訳アリの遺品と「不幸」をコレクションするオギーの依頼を受けた俺は、我が子の首を切断した母親の元に赴く。

タクシー運転手である主人に長年仕えた一冊の道路地図帖。

凄絶な死の瞬間、破裂する電球、捻曲がる銀食器…。“顕現”と名付けたそれを蒐集するため、男は女たちを惨殺し続ける。

ひょんなことから、プロの殺し屋が集う会員制ダイナーでウェイトレスをする羽目になったオオバカナコ。

昼はピエロに扮装して子供たちを喜ばせながら、夜は少年を次々に襲う青年実業家。

“シュール”かつ“泥沼”のような状況を乾いた“ユーモア”とともにお届けする、異才の作家・平山夢明“最悪劇場”全四話。

盲目の美女ロザリンドとのロマンスを描いた表題作他、全十編の最新小説集。

ある時、夜中に高野は、半睡半覚で気がつくと腕が伸びていた。腕は壁を抜けて自宅の外まで達し、なにかを掴んだ「腕の魂」。

携帯電話を媒介にした気軽な出会いや、合コンで知り合った男の子とのはじめてのデート。

平山夢明×黒史郎という実話恐怖譚最凶コンビが帰ってきた!『黒丸ゴシック』第2弾ここに降臨す!「僕ってけっこう殺されかけているんです」(あとがきより)という衝撃の告白をする著者が蒐集した実話は「孤独、愛情、執着、欲望、嫉妬、トラウマ。

濃霧の湖の中、兄妹が乗るボートに近づく水音と、湖面から這い上がろうとする手「霧嫌い」。

上の階に住む同僚の部屋からもれてくる奇妙な物音を聞いたソープ嬢(「水音」)。

学問としても芸術としても敬遠され、表舞台からパージされてきた、荒唐無稽な語りのエンターテインメント！民話と妖怪を愛好する面々が縦横無尽に語る、あなたの知らない民話の世界。

何も見えず、聞こえず、恐怖だけがある実話集!全37話。

戦慄!最恐都市・川崎の実話因縁怪談集 地元在住ホラー作家が徹底取材 特別寄稿:平山夢明 川崎区殿町に吹く不吉な風 地蔵の顔をも溶かす多摩川の恨み 今も跡地に影響を及ぼす陸軍登戸研究所 入った者が祟りで死んだ多摩区浄水場 心霊スポット八丁畷駅周辺の怪異

サカキとのゲームに大勝利を収めてしまったミチヲの背中に、めでたく戻ってきたマミコ。

作家の横田卓郎は妻を亡くし、娘の千秋と一緒に暮らしていた。妻の死後、千秋は奇妙な絵を描くようになる。

底無しの黒い恐怖!! 黒史郎の実話怪談新シリーズ始動! 現代で採集された話と先人の記録(のこ)した譚(はなし)を読み比べる―― 「わたしからサオリを奪った男って…」 何万人ものアカウントから特定し、つきまとう女! 「裏アカ女子」より 「妹の顔の皮を

ホラー映画の主演を依頼された劇団員の恵子。

「内臓を洗浄したい」と訴える女性が体験した壮絶な実話「都会の遭難」収録。

じんわりとやってくる奇妙さと、やがて覆いかぶさる恐怖―黒史郎が紡ぐ暗黒の実話怪談集。

愛―、それは気高く美しきもの。そして、この世で最も恐ろしいもの。

どこか生きづらいと感じている賢女子の皆様。それは、根本的に生き方が間違っているからかもしれません。

超ド級の怖がり・大神澪は、事情により七不思議ならぬ“21の怪談”がある白首第四高校に入学してしまった。

七夕の日、突然、世界中のカップルがバタバタと死に始めた。お互いを貪るように求め合った後に悶死するのだ。

日常は、黒史郎の手にかかるとこんなにも厄介で醜悪で奇妙で怖い。

裕福な親元を飛び出し、貸し間住宅・椋鹿館で気侭な一人暮らしを始めた少年コバヤシ。

“あれ”が来たら、絶対に答えたり、入れたりしてはいかん―。幸せな新婚生活を送る田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。

「弟を殺そう」―身長195cm、体重105kgという異形な巨体を持つ小学生の雷太。

漆黒の森、底知れぬ闇をたたえた深い山。光なき、黒い影に囲まれた山村「庫宇治村」。

『黒い穴』 小学生のさとしはよく物をなくす。原因は自分の部屋にブラックホールがあるからに違いない、と彼は考えた。

深夜の学校で行われる葬式。“参列者”の中に迷い込んだ生徒が行列の末に棺を覗くと、そこには友達の遺体が。

玩具修理者は何でも直してくれる。独楽でも、凧でも、ラジコンカーでも…死んだ猫だって。

その物語は、人を殺す――。

おかしいのはこの家か、わたしか―夫の転勤に伴う東京生活に馴染めずにいた果歩は、幼馴染の平岩と再会する。

初読はミステリ、二度目はホラー。この島の謎に、あなたもきっと囚われる。

父の遺した不動産で夜になると聞こえる「痛い、痛い」という謎の声。

恐怖、また来る。デビュー作(日本ホラー小説大賞『ぼぎわんが、来る』)、戦慄の舞台裏。

東京郊外で両親と暮らす朋子は、三十歳過ぎの兄が何年も二階の自室にひきこもっていることに悩んでいた。

執筆者が、次に書いて欲しいお題と共にバトンを渡す相手をリクエスト。

悪魔のごとき頭脳を危険視され、わずか13歳にして特殊房に収監されている少年、ローレン・ディルーカ。

ノルウェーの研究都市でFBI捜査官・ビルは不可思議な事件に遭遇。屋敷の主人は氷漬けの密室で凍死していた。

アメリカ次期大統領候補の若き議員が、教会で眩い光に打たれ謎の死をとげた。

他人の家とは何かが「ズレて」いる――。