稀覯人の不思議
- 水乃サトルシリーズ (10)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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※ 感想文は、自サイトの書評からの抜粋です | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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二階堂氏の水乃サトル学生編のシリーズ3作目である。 今回は二階堂氏の手塚マニアぶりがいかんなく発揮された設定で、手塚マンガコレクターが密室で偽装自殺殺人にされるといういつもの二階堂本格ミステリー要素とマンガのマニアの世界の蘊蓄が融合されており、娯楽色が高い作品となっている。 トリック的には密室トリックも突出したものでもないし、アリバイトリックがやや反則気味な点もあるが、最後まで飽きずに楽しませる手腕は見事である。 | ||||
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この本を買ったのは手塚本のひとつだから。そしてこの本の文庫表紙の見事さに惹かれて。手塚の初期劇画の「刹那」からの引用なのだが、オールカラーの素晴らしいシーンで、手塚のこのころのタッチがいかにビジュアルとしても優れているかを再認識させてくれる。この本は背表紙を見せて本棚にしまっておかず、わざわざ表紙を見せたまま置いてあります。 | ||||
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2005年にカッパ・ノベルスとして出たものの文庫化。 水乃サトル学生シリーズの第3作。 二階堂氏は手塚マニアとしても有名で、ファンクラブの第二代会長を務めたほどであったという。本書には、その知識が詰め込まれており、読むだけで圧倒されてしまう。手塚ファンには嬉しい一冊なのではないだろうか。ただ、残念ながら私は手塚作品にはあまり関心がないので、存分に楽しむということはできなかった。 ミステリとしては、それなりの出来ではないだろうか。ストーリーからして納得できない点も残るが、この本の場合、動機はこれじゃないとダメなので、仕方ないのだろう。意外な結末ではある。 どちらかというと、マニアの世界、稀覯本の世界を楽しむべき一冊だろう。 | ||||
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『軽井沢マジック』に始まった水乃サトルシリーズ最新刊は、1986年を舞台にした大学生時代のエピソード。美青年だがオタクで性格に難ありなサトルが、周囲の普通の人々とかわすずれた会話がおもしろいシリーズです。しかし、今回は「手塚治虫」オタクがたくさん登場するので、サトルのマニア度もさほど目立たない? 古書展にて見せるマニアの執念深い行動などが読みどころか。なかなか魅力ある密室殺人事件だが、解説はネタばれになりそうなのでパス。実際に読んでみてほしい。 | ||||
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