サナキの森

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種別
長編
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3,365回
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あらすじ

2017年10月28日 サナキの森 (新潮文庫)

祠に隠した鼈甲の帯留めを見つけて欲しい―。それが売れない小説家のおじいちゃんが残した遺言だった。仕事にも恋にも破れて引きこもり生活を送る二十七歳の荊庭紅は、遺言に従って遠野を訪れ、この地の旧家で起こった八十年前の不可解な猟奇殺人事件を知る。それは祖父が書いた淫靡な怪奇小説『サナキの森』の「呪いによる殺人」に酷似していて…。第一回新潮ミステリー大賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

評判

サナキの森の評価:

7.00/10点 レビュー 1件。 C ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.00pt

サナキの森の総合評価:

5.55/10点 レビュー 11件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.10
(3pt)

邪魔にすら感じる彼女の事情

作家だった祖父に託され,孫娘たちが探し物と探偵の真似事を…という物語ですが,
ラノベ風のキャラクタや言い回しは,旧仮名遣いの作中作との対比効果はあるものの,
シリアスなミステリへの期待が強いと,カバー絵を含めて戸惑いを抱くかもしれません.

また,そのノリでたびたび挟まれる彼女の恋愛事情や,卑屈で自虐的な自分語りは,
青春小説にしたいのか,それでも興味は向かず,ダラダラした様子は邪魔ですらあり,
それらを絡める幕引きも,触れたからには…とはいえ,どうしても違和感は拭えません.

一方でミステリについては,過去の事件に流れるも,最後は始まりの物探しへと収束.
事件よりも祖父の思い,そしてその背景にあった古き因習と男女の謎が軸となっており,
こちらは話の組み立てやゾクリとする作中作など,うまくまとまっていた印象を受けます.

ただ,昔も昔だけに推測とされるも,事件のトリックについては『穴』があるようで,
それを導き出した人物にしても,顔が見えず,話に都合のいいだけの存在に映りました.
サナキの森 Amazon書評・レビュー: サナキの森より
410338011X
No.9
(3pt)

邪魔にすら感じる彼女の事情

作家だった祖父に託され,孫娘たちが探し物と探偵の真似事を…という物語ですが,
ラノベ風のキャラクタや言い回しは,旧仮名遣いの作中作との対比効果はあるものの,
シリアスなミステリへの期待が強いと,カバー絵を含めて戸惑いを抱くかもしれません.

また,そのノリでたびたび挟まれる彼女の恋愛事情や,卑屈で自虐的な自分語りは,
青春小説にしたいのか,それでも興味は向かず,ダラダラした様子は邪魔ですらあり,
それらを絡める幕引きも,触れたからには…とはいえ,どうしても違和感は拭えません.

一方でミステリについては,過去の事件に流れるも,最後は始まりの物探しへと収束.
事件よりも祖父の思い,そしてその背景にあった古き因習と男女の謎が軸となっており,
こちらは話の組み立てやゾクリとする作中作など,うまくまとまっていた印象を受けます.

ただ,昔も昔だけに推測とされるも,事件のトリックについては『穴』があるようで,
それを導き出した人物にしても,顔が見えず,話に都合のいいだけの存在に映りました.
サナキの森 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: サナキの森 (新潮文庫)より
4101211612
No.8
(4pt)

冥婚のミステリーと恋物語

岩手の遠野を舞台に、実際に起きた「冥婚」を語る祖父の小説と、現代に生きる孫娘の推理が交互に紡がれる。
なにより注目すべきは、横溝を思わせる怪奇的な雰囲気と密室殺人の謎が、片思いの恋をモチーフとして、27歳ニートの主人公の秘められた
物語と共鳴しあうという設定にある。謎は本格派らしく、フェアな手がかりと共に読者へ差し出されているが、枠組みである主人公の
物語の方が興味深く、その意味で本作は青春小説としても読める。昔の小説の文体と、現代の若者の話し言葉の文体を巧みに使い分けつつ、ふたつの物語をリンクさせる手際は見事。次回作も読んでみたい。
サナキの森 Amazon書評・レビュー: サナキの森より
410338011X
No.7
(4pt)

冥婚のミステリーと恋物語

岩手の遠野を舞台に、実際に起きた「冥婚」を語る祖父の小説と、現代に生きる孫娘の推理が交互に紡がれる。
なにより注目すべきは、横溝を思わせる怪奇的な雰囲気と密室殺人の謎が、片思いの恋をモチーフとして、27歳ニートの主人公の秘められた
物語と共鳴しあうという設定にある。謎は本格派らしく、フェアな手がかりと共に読者へ差し出されているが、枠組みである主人公の
物語の方が興味深く、その意味で本作は青春小説としても読める。昔の小説の文体と、現代の若者の話し言葉の文体を巧みに使い分けつつ、ふたつの物語をリンクさせる手際は見事。次回作も読んでみたい。
サナキの森 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: サナキの森 (新潮文庫)より
4101211612
No.6
(4pt)

冥婚をベースにしたところが秀逸!

最初は、ラノベ文体と旧字体に疲れてしまいました。
が、読み進めるうちに、そんなことは気にならなくなるくらい引き込まれました。
冥婚がからんだ動機が新しい。そして切ない。

レビューにあったトリックの庇護、気付きませんでした。修正されているのかな??
サナキの森 Amazon書評・レビュー: サナキの森より
410338011X

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