東京自叙伝

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種別
長編
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あらすじ

2014年05月02日 東京自叙伝

明治維新から第2次世界大戦、バブル崩壊から地下鉄サリン事件に秋葉原通り魔殺人、福島第1原発事故まで、帝都トーキョウに暗躍した、謎の男の無責任一代記!史実の裏側に、滅亡する東京を予言する、一気読み必至の待望の長編小説!!(「BOOK」データベースより)

評判

東京自叙伝の評価:

9.00/10点 レビュー 1件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点9.00pt

東京自叙伝の総合評価:

7.41/10点 レビュー 29件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

指定の条件による感想はありませんでした。

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.28
(3pt)

共同幻想が主人公の小説。

奥泉光さんの本です。
基本ルールとして、この本にでてくる人物たちは、それぞれリンクしています。
といっても、そのリンクの仕方が独特で、
「自意識」というものが、輪廻していくという意味で、リンクしているのです。
このリンクについては、作者は「地霊」だとか、いろいろと合理的な理屈をつけようとしつつ、でも、決定的な結論を述べることはありません。
とはいえ、我々の「自意識」や「アイデンティティ」というのは、実は共同幻想にも支えられている面もあるわけで、
その共同幻想がリンクしていく、という感じですね。
東京に巣くった「地霊」っぽい「自意識」というか、共同幻想が主人公の物語であります。
また、基本は人間ですが、ネズミやら猫やらにも自意識が輪廻していくことがあります。

登場人物たちは、東京になぜか強く惹かれているけど、でも憎んでもいたりして、
そういう人物が、明治、大正、昭和、平成と、それぞれの時代で、おのおのが歩んだ歴史を語る感じになっています。
ただ、やたらと歴史的事実に「実は、それは私がいっちょ噛みしてまして」「実は、これは私の発案で」的な自慢話っぽいのが、かなり挟まってくるので、「うぜえ」と感じるところであります。
また、東京に、原発を誘致しようとか、そういう話になったりして、さりげなく3・11の福島原発のことを語っています。
さらに、最後の方になると、地方都市も東京化しているため、登場人物たちが地方に発現したりして、
だんだんと意識が拡散していく感じも、なかなか面白く思いました。
最初は、かなりかちっと世界観を作り込んでいるのですが、最後の方には、その世界観が崩れていくというか、
お約束が平気で破られていく感じというか、
物語の疾速感というか、ドライブ感が、なかなか面白く思いました。
東京自叙伝 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 東京自叙伝 (集英社文庫)より
4087455858
No.27
(3pt)

共同幻想が主人公の小説。

奥泉光さんの本です。
基本ルールとして、この本にでてくる人物たちは、それぞれリンクしています。
といっても、そのリンクの仕方が独特で、
「自意識」というものが、輪廻していくという意味で、リンクしているのです。
このリンクについては、作者は「地霊」だとか、いろいろと合理的な理屈をつけようとしつつ、でも、決定的な結論を述べることはありません。
とはいえ、我々の「自意識」や「アイデンティティ」というのは、実は共同幻想にも支えられている面もあるわけで、
その共同幻想がリンクしていく、という感じですね。
東京に巣くった「地霊」っぽい「自意識」というか、共同幻想が主人公の物語であります。
また、基本は人間ですが、ネズミやら猫やらにも自意識が輪廻していくことがあります。

登場人物たちは、東京になぜか強く惹かれているけど、でも憎んでもいたりして、
そういう人物が、明治、大正、昭和、平成と、それぞれの時代で、おのおのが歩んだ歴史を語る感じになっています。
ただ、やたらと歴史的事実に「実は、それは私がいっちょ噛みしてまして」「実は、これは私の発案で」的な自慢話っぽいのが、かなり挟まってくるので、「うぜえ」と感じるところであります。
また、東京に、原発を誘致しようとか、そういう話になったりして、さりげなく3・11の福島原発のことを語っています。
さらに、最後の方になると、地方都市も東京化しているため、登場人物たちが地方に発現したりして、
だんだんと意識が拡散していく感じも、なかなか面白く思いました。
最初は、かなりかちっと世界観を作り込んでいるのですが、最後の方には、その世界観が崩れていくというか、
お約束が平気で破られていく感じというか、
物語の疾速感というか、ドライブ感が、なかなか面白く思いました。
東京自叙伝 Amazon書評・レビュー: 東京自叙伝より
4087715590
No.26
(4pt)

饒舌な語り口で一気に読ませるエンタメ作

「純文学」と言う視点でどうなのかはわからないが、作者特有の饒舌な語り口で一気に読ませるエンタメ作。

 これも「地霊」と言う視点で学術的にどうなのかはわからないが、実在した人物を含め地霊が実態化したものとして同一の私として語られる「東京」の自叙伝とは斬新で、タイトルでは全く予想も付かなかった。内容は現代史の実録ルポみたいなものではあるが、とても楽しく読ませてもらった。地霊であるから人間の道徳など無関係と言う免罪符を持ち、自分勝手に暴れ回る無責任ぶりは、ある意味痛快。

 もともと太古から東京に存在し動物でもあった地霊が、福島原発事故を鼠として体験し、原発作業員となる最終章は、分量は乏しいが、東京が繁栄の影で実は滅んでしまうと言う、未来予言のような内容で、オリンピックが延期となった今読むと、暗示的で実に興味深い。ただ、エンタメ作としては尻切れトンボな感は否めないと思う。
東京自叙伝 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 東京自叙伝 (集英社文庫)より
4087455858
No.25
(4pt)

饒舌な語り口で一気に読ませるエンタメ作

「純文学」と言う視点でどうなのかはわからないが、作者特有の饒舌な語り口で一気に読ませるエンタメ作。

 これも「地霊」と言う視点で学術的にどうなのかはわからないが、実在した人物を含め地霊が実態化したものとして同一の私として語られる「東京」の自叙伝とは斬新で、タイトルでは全く予想も付かなかった。内容は現代史の実録ルポみたいなものではあるが、とても楽しく読ませてもらった。地霊であるから人間の道徳など無関係と言う免罪符を持ち、自分勝手に暴れ回る無責任ぶりは、ある意味痛快。

 もともと太古から東京に存在し動物でもあった地霊が、福島原発事故を鼠として体験し、原発作業員となる最終章は、分量は乏しいが、東京が繁栄の影で実は滅んでしまうと言う、未来予言のような内容で、オリンピックが延期となった今読むと、暗示的で実に興味深い。ただ、エンタメ作としては尻切れトンボな感は否めないと思う。
東京自叙伝 Amazon書評・レビュー: 東京自叙伝より
4087715590
No.24
(4pt)

卓越した発想

こんな視点で書かれた小説は初体験でしたので、あえて説明しません。終わり方が良ければ★5にしたのに。
東京自叙伝 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 東京自叙伝 (集英社文庫)より
4087455858

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