螺旋(スパイラル)
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女囮捜査官では「毎月書いてびっくりさせましょう、」と編集者から言われ、本当に毎月書きあげ、「今度は、厚いのを書いてびっくりさせましょう」と言われ書いたのが妖鳥と螺旋である。妖鳥は、無理やり長く書いた感が否めないが、この螺旋は大作である。出てきた探偵が高橋克彦のゴッホ殺人事件の塔馬双太郎のように突然現れる「風水林太郎」。その尊大な態度から万人に好かれはしないが、呪師霊太郎や佐伯神一郎と並ぶ名探偵キャラクターである。実際は妹の風水火那子に以降の登場を譲ってしまったが、探偵としてはこちらの方が風格が上である。それに複雑なミステリーと、ちょっとしたSFを絡ませた作品、ミステリー大作にならないはずがない。 なお、タイトルの「螺旋」は、山田正紀にとって、絶対者「神」に並ぶキーワードだろうと勝手に思っている。 | ||||
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今読んでる真っ最中なので評価は暫くお待ちくだされ。 今のところは面白いです。 | ||||
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千葉県房総半島へ水を引く導水路を巡る贈収賄事件を追う新聞記者。彼の目の前に現れる現実と幻想が交じり合ったような異様な世界、そこで次々と起こるまるで旧約聖書の世界を再現したかのような殺人事件。文庫で700ページを超える大作本格ミステリ。 本作の前に発表された『妖鳥(ハルピュイア)』に勝るとも劣らない質、量、読み応え。幻想さにいたっては増していて、山田正紀テイストを充分に堪能できます。 キリスト教、旧約聖書が題材となっているのですが、使われているのはカインとアベル、モーセなど一度はどこかで聞いたことのある有名なところが多いので、私のようにキリスト教に詳しくない人でも楽しめます。が、知識があれば、もっともっと楽しめたろうと思うと残念でなりません。 それにしても、この時期の山田正紀は凄い。『妖鳥(ハルピュイア)』、本作に続き『阿弥陀(パズル)』、『仮面(ペルソナ)』、『神曲法廷』、『長靴をはいた犬』と、とんでもなく質の高いミステリを次々と矢継ぎ早に発表、神懸り、鬼気迫るといった形容がまさしくピッタリな大車輪の活躍でファンを驚かせ楽しませてくれました(その後これがたたったのか大病を患ってしまわれたそうですが)。ミステリが好きで、まだこの時期の山田正紀作品を読んだことがないという方はぜひ手を伸ばしてみてください。ミステリの楽しさを満喫でき、きっと山田正紀の虜になってしまうことでしょう。 | ||||
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