50億ドルの遺産
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著者の冒険小説の三冊目。「謀殺のチェスゲーム」「火神を盗め」と、この「50億ドルの遺産」である。今では若者が冒険を行うのは小説では当たり前すぎるのですが、冒険小説の主人公は、一匹狼の中年男という当時の鉄則に対して、そこからわざと外れ、著者と同世代の若者を主人公にして取り組んだ作品です。 著者の小説に当時の批評家たちが辛辣な批判を加えていたことが著者を落ち込ませていたのが、後書きからわかりますが、敢えて自分流を貫いた事に拍手。前作二作に比べて著名度は高くないのですが、山田正紀らしい佳作です。 | ||||
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~『火神を盗め』や『謀殺の弾丸特急』などに連なる、冒険小説。主人公はヨーロッパから東南アジアへと渡り歩いて来た青年・中尾英輔。彼が島国スマリで進行する陰謀に巻き込まれるところから物語は始まる。アメリカがベトナム戦争で使った兵器、50億ドルそうとうの遺物がスマリに残っているというウソによって、スマリに世界銀行等から融資を引き~~出し、軍需産業に一泡ふかせよう、というのがその陰謀である。その倒錯的な発想も凄いが、それに絡んでいる殺し屋やプロの軍人たちのストイックな描き方はさすが山田正紀、という感じ。終盤は最初に挙げたような作品と同じく、絶望的な戦力差を前にしながらも、目的地に向かった行軍/冒険が待っている。例によってクライマックスはあっけ~~なく通り過ぎてしまうのだが、本作ではそれを補うかのような、多少長め、かつ意表をつく二転三転の展開のエピローグが待っている。~ | ||||
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~『火神を盗め』や『謀殺の弾丸特急』などに連なる、冒険小説。 主人公はヨーロッパから東南アジアへと渡り歩いて来た青年・中尾英輔。 彼が島国スマリで進行する陰謀に巻き込まれるところから物語は始まる。 アメリカがベトナム戦争で使った兵器、 50億ドルそうとうの遺物がスマリに残っているというウソによって、 スマリに世界銀行等から融資を引き~~出し、軍需産業に一泡ふかせよう、 というのがその陰謀である。 その倒錯的な発想も凄いが、 それに絡んでいる殺し屋やプロの軍人たちのストイックな描き方は さすが山田正紀、という感じ。 終盤は最初に挙げたような作品と同じく、絶望的な戦力差を前にしながらも、 目的地に向かった行軍/冒険が待っている。 例によってクライマックスはあっけ~~なく通り過ぎてしまうのだが、 本作ではそれを補うかのような、多少長め、 かつ意表をつく二転三転の展開のエピローグが待っている。~ | ||||
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