大誘拐

登録されているタグ

※以下のグループに登録されています。

オススメ平均点

7.93pt (10max) / 28件

7.66pt (10max) / 170件

Amazon平均点

4.56pt (5max) / 70件

楽天平均点

4.33pt (5max) / 152件

みんなの オススメpt 自由に投票してください!!

46pt

サイト内ランク[]
ミステリ成分[] この作品はミステリ? 自由に投票してください!!

↑現実的

50.50pt

1.25pt

←非ミステリ

81.00pt

ミステリ→

9.75pt

↓幻想的

初版刊行(参考)
種別
長編
閲覧回数
27,326回
お気に入りにされた回数
68
読書済み登録回数
263
このページのURL

あらすじ

2000年07月01日 大誘拐―天藤真推理小説全集〈9〉 (創元推理文庫)

三度目の刑務所生活で、スリ師戸並健次は思案に暮れた。しのぎ稼業から足を洗い社会復帰を果たすには元手が要る、そのためには―早い話が誘拐、身代金しかない。雑居房で知り合った秋葉正義、三宅平太を仲間に、準備万端調えて現地入り。片や標的に定められた柳川家の当主、お供を連れて持山を歩く。…時は満ちて、絶好の誘拐日和到来。三人組と柳川としの熱い日々が始まる!第32回日本推理作家協会賞長篇賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

評判

大誘拐の評価:

7.93/10点 レビュー 28件。 S ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.93pt

大誘拐の総合評価:

8.78/10点 レビュー 98件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

指定の条件による感想はありませんでした。

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.70
(5pt)

(2024-54冊目)昭和53年の作品だが今も古びることがない傑作ミステリー

.
 青年・戸並健次は元ムショ仲間の秋葉正義と三宅平太を誘って誘拐計画を立てる。標的は和歌山県津ノ谷村に暮らす紀州随一の山林地主・柳川とし子刀自、御年82歳。数千万円は取れると踏んだ誘拐犯三人だが、いざ誘拐に成功した後、とし子刀自から自分の命の値段はそんな端金なはずがないと叱られる。とし子刀自に乗せられる形で、身代金の額は驚愕の百億円に設定されてしまう。通報を受けた和歌山県警本部長・井狩大五郎と三人組(+刀自)との頭脳戦が始まるのだが、果たしてどうやって身代金を受け取ったらよいのか……?
----------------
 1978(昭和53)年に書き下ろしで発表されたミステリー小説です。手元にある『週刊文春臨時増刊 東西ミステリー ベスト100 2013年 1/4号』によれば、『大誘拐』は国内編ランキングの第7位につけています。第6位『点と線』と第8位『十角館の殺人』の間の位置です。
 わたしは岡本喜八監督による映画版を1991年公開時に見に行き、大いに楽しんだことを今も鮮明に覚えています。ですからお話の展開はほとんど頭に入っているのですが、30年以上を経てあらためて原作小説を紐解き、やっぱりこの誘拐劇は痛快無比な作品だと、堪能しました。

 青年3人ととし子刀自の丁々発止のやりとりが無類の面白さを湛えています。3人も刀自もいたって大真面目なのですが、素封家にして剛の者である刀自と、自分なりに人生の立て直しを図ろうとしてだいそれた犯罪に手を染めてしまった孫世代との、感覚がどこか世間ずれしているがゆえに生まれてしまう思わぬ騒動が可笑しくて仕方ありません。
 事件は、紀伊半島の山間のドタバタ劇に留まらず、国会や全国メディア、果ては海外報道陣や在日米軍まで巻き込む超弩級のスケールへと発展してしまいます。荒唐無稽といえば荒唐無稽なのですが、一方で身代金受取のために刀自が繰り出す戦術案は緻密・綿密・細密の極地。分刻みの作戦は、メディアや家族、警察の心理を巧みに操る才知に長けています。
 内情を知らされていない家族や警察そして世間一般にしてみれば極悪非道犯罪以外の何物でもない誘拐監禁事件ですが、その最終顛末は実に爽快です。憎めない青年3人の心意気と、彼らに図らずも協力することになった刀自の秘めた意図が、心に寄り添うのです。

 もともとは大阪の洋書輸入専門会社カイガイ出版から書き下ろしで出たこの作品が、その後、徳間ノベルズ、角川文庫、双葉文庫と版元を渡り歩きながら、創元推理文庫で2024年現在も読むことができるというのは幸せなことです。40年近く立っても古びることのない味わい深いミステリー作品をぜひ多くの人にオススメしたいものです。

.
大誘拐 (1978年) Amazon書評・レビュー: 大誘拐 (1978年)より
B000J8IMXU
No.69
(5pt)

(2024-54冊目)昭和53年の作品だが今も古びることがない傑作ミステリー

.
 青年・戸並健次は元ムショ仲間の秋葉正義と三宅平太を誘って誘拐計画を立てる。標的は和歌山県津ノ谷村に暮らす紀州随一の山林地主・柳川とし子刀自、御年82歳。数千万円は取れると踏んだ誘拐犯三人だが、いざ誘拐に成功した後、とし子刀自から自分の命の値段はそんな端金なはずがないと叱られる。とし子刀自に乗せられる形で、身代金の額は驚愕の百億円に設定されてしまう。通報を受けた和歌山県警本部長・井狩大五郎と三人組(+刀自)との頭脳戦が始まるのだが、果たしてどうやって身代金を受け取ったらよいのか……?
----------------
 1978(昭和53)年に書き下ろしで発表されたミステリー小説です。手元にある『 週刊文春臨時増刊 東西ミステリー ベスト100 2013年 1/4号 』によれば、『大誘拐』は国内編ランキングの第7位につけています。第6位『 点と線 』と第8位『 十角館の殺人 』の間の位置です。
 わたしは岡本喜八監督による映画版を1991年公開時に見に行き、大いに楽しんだことを今も鮮明に覚えています。ですからお話の展開はほとんど頭に入っているのですが、30年以上を経てあらためて原作小説を紐解き、やっぱりこの誘拐劇は痛快無比な作品だと、堪能しました。

 青年3人ととし子刀自の丁々発止のやりとりが無類の面白さを湛えています。3人も刀自もいたって大真面目なのですが、素封家にして剛の者である刀自と、自分なりに人生の立て直しを図ろうとしてだいそれた犯罪に手を染めてしまった孫世代との、感覚がどこか世間ずれしているがゆえに生まれてしまう思わぬ騒動が可笑しくて仕方ありません。
 事件は、紀伊半島の山間のドタバタ劇に留まらず、国会や全国メディア、果ては海外報道陣や在日米軍まで巻き込む超弩級のスケールへと発展してしまいます。荒唐無稽といえば荒唐無稽なのですが、一方で身代金受取のために刀自が繰り出す戦術案は緻密・綿密・細密の極地。分刻みの作戦は、メディアや家族、警察の心理を巧みに操る才知に長けています。
 内情を知らされていない家族や警察そして世間一般にしてみれば極悪非道犯罪以外の何物でもない誘拐監禁事件ですが、その最終顛末は実に爽快です。憎めない青年3人の心意気と、彼らに図らずも協力することになった刀自の秘めた意図が、心に寄り添うのです。

 もともとは大阪の洋書輸入専門会社カイガイ出版から書き下ろしで出たこの作品が、その後、徳間ノベルズ、角川文庫、双葉文庫と版元を渡り歩きながら、創元推理文庫で2024年現在も読むことができるというのは幸せなことです。40年近く立っても古びることのない味わい深いミステリー作品をぜひ多くの人にオススメしたいものです。

.
大誘拐―天藤真推理小説全集〈9〉 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 大誘拐―天藤真推理小説全集〈9〉 (創元推理文庫)より
4488408095
No.68
(5pt)

舞台が楽しみ

テンポよく展開されるストーリーがとにかく面白い
大誘拐 (1978年) Amazon書評・レビュー: 大誘拐 (1978年)より
B000J8IMXU
No.67
(5pt)

舞台が楽しみ

テンポよく展開されるストーリーがとにかく面白い
大誘拐―天藤真推理小説全集〈9〉 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 大誘拐―天藤真推理小説全集〈9〉 (創元推理文庫)より
4488408095
No.66
(5pt)

楽しい誘拐?!

とっても楽しかった!笑いあり涙あり。
大満足でした。
人のあたたかさを思い出す本です。
大誘拐 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 大誘拐 (角川文庫)より
4041466016

その他、Amazon書評・レビューが 70件あります。
Amazon書評・レビューを見る