仮面(ペルソナ)



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初公開日(参考)1998年01月
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長編小説

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仮面(ペルソナ) (幻冬舎文庫)

2005年02月28日 仮面(ペルソナ) (幻冬舎文庫)

「最初の殺人事件が起こったときに、すぐに警察に連絡していたら、第二、第三の事件は防ぐことができたかもしれない、そうおっしゃるのですか?(中略)私が犯人なのです、刑事さん」―その晩、経営難に陥ったクラブのお別れの仮装パーティに、男四人、女三人が集まり、完全密室の店内で惨劇は起こった。冒頭で早くも犯人が確定?本書全体に仕掛けられた大どんでん返し!読者を欺く名(?)探偵・風水火那子シリーズ第二弾。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

仮面(ペルソナ)の総合評価:7.14/10点レビュー 7件。Dランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

仮面(ペルソナ)の感想

本作は、とあるクラブの閉店パーティに集まった7人の男女の描写から幕を開けます。ところが次の章では事件の終盤と警察の事情聴取に場面が飛び、そこで二人の人物による別々の犯人指摘が行われます。そして続く章では、探偵の依頼で当事者である客の一人が事件の経緯をまとめた手記と、事件後の当日夜に探偵に起こった出来事が交互に描かれていきます。

この特異なストーリー構成を見ても分かるように、本作は発生した事件の謎を解明する単なるミステリではなく、メタミステリあるいはアンチミステリ的な企みに満ちた作品に仕上げられています。そしてその企み自体は非常に面白く、その作り方も上手いと思えるのですが・・・土台となるべき事件の謎があまりにも突拍子もなく、結果土台(ミステリ)の上に立つべきそのアンチまたはメタ的企みも微妙に感じられてしまうのが残念です。

▼以下、ネタバレ感想

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AliceinAbyss
RG0JBP5M
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No.6:
(3pt)

策士策に溺れる。

内容が物語過ぎる、というのが読後感である。すなわち非現実的過ぎるのだ。事件の真相を解明する鍵は、「手記」にあるのだが、その「手記」を主人公の探偵がやってみせたように見抜く手段は現実には(おそらく)存在しない。これは物語内に作者によって意図的に記号が付されているからこそそう見えるのであって、その記号がなければ誰にも「手記」に他人の文章が混ざっているとは考えないし、考えたとしてもそれを抜き出す手段はないに等しい。つまりは挿入された記号というヒント自体が、作者に意図する方向へ読者を導いて納得させるための仕掛けなのだ。ならばその仕掛けは事件とは関係ない。純粋に作者の「物語の記述」上の問題だ。また物語内の探偵も、作者の引いた記号という点線に沿って、推理を展開しているように見える。あまりにもトリックに懲りすぎて本末転倒してしまった、という内容であると思う。
仮面(ペルソナ) (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:仮面(ペルソナ) (幻冬舎文庫)より
4344406311
No.5:
(3pt)

面白いのでしょうが

私はあまり入り込む事が出来ませんでした。時間軸の変化がうっとうしかったのかも・・・、でも他の人がいいといっているのでいいのでしょう。私は今一でした。
仮面(ペルソナ) (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:仮面(ペルソナ) (幻冬舎文庫)より
4344406311
No.4:
(4pt)

阿弥陀パズルに続くシリーズ2作目

女性探偵が活躍する本格推理路線シリーズの阿弥陀パズルに続く2作目。
今回はレストラン内での仮装イベントでの連続クローズドサークル殺人を扱っているが、時制の入れ替えや手記、回想形式を盛り込んだテキスト自体にトリックが仕掛けられているという技巧作である。
本格推理としての切れ味は前作にやや劣る感じがするが、作品自体はよく出来ており、楽しめる一作である。
仮面(ペルソナ) (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:仮面(ペルソナ) (幻冬舎文庫)より
4344406311
No.3:
(4pt)

残念なところもありますが、十分に楽しめるミステリです。

店を閉めることになったクラブ「クレイモア」のお別れパーティーに集まった、仮装した七人の男女。が、パーティーが始まって間もなく惨劇が。密室状態のクラブの中で次々と殺されていく参加者たち。この不可能犯罪に立ち向かうのは、パーティーのための出張シェフのアルバイトとしてやってきた風水火那子。名探偵の仮面をかぶり他人の秘密を暴き立てると非難され窮地に陥る火那子。魔女に死神、AV女優、道化師などなど、凝った仮装の中に、さらに犯人の仮面をかぶっている者をつきとめることはできるのか?
ある人物の事件の手記と、事件の関係者の回想とで物語は進んでいくのですが、とても大きな仕掛けが隠されていて、ミステリファンなら十分に楽しめます。ただ、構成上記述上止むを得ないことだったのでしょうが、謎をわかり易くしている箇所があるのがとても残念です。
また、非難されながらも名探偵の仮面をかぶったまま生きていこうとする風水火那子の清々しい爽やかな姿がとても印象的。この先ずっと応援していきたいヒロインの一人になりました。
仮面(ペルソナ) (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:仮面(ペルソナ) (幻冬舎文庫)より
4344406311
No.2:
(4pt)

山田正紀版『火刑法廷』

二重に解釈出来る文というか、
中立の語り手と犯人の捏造と探偵の謎解きが、
同時に一つの視点として語られる驚異の三重構造。
問題提示編と解決編を同時に語る驚愕の叙述トリックが爆裂する。
ダイイングメッセージものとしても巧い。
ジョン・ディクスン・カー の『火刑法廷』に匹敵するなら文句なく星五つと言いたいが、
真犯人の動機が弱いので星四つ。
風水火那子シリーズの第2作だが、
第1作の『阿弥陀(パズル)』 読まずに読んでしまったが、
問題ありませんよね?
まさかエラリー・クイーン のレーン四部作のような仕掛けはしてないよな?
仮面(ペルソナ) (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:仮面(ペルソナ) (幻冬舎文庫)より
4344406311



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