稀覯人の不思議



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初公開日(参考)2005年04月
分類

長編小説

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稀覯人の不思議 (光文社文庫)

2008年10月09日 稀覯人の不思議 (光文社文庫)

手塚治虫愛好会の会長が自宅の離れで殺され、貴重な手塚マンガの古書が盗まれた。しかも、その部屋は完璧なる密室に仕立てられていた。犯人は、やはり手塚マニアなのか?また、どんな方法で密室を創り出したのか?愛好会の一員である大学生・水乃サトルは、持ち前の頭脳と博識で、真犯人を追いつめてゆく、鮮やかな論理とトリック!スリリングな傑作長編。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

稀覯人の不思議の総合評価:6.60/10点レビュー 5件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

「手塚治虫」+「古本収集」×本格ミステリな珍品

※ 感想文は、自サイトの書評からの抜粋です

本作品は絶世の美青年にして多趣味な――オタクと言って全く差し支えない――変人、水乃紗杜瑠(みずの さとる)シリーズです。

中でも、そのまんま土曜ワイド劇場にもって来れそうな、旅情ミステリ色満載の社会人編に比べ、マニアックな水乃紗杜瑠のイロがよく出ている学生編にあたるこの作品なのですが……どちらかというと、水乃紗杜瑠ではなく二階堂黎人先生のマニアックぷりが炸裂している感があります。

なんだかミステリと言うよりも、手塚治虫マニア入門書を読んでいる感覚でした。

でも、読み終わったあとにあらためて見返してみると、やはりこの作品は本格ミステリをこよなく愛する二階堂先生の作品です。

小さな矛盾や、実現可能性などを考えると首をひねるところもあるのですが、数多くの謎に細かい叙述トリック的な描写も使いながら、うまく読者を騙しつつも、読者になぜこれがわからなかったんだろうと思わせるくらいシンプルかつクリアな謎解き。

妙な大トリックが大好きなイメージの強い二階堂先生だけに、この洗練された謎解きも、一種のしてやられた感があって良かったです。

読み終わってからじわじわ味の出てくる良作でした。

FLIP
CHVNEXNC
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.4:
(4pt)

手塚マンガ蘊蓄と密室アリバイトリックの融合

二階堂氏の水乃サトル学生編のシリーズ3作目である。
今回は二階堂氏の手塚マニアぶりがいかんなく発揮された設定で、手塚マンガコレクターが密室で偽装自殺殺人にされるといういつもの二階堂本格ミステリー要素とマンガのマニアの世界の蘊蓄が融合されており、娯楽色が高い作品となっている。
トリック的には密室トリックも突出したものでもないし、アリバイトリックがやや反則気味な点もあるが、最後まで飽きずに楽しませる手腕は見事である。
稀覯人の不思議 (カッパノベルス)Amazon書評・レビュー:稀覯人の不思議 (カッパノベルス)より
4334076084
No.3:
(2pt)

装丁に惹かれて。

この本を買ったのは手塚本のひとつだから。そしてこの本の文庫表紙の見事さに惹かれて。手塚の初期劇画の「刹那」からの引用なのだが、オールカラーの素晴らしいシーンで、手塚のこのころのタッチがいかにビジュアルとしても優れているかを再認識させてくれる。この本は背表紙を見せて本棚にしまっておかず、わざわざ表紙を見せたまま置いてあります。
稀覯人の不思議 (カッパノベルス)Amazon書評・レビュー:稀覯人の不思議 (カッパノベルス)より
4334076084
No.2:
(4pt)

手塚マニア

 2005年にカッパ・ノベルスとして出たものの文庫化。
 水乃サトル学生シリーズの第3作。
 二階堂氏は手塚マニアとしても有名で、ファンクラブの第二代会長を務めたほどであったという。本書には、その知識が詰め込まれており、読むだけで圧倒されてしまう。手塚ファンには嬉しい一冊なのではないだろうか。ただ、残念ながら私は手塚作品にはあまり関心がないので、存分に楽しむということはできなかった。
 ミステリとしては、それなりの出来ではないだろうか。ストーリーからして納得できない点も残るが、この本の場合、動機はこれじゃないとダメなので、仕方ないのだろう。意外な結末ではある。
 どちらかというと、マニアの世界、稀覯本の世界を楽しむべき一冊だろう。
稀覯人の不思議 (カッパノベルス)Amazon書評・レビュー:稀覯人の不思議 (カッパノベルス)より
4334076084
No.1:
(3pt)

水乃サトル大学生編

『軽井沢マジック』に始まった水乃サトルシリーズ最新刊は、1986年を舞台にした大学生時代のエピソード。美青年だがオタクで性格に難ありなサトルが、周囲の普通の人々とかわすずれた会話がおもしろいシリーズです。しかし、今回は「手塚治虫」オタクがたくさん登場するので、サトルのマニア度もさほど目立たない? 古書展にて見せるマニアの執念深い行動などが読みどころか。なかなか魅力ある密室殺人事件だが、解説はネタばれになりそうなのでパス。実際に読んでみてほしい。
稀覯人の不思議 (カッパノベルス)Amazon書評・レビュー:稀覯人の不思議 (カッパノベルス)より
4334076084



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