原子炉の蟹

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種別
長編
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5,170回
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4
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あらすじ

2011年11月15日 新装版 原子炉の蟹 (講談社文庫)

関東電力九十九里浜原発の建屋内で、一晩中多量被曝した死体がドラム缶詰めで処分されたという。失踪した下請け会社の社長か!?だが中央新聞の大スクープは一転、捏造記事に。事実は隠蔽され、原子炉という幾重にも包囲された密室が記者らの前に立ちはだかる。乱歩賞受賞の社会派の傑作、待望の新装版。(「BOOK」データベースより)

評判

原子炉の蟹の評価:

6.00/10点 レビュー 1件。 B ランク

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平均点6.00pt

原子炉の蟹の総合評価:

8.11/10点 レビュー 18件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.17
(4pt)

事実は小説よりも奇なり。

帯の宣伝文句は
「今だからわかる、この小説の凄さが」

この本の初版が1981年、最初の文庫化が84年。火曜サスペンス劇場枠でのTVドラマ化が87年(私が原作を初めて読んだのは、このドラマを見た後)この謳い文句にウソはなかった。
東海村での臨界事故や双葉町で起きた原発事故と、この本を改めて重ね合わせてみて、電力会社の隠蔽体質や現場で作業に当たる下請け労働者の苛酷さが、40年近く経ってもまったく変わっていないことに驚かされた。
ただ、そちらの描写に重きが置かれ過ぎ、犯行の動機や殺人トリックの解明がお留守になった感が否めなかったので、減点1。
ついでにドラマ版の再放送もやってくれないだろうか、日テレさん。
原子炉の蟹 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 原子炉の蟹 (講談社文庫)より
4061833103
No.16
(4pt)

事実は小説よりも奇なり。

帯の宣伝文句は
「今だからわかる、この小説の凄さが」

この本の初版が1981年、最初の文庫化が84年。火曜サスペンス劇場枠でのTVドラマ化が87年(私が原作を初めて読んだのは、このドラマを見た後)この謳い文句にウソはなかった。
東海村での臨界事故や双葉町で起きた原発事故と、この本を改めて重ね合わせてみて、電力会社の隠蔽体質や現場で作業に当たる下請け労働者の苛酷さが、40年近く経ってもまったく変わっていないことに驚かされた。
ただ、そちらの描写に重きが置かれ過ぎ、犯行の動機や殺人トリックの解明がお留守になった感が否めなかったので、減点1。
ついでにドラマ版の再放送もやってくれないだろうか、日テレさん。
原子炉の蟹 (1981年) Amazon書評・レビュー: 原子炉の蟹 (1981年)より
B000J7VQQQ
No.15
(4pt)

事実は小説よりも奇なり。

帯の宣伝文句は
「今だからわかる、この小説の凄さが」

この本の初版が1981年、最初の文庫化が84年。火曜サスペンス劇場枠でのTVドラマ化が87年(私が原作を初めて読んだのは、このドラマを見た後)この謳い文句にウソはなかった。
東海村や双葉町で起きた原発事故と、この本を改めて重ね合わせてみて、電力会社の隠蔽体質や現場で作業に当たる下請け労働者の苛酷さが、40年近く経ってもまったく変わっていないことに驚かされた。
ただ、そちらの描写に重きが置かれ過ぎ、犯行の動機や殺人トリックの解明がお留守になった感が否めなかったので、減点1。
ついでにドラマ版の再放送もやってくれないだろうか、日テレさん。
新装版 原子炉の蟹 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 原子炉の蟹 (講談社文庫)より
406277111X
No.14
(5pt)

今を世界を予言したかのような、30年前のミステリー!

本書は、スリーマイル島原発事故の翌年――1981年に出版された。
「原子炉建屋」という最先端の密室での殺人事件を扱う推理小説だ。
原子炉建屋……それは物理的な密室であり、社会的な密室でもある。
そこには「隠蔽」体質も伴う。
「フクシマ」でも同じではなかったか。

30年前の推理小説とは思えぬほど、「現代」と符合している点が多い。
問題をなかったことにする隠蔽体質は、
東電や「官」だけに由来するのではない。
「民」にも内在するというのが、この本の「ミソ」でもあるだろう。
我々は完全なる被害者ではないのだ。

決して、カタルシスのある推理小説ではない。
むしろ問題提起のまま終わる感じだ。
しかしそのことが、「隠蔽」「密室」の空恐ろしさを表してもいる。
原発への賛否にかかわらず、読んでおきたい一冊である。
原子炉の蟹 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 原子炉の蟹 (講談社文庫)より
4061833103
No.13
(5pt)

今を世界を予言したかのような、30年前のミステリー!

本書は、スリーマイル島原発事故の翌年――1981年に出版された。
「原子炉建屋」という最先端の密室での殺人事件を扱う推理小説だ。
原子炉建屋……それは物理的な密室であり、社会的な密室でもある。
そこには「隠蔽」体質も伴う。
「フクシマ」でも同じではなかったか。

30年前の推理小説とは思えぬほど、「現代」と符合している点が多い。
問題をなかったことにする隠蔽体質は、
東電や「官」だけに由来するのではない。
「民」にも内在するというのが、この本の「ミソ」でもあるだろう。
我々は完全なる被害者ではないのだ。

決して、カタルシスのある推理小説ではない。
むしろ問題提起のまま終わる感じだ。
しかしそのことが、「隠蔽」「密室」の空恐ろしさを表してもいる。
原発への賛否にかかわらず、読んでおきたい一冊である。
原子炉の蟹 (1981年) Amazon書評・レビュー: 原子炉の蟹 (1981年)より
B000J7VQQQ

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