきらびやかだった―ガラス工芸品の美術館を併設するクリニックで、院長の大和田彩子が扼殺された。

白い乳房の、その頂から麓にかけ、赤い水脈が流れていた―日舞紅真会の発表会楽屋で、師範の田嶋紅真が絞殺された。

1938年、ナチスによるユダヤ人襲撃は、散乱する窓ガラスの燦きに因み“水晶の夜”と名付けられた。

〈この中の誰かが私を殺す〉天才的推理で知られる“男爵”こと桐原は主催の晩餐会でそう宣告した。

名古屋市のホテルで奇妙な連続毒殺事件が発生。

野上の探偵事務所を訪れた女性の依頼人は、ふたりの少年が写っている古い写真を見せ、ひとりは自分の亡夫だが、夫の昔のことを知りたいので横にいる人物を捜してほしいと言う。

東京生まれの鏡味龍は名古屋大医学部に今春から通う大学生。

文京区目白台―昔ながらのお屋敷街の雰囲気を色濃く残す街。若手刑事の無藤は、ある屋敷を目指していた。

名古屋大医学部に通う、東京生まれの鏡味龍が下宿するのは、名古屋駅西にある老舗喫茶店ユトリロを営む祖父母宅。

あのオルゴールは呪われている。命が惜しければ手を出すな。

OLから探偵に転身して二十年。

父親が遺した事件の解決のため、探偵となった高校生の甘栗晃。

臨海副都心に立つ大天使ミカエル像は、NYの女神に匹敵する偉容を誇っていた―ある夜、直下のテーマ・パークで男が絞殺された。

薬剤師夫婦がシチューで毒殺。が、各々の皿の毒が異なり夫婦互いに殺し合ったかに見えた事件の真相「皮肉な夕食」。

町に須黒魔術団がやってきた。

“求む奇談!”新聞の片隅に載った募集広告を目にして、「strawberry hill」を訪れた老若男女が披露する不思議な体験談―鏡の世界に住まう美しい姫君、パリの街角で出会った若き魔術師、邪眼の少年と猫とともに、夜の町を巡る冒険…謎と不思議に満ちた奇談に、

高校で起きた凄惨な殺人事件――腹を割かれた被害者の額にはティカが残されていた。

伝説の名探偵刑事・南塚浩平。現在、目白台のお屋敷に居候中。

女優以上に美人かつ一瞥で人を竦ませる京堂景子警部補は難事件を数々解決。

東京生まれの名古屋大医学生、鏡味龍が名古屋に暮らして一年半が経った。

1993年、世の中がまだバブル景気に浮かれていたころ。

中村裕太は、十年前に起きたある事件がきっかけで、引きこもりとなり、37歳になってもユーチューブに動画を投稿するだけの自堕落な生活を送っていた。

大戦の傷跡をまだ深く残しつつも、人々が希望を胸に復興をとげてゆく時代―一九五〇年の十二月。

引退した名探偵・石神法全の後を継いで探偵事務所を営む野上英太郎の元に、ある日猫を連れた少年が訪れる。

凶悪犯も必ずオトす美貌の刑事・京堂景子の剛腕と、家事はおまかせ、イラストレーターの夫・新太郎の名推理。

バブル末期、巨大自動車会社の最新モデルの部品製造を下請けした飯野電気。

死刑が廃止されてから28年後。

満たされないOL生活に別れを告げ、一宮探偵事務所で探偵として歩み始めた涼子は、車椅子に乗った依頼人・東山史子を訪ねた。

U-NEXTで電子書籍配信された話題の書が文庫化！！ 予想を大きく覆す展開と感動のラスト。

アポロンのように美しい少年、と噂される連続通り魔事件の容疑者。お笑い芸人志望の若者達の悲劇。

之島のホテルで梨田稔(69)が死んだ。警察は自殺と断定。

「氷の女王」と渾名される鬼刑事の景子さんの夫は、料理上手で優しい新太郎くん。

笹原興産による飛行船の定期航路第一弾として、夏に札幌への就航が決定した。が、そこに運航を中止せよという脅迫状が届いた。

赤いレンガの小さな駅、ブラウントゥリー。家出した札つきの不良のぼくは帰って来た。

ミステリ作家・有栖川有栖が取材で訪れた雪深い裏磐梯には、地元の人々からスウェーデン館と異名をとるログハウスがあった。

「君がどういう理由で金を欲しがっているのか、私は知らない。知る必要もない。

予告状を勝手に送りつけては、謎を解くと宣言し、木塚を連れ回す傲岸不遜な探偵・摩神。

ジョン・レノンが死んだあの日、私は人を殺した…。

インド洋の孤島の館に、世界中の名探偵が集められた! 元スコットランドヤードの特殊事件捜査担当官の私立探偵、元一流コンサルティングカンパニーVPのデータ分析探偵、フランスの詩人探偵、カナダ文学史を講じる大学教授探偵、元ボクシングチャンピオンの探偵、一四歳の

「月読」とは、死者の最期の思いを読みとる能力者。

環境テロリストが暗躍する宇宙への島 女はなぜ消えた?　南洋の楽園に事件を追う、モルディブ探偵物語 書下ろし長編ミステリー！ 宇宙旅行を可能にする軌道エレベーターの地球駅がモルディブ共和国に完成した21世紀末。

夏の暑い盛りのある日、私立探偵・野上英太郎の事務所を佐方康之と名乗る依頼人が訪れた。

時は3月。

―この物音は、何か可怪(おか)しい。 何かが畳を擦る音、いるはずのない赤ん坊の泣き声。

雪に埋もれるように亡くなった恋人たち。

鋼は、心の痛みを抱えながら、愛犬・ステラとともにひっそりとオルゴールを修復する日々を送っていた―ある女性と出会うまでは。

「…殺してしまった」という父の呟き。疑いもしなかった、母の人生。

那須舞は明るくしっかり者の十四歳。英語読みすると名前がMai Nasu=マイナスとなるのが密かな悩みだ。

ショートショートの名手による、全31編! 少し不思議な商店街で起こるのは、切なくておかしくて、ときに怪しい物語。

新人刑事の無藤太郎は、名探偵刑事・南塚と、名家の当主・北小路の盟友コンビのせいで、幽霊がらみの事件にかり出されるように。

佐々波と雨坂が、本当に編集者と作家だった、若き日の物語。ある一人の女性の存在と本にまつわる謎が、眠れる天才を呼び覚ます。

少年同士の耽美な愛の世界を巡り、一人の美少女が自ら死を選んだ。

連続殺人犯が殺された。捜査一課の新人・和賀は遺体発見現場で美少女と遭遇する。