大鞠家殺人事件
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あらすじ
昭和18年、大阪・船場。陸軍少将の娘は商家の長男に嫁いだ。吊るされた男、池に突き立った日本刀、酒樽の死体。一族を襲う惨劇は衝撃の終幕を迎えるーー正統派本格の歴史に新たな頁を加える傑作第75回日本推理作家協会賞/第22回本格ミステリ大賞 受賞作大阪の商人文化の中心地として栄華を極めた船場。戦下の昭和18年、婦人化粧品販売で富を築いた大鞠家の長男に嫁いだ陸軍少将の娘、中久世美禰子。だが夫は軍医として出征し、一癖も二癖もある大鞠家の人々のなかに彼女は単身残される。やがて当主の死を皮切りに、相次ぐ惨劇が一族を襲うが……本格推理の真髄を突く、第75回日本推理作家協会賞、第22回本格ミステリ大賞受賞作。著者あとがき=芦辺拓/解説=杉江松恋(「BOOK」データベースより)
評判
大鞠家殺人事件の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 D ランク
大鞠家殺人事件の総合評価:
8.14/10点 レビュー 14件。
感想一覧
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1906年から太平洋戦争終結後までに大阪・船場の大鞠家という「館」の中で起きた因縁とこれにまつわる惨劇。これは?という気になる点もいくつかあるが、読後感は悪くない。横溝正史の作品を彷彿とさせる。
船場といえば、山崎豊子や花登筐の作品が有名だが、本作にも乱歩が描いた戦前の東京とは明らかに異なる、船場独特の雰囲気が漂う。
冒頭に登場するパノラマ館。寡聞にして知らなかったが、大阪や東京に実在した当時最新鋭の娯楽施設。こういうものがあったとは。
大阪が地元の作者。大阪を舞台とする他の作品にも興味が湧いた。