乱歩城 人間椅子の国



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初公開日(参考)2017年07月
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長編小説

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乱歩城 人間椅子の国 (光文社文庫)

2017年07月11日 乱歩城 人間椅子の国 (光文社文庫)

裕福な親元を飛び出し、貸し間住宅・椋鹿館で気侭な一人暮らしを始めた少年コバヤシ。この世のすべてに退屈していた彼は、屋根裏から隣人の生活を覗き見ることに、新鮮な歓びを見出していた。そんなある日、館の住人四人が惨殺されているのを発見する!(「屋根裏にも散歩者」)江戸川乱歩の世界を大胆不敵にアレンジ。謎と狂気に満ちた物語の数々が幕を開ける!(「BOOK」データベースより)




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No.2:
(5pt)

乱歩作品の変態性を切り取ったオマージュである変態ミステリ連作集第一弾。

乱歩の作品群をホラーとして捉えたものは多いが、本書は乱歩の作品群を「変態小説」として捉えたオマージュ連作。
語り手でもあり主人公でもあるコバヤシは全裸に成って屋根裏を這い回る趣味を持つ少年で、屋根裏から様々な人々を覗き見る。
コバヤシの住むアパートのオーナーは謎めいた美女で探偵の明智、変態が好きで堪らない変態の女王。アパートに暮らすのは、いずれも明智の探偵としての助手を務める者達で、妄想の世界に生きる男性教師の「白昼夢」、人形を相手に会話する老婆の「パノラマ島」など、乱歩小説のタイトル由来のコードネームを持ちコバヤシも「屋根裏」と呼ばれる。事件の舞台も屋根裏まで鏡貼りで鏡の陰に隠れて姿を見せずに暮らしている人物の館や、全裸で椅子の姿をとり、その上に全裸で腰をおろして貰う事に悦びを見出す者達の集うクラブなど変態性に満ち満ちている。
それにしても、今までに読んだこの作者の作品の中では、本書が一番生き生きしている。
乱歩城 人間椅子の国 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:乱歩城 人間椅子の国 (光文社文庫)より
4334774814
No.1:
(5pt)

夜と儚き夢のつい果てにあるもの

乱歩の作品は様々な形で映像、文章と色々な人が形に言葉にしていますが。
この本は、淫猥さ、背徳感、禁欲的、人が目を背けてしまうモノ、者を書いて捉えています。
明智という本来なら男性、正義である側の人間を女性にして、変態性を惜しげも無く晒している文章。
凄いと思います。
出てくる登場人物の呼び名も秀逸です、人の名前を捨てた彼らの過去が気になります。
どうして、明智の元に来たのか、彼らの過去が知りたいと思うのでずか。
それを暴き、知れば読み手の自分もあちらの世界へ一歩を踏み出してしまいそうな危うい感覚を抱いてしまいます。
できれば、他の乱歩作品も、この作者の文字、世界観で読んでみたいです。
乱歩城 人間椅子の国 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:乱歩城 人間椅子の国 (光文社文庫)より
4334774814



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