珍獣遊園地
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登場人物がほぼ全員「珍獣」です。スキンクは当然として、ためらわずに銃をぶっ放す老女モリ―、それに付き従うようになった泥棒2人組、利益追求まっしぐらの経営者、ボディビルのため常時点滴でステロイドを摂取するペドロなど、変人だらけ。一応主人公らしき元新聞記者の行動もだんだん常軌を逸してくるけど、いかんせん脇役が個性的すぎで埋没気味です。イルカまで人間相手に性欲満々という想像外の設定です。 まあ、自然保護のために戦うストーリーというよりは、勝手気ままに動き出す登場人物を味わう面白さに満ちた本でした。 | ||||
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最近の出版不況の昨今、重版もされずに絶版状態なので、配線のファンで、お買い得価格なら、もいう絶対に会です。久々に読んでも、楽しいハイアセンの世界を満喫できました。スキンくも出ているしで。 | ||||
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世界的に希少な動物が盗まれ・・・というお話。 著者のハイアセン氏はフロリダの自然や動物を心から愛している様で、この小説の端々からその愛が感じられました。希少動物を観光客目当ての金づるとしか考えていないテーマパークの経営者、動物愛護の為なら何をしても構わないという思想の過激すぎて少しおかしい動物愛護団体、金の為なら何でもする殺し屋、あまりやる気の伺えない警察、その他奇奇怪怪な面々が起こす行動を通して、金の為なら自然や動物を好き勝手に扱う人間の非道性を、あまり声高ではなくユーモアで包んでフロリダの自然の営みの様にゆったりとしたクライム・ノヴェルにしたてている所にハイアセン氏の真骨頂を見ました。 いままでこの人の作品に接してきて、だいたい似た様な感慨を抱きましたが、怜悧な批評性と情緒的な感情を衒いなく小説に出来る稀有な作家性がこの人を他の作家と一線を画する才能だと思いました。その実力は本書でも十分堪能できます。 個人的には個人名では処女作の傑作「殺意のシーズン」に近しい感想を持ちましたが、やはり大自然を背景にすると、より作品に磨きがかかると思いましたがどうでしょうか。 著者の面目躍如なクライム・ノヴェルの傑作。是非ご一読を。 蛇足ですが、欧米の人は日本から想像しにくいくらいロックやポップスが生活に密着しているらしく、本書でも多くのアーティストの名前や曲が言及されておりますが、翻訳している方はあまり興味ない様で、誤訳ではないですが、ボタンの掛け違えっぽい訳になっていますね。これかた翻訳者を目指す方はその辺の事も考えた方がいいかも。 | ||||
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テーマ・パーク<アメイジング・キングダム・オブ・スリル>から絶滅危惧種アオシタ・マンゴー・ハタネズミが強奪された。テーマ・パークの広報担当ジョー・ウィンダーは、社命により、事実を捻じ曲げて報道することに。 ・・・ ハイアセン=フロリダ=自然保護、環境保護の印象が強いんだが、本作も同じ路線。珍獣をでっちあげ、環境破壊にいそしむテーマ・パークの経営者フランシス・X・キングズベリー。対抗するは元新聞記者ジョー(と きぐるみエキストラ)、環境保護団体を率いる過激な老女モリー(と 泥棒コンビ)、そしてスキンク ・・・ というようにお話しが展開していく。 ハイアセンお得意の奇矯な人物がおりなす奇妙なドラマ(中でもペドロ・ルツ警備員のぶっとび具合が良い)。ブラックな笑いあり、ロマンスありとサービス満点なんだけど、ちょっと食傷気味ではあるかなぁ。 | ||||
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