殺意のシーズン



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    初公開日(参考)1989年10月
    分類

    長編小説

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    殺意のシーズン (扶桑社ミステリー)

    1989年10月31日 殺意のシーズン (扶桑社ミステリー)

    12月1日、常夏のサウスフロリダで、観光客を次々と拉致・殺害する奇妙なテロリストの一団が旗揚げした。〈十二月の夜〉と名乗る一団のメンバーは4人。かつて国民的英雄だった元フットボール選手の黒人。金儲けの天才にして人食いワニ飼育係りのセミノール・インディアン。自称爆弾作り名人の反カストロ派キューバ人。そして地元マイアミ〈サン〉紙の花形コラムニスト。4人の目的は一体なにか?南からも北からも〈アメリカン・ドリーム〉を追い求めて人々が押し寄せるサウスフロリダ。この地で彼等4人が追い求める〈夢〉とは?強烈にひねりをきかせたユーモアと、シュールリアリスティックとも呼び得る奇想天外・痛快無比な展開で、これまでの犯罪小説を全く未知の分野に持ち込んでみせた鬼才ハイアセンの野心的大作。 (「BOOK」データベースより)




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    No.3:
    (4pt)

    その後の活躍が予感できるデビュー作

    犯罪小説界のマーク・トウェインと評されるのをちょいちょい目にするカール・ハイアセン。マーク・トウェインは読んだことがないし、ハイアセンの作品が犯罪小説とは思えないので、ピンとこなかったりする。

    デビュー作『殺意のシーズン』(ウィリウム・D・モンタルバーノとの共作は何冊かあるけど)は、以降の作品と趣が違っていて、犯罪小説と言えなくもない。

    サウスフロリダで発生する観光客の連続殺人。犯人は<十二月の夜>と名乗るテロリスト集団だ。私立探偵のブライアン・キーズは、マイアミ<サン>紙の元同僚 スキップ・ワイリーの失踪事件を探るうち、この事件に巻き込まれていくのだった ・・・

    ハイアセンの作品の殆どは、フロリダの環境保護の姿勢が色濃く出ている。本作品は、その姿勢がストレートに伝わってくる。<十二月の夜>が起こす数々の残虐な事件は、まさに犯罪小説だが、彼らの動機がハイアセンの作品に通底するものなのである。自然を破壊するやつは、これほどの目にあわせますよ っていう意思表明ともとれなくない。

    以降の作品に比較すると死んじゃう人が多いが、シリアス路線というわけではない。奇矯な人物が跋扈してシニカルな笑いを誘うというハイアセン”らしさ”は、控えめといったとこだろうか。業界の俗物たちのそれっぷりが盛り上げてくれるが、<十二月の夜>の四人がもう少しトンガって欲しかった。

    物語は、テロリスト集団の目的を察知したキーズと、<十二月の夜>の攻防へともつれ込み、そこそこのアクションシーンが見せ場として用意されている。キーズの元恋人でワイリーの現恋人ジェンナや、キーズが護衛することとなるミスコンのクイーン カーラ・リンとの関係も見所だ。主人公キーズのナイーブさが良い。

    ほろ苦さを漂わせたラストを含め、ハイアセンのその後の活躍が予感できる読み応えのある作品だ。

    なお、シリーズ・キャラクターとしてはアル・ガルシア巡査部長が登場する。
    殺意のシーズン (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:殺意のシーズン (扶桑社ミステリー)より
    459400511X
    No.2:
    (5pt)

    読書のシーズン。

    犯罪小説らしく
    バンバン人が死ぬのに
    犯罪小説らしからぬ
    とぼけた空気感が終始漂う一冊。
    物語といい、登場人物といい
    なんともヒトを喰ったような本書は
    予測不能で愉しませてくれる。
    殺意のシーズン (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:殺意のシーズン (扶桑社ミステリー)より
    459400511X
    No.1:
    (5pt)

    「革命へようこそ!」

    カール・ハイアセンの長編デビュー作。これ以降、刊行された作品はこの『殺意のシーズン』をソフトにした感じです。つまり、“原液”って感じがしました。『復讐はお好き?』や『トード島の騒動』など、主人公はターゲットに対して<嫌がらせ>や<イタズラ>で改心や反省を促すが、『殺意のシーズン』では、ズバリ殺人!!!!バンバン殺します…作品のスピード感も凄いです。グングン読ませます。買って損はないと思います。
    殺意のシーズン (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:殺意のシーズン (扶桑社ミステリー)より
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