トード島の騒動
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さすがに飽きました。基本的には悪辣な開発業者対極端な自然保護者という、ごく単純な図式です。そこにめちゃくちゃ個性的な人物ばかり配して、一人ひとりの経歴や性癖まで書き込むので、必然的に長編になります。 キャラクターで持たせますが、主人公の行動はシーシェパードと共通するところがあり、すこし食傷気味です。著者の他の作品も購入済みですが、しばらく間を開けようと思います。 | ||||
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通勤電車の中で暇つぶしに読む程度の作品です。面白そうなタイトルなので読んでみましたが、ユーモア音痴の人向けです。途中で読むのをやめなかったので、それほどひどかったとは思いませんが、時間を無駄にしたような気もします。 | ||||
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ハイアセンの作品は、ヒトの異常な部分をとんがらせたような奇矯なキャラクターが乾いた笑いを誘う。『トード島の騒動』には、そんなのヤツらがしこたま登場して組んず解れつするのだから、たまらない。 ロビイスト パーマ・ストウトの画策したトード島の開発事業は、環境運動家トゥイリー・スプリーを激怒させた。ストウトの愛犬を誘拐し、執拗に事業の計画中止を促すトゥイリー。愛犬ばかりでなく、妻デジーをも人質にとられたストウトは、トゥイリーの脅迫に屈しようとするのだが、知事、議員、開発業者らの利権が渦巻く開発事業は容易には止まらない ・・・ 環境破壊に対する怒りがストレートに表れた作品。奇人変人を縦横無尽暴れさせながら、ニヤリとしてしまう笑いの中に深刻さをくるんでいるのがハイアセン流なのだ。ストーリーは、自然を偏愛するトゥイリーと、口八丁で世の中を思いのまま渡ってきた最上級の俗物ストウトの丁々発止を軸に展開するが、クセ者どもの活躍がなんといっても面白い。 自然を破壊するものは、死をもって償わせることすら厭わないトゥイリー。愛人にバービー人形化に勤しむ開発業者クラプリー。救急電話を盗聴することに無上の喜びを感じる殺し屋ガッシュ。そして、ハイアセンのシリーズキャラクター 元フロリダ州知事にして、今や変人の極みスキンクが登場! 彼らに共通しているのは、病的ともいえる執着だ。そもそもこの壊れっぷりが楽しいのだが、絡み合いながら個性を暴走させていく様が愉快痛快である。僕のお気に入りはデジー。変人の真っ只中で、デジーのチャーミングさがいっそう際立ってくる。 ガッシュに命を狙われるトゥイリー。現知事の依頼を受けトゥイリーを守るスキンク(ここでスキンクの知られざる秘密が判明!)。迷走を迷走を重ね思わぬおバカな結末が待っている。ここで、下巻の表紙が何を表しているかわかるのだ。 エピローグはいつもは、”あの人は今”。これがまた笑えるんだよね。 | ||||
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『SCAT』で“トゥイリー”が首から下げていたネックレスの意味が解りました。ついでに表紙の絵の意味も解りました(笑)“犬”と“サイ”…本書を読んだらゴミのポイ捨ては厳禁なんだな…と痛感。 | ||||
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ファンならご存知、過激な浮浪者”スキンク”が私たちの前に姿を現して、もう10年以上。 少しばかりお年を召したかと思ったら、その破天荒ぶりは昔のままです。 今回はビョーキの若者も加わって、なんの抵抗もできず命絶えてゆく生き物たちとその棲家を、無神経な開発業者のブルドーザーから救うことはできるのか? 手つかずの、でも「死にそうな」自然を守りたい一心の(でも狂った)登場人物たちが活躍する”スキンク”シリーズ第4昨です。 もしもあなたが窓から見える高層ビルや、最近姿を見せなくなった野生の小鳥や虫たちに胸を痛める方なら、きっと笑いの奥に包まれた悲しみに気づくことでしょう。 自然豊かな土地に住んでいらっしゃる方なら、かけがえのないもの、守るべきものを見つけることでしょう。 お子さんがいらっしゃる方なら、いつか読ませてあげたいと思うことでしょう。 やむにやまれぬ激情に突き動かされ、ただ”生命”を守ろうとする愛すべき男たち(と女たち)が展開する、笑いとせつなさいっぱいの物語です。 どうぞご一読を。 【☆5つ】じゃないのは、作者単独デヴュー作「殺意のシーズン」で見られた、生命への一途な思いに対するリスペクトです。 | ||||
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