(短編集)

亜愛一郎の狼狽

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初版刊行(参考)
種別
短編集
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あらすじ

1994年08月01日 亜愛一郎の狼狽 (創元推理文庫)

『11枚のとらんぷ』を筆頭に、『乱れからくり』等数々の名作でわが国推理文壇に不動の地位を築いた泡坂妻夫が、この一作をもってデビューを飾った記念すべき作品―それが本書冒頭に収めた「DL2号機事件」である。ユニークなキャラクターの探偵、亜愛一郎とともにその飄々とした姿を現わした著者の、会心の笑みが聞こえてきそうな、秀作揃いの作品集。亜愛一郎三部作の開幕。(「BOOK」データベースより)

評判

亜愛一郎の狼狽の評価:

6.86/10点 レビュー 7件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.86pt

亜愛一郎の狼狽の総合評価:

8.09/10点 レビュー 45件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全3件 1〜3 1/1ページ
No.3
(7pt)

本格推理小説の教科書のような良質短編集

主人公は和製『ブラウン神父』とも言うべき、職業はカメラマンの素人探偵、亜愛一郎(「亜」が苗字。学生時代間違いなく出席番号一番だったでしょう)
そんな彼のユニークなキャラクターをはじめ、事件の様子がコミカルに描かれるユーモアミステリーとも言える短編集ですが、内容はれっきとした殺人事件を、トリックを解明したりフーダニットを突き詰め解決していく本格推理小説です。
また一話あたりいずれも40~50ページ程度と殺人事件を取り扱うには短編にしても短めですが、いずれも良質な出来で、さらに話のバリエーションも豊富でこれ一作でちょっとした本格推理の教科書のようです。
短い時間で一話ずつ読めるので、まとまった時間が取れない方にもお勧めですね。

しかし基本的に短編の域を出ておらず、特別感心したり面白いと言うほどのネタはありませんでした。
少し古臭さを感じる部分も多く、現代のミステリ好きが読むと少し物足りないと思うところもあるかもしれません。


一冊通して残った謎
・顔が三角形の老婆は結局何者なのか……(てっきり最後の事件で何かオチがあるのかと思った)
・亜は結局ドジなだけで運動神経は抜群なんでしょうか?

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.2
(7pt)

メインの謎よりもあの人が気になる!

G・K・チェスタトンの『ブラウン神父』シリーズと並び称されるほど、世評の高い本書は、私の期待値が高過ぎたためか抱いた感慨は世間のそれとは隔たりを生じてしまった。
1つ1つの短編については、今になってみれば過去の名作へのオマージュのように受け取れなくも無い。特に最後の「黒い霧」はブラウン神父の「青い十字架」の裏返しといった作品である。ただ真相解明に至った時のパンチ力が無い。理路整然とし過ぎているのだ。
しかし、私の本シリーズへの関心はもっと別の所にある。各編に登場する「三角顔の老婦人」、この人は果たして何者なのかという事である。

Tetchy
WHOKS60S
No.1
(8pt)

亜愛一郎の狼狽の感想

論理的帰結の組み立て方が素晴らしいです。

▼以下、ネタバレ感想

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mkaw11
HAAP6CBX

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.38
(4pt)

この探偵の推理法には、好みが分かれそう。

とにかくバラエティ豊富で、亜がなかなか出て来ない作品もあり、これミステリーなのか? と疑ってしまう作もあった。読み進めば、ちゃんと立派なミステリーとわかるんだけど。謎もそれぞれ魅力的で、全く飽きる事がなかった。

 又亜も愛すべき名探偵であった。とぼけた人物で、イケ面だけど、運動神経はまるでない。ただ邪魔になる変人みたいだけど、謎解きになると一変し、意表を突いた推理で快刀乱麻。このギャップが魅力で、クセになる名探偵であった。

 ただ、理論的な推理じゃなく、妙な着眼点から謎を解いてしまう「天才型」の推理なので、好みは分かれると思う。そんな事気にしなければ、楽しい名探偵なんだけどね。
亜愛一郎の狼狽 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 亜愛一郎の狼狽 (創元推理文庫)より
4488402143
No.37
(3pt)

短編集で読み易いが、少々浮き世離れ感がある

なにかのWEB記事でおすすめのミステリーとして扱われており手にとる。素人探偵による推理という親しみやすい設定ではあるが、登場人物が一様に前衛的な雰囲気を持っており、悪い意味での芥川賞感を感じる文章は好き嫌いが分かれそうだな感じた。
亜愛一郎の狼狽 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 亜愛一郎の狼狽 (創元推理文庫)より
4488402143
No.36
(4pt)

亜の魅力が光る気の利いたミステリ短編集

密室ミステリを紹介した本に、当短編集の「ホロボの神」が推されていたのが読むきっかけでした。
ミステリ界の有名探偵はどうにもルックスが悪い人物が多いのに、亜愛一郎(あ・あいいちろう)は今で言うイケメンらしいという話も聞いており、そちらにも期待して(笑)。
当初は亜の印象が薄かったのですが、3~4話読んだら徐々に「オモロイ奴や」と分かってきました。
事件の真相に関して何かひらめくと「白目になる」とか。

彼の着眼点や思考回路は凡人とはかけ離れていて、他の登場人物や読者には何がなんだか分からないことを口走ったりしますが、最後には不可解な事件もスッキリ謎が解け、物語のあちこちに巧みに伏線が張られていたことに気づきます。
この亜独特の「解法」が肌に合うかどうかで、当短編集の好みも分かれると思います。
私は超ハマったというほどではありませんが、普通以上には楽しめたので、この後に続く「亜愛一郎の転倒」「~逃亡」も読んでみたくなりました。
亜愛一郎の狼狽 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 亜愛一郎の狼狽 (創元推理文庫)より
4488402143
No.35
(5pt)

これから読む人は

推理小説として読んではいけません。現在では成立しないであろうトリックが満載です。
エンタメ小説として読むといいかもしれません。
亜愛一郎の狼狽 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 亜愛一郎の狼狽 (創元推理文庫)より
4488402143
No.34
(4pt)

読みやすい

主人公が同一の短編がいくつか。
あっさりしていて読みやすい。
亜愛一郎の狼狽 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 亜愛一郎の狼狽 (創元推理文庫)より
4488402143

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